BSV

Bitcoin SV (BSV) の 公式クライアント (Bitcoin Core / bitcoin-cli) が、いつまで待っても Linux 版しか提供されない事に業を煮やし、なにか変則的な方法でコインの移動が出来ないものか?と模索し、このページに書いた方法を思いつき、試してみた。

※補足: このページは前回更新「Bitcoin core (bitcoin-qt) から Electrum へ、秘密鍵を使って残高を移動させる手順」のつづき・・・・というか応用編であり、大半の内容が被っている。

このページの内容とまとめ

まとめここまで。以下本文

実際に行った手順

以下、
bitcoin-qt は Bitcoin Cash のものを、
Electrum は Bitcoin SV のものを利用して手順解説している。
OS には Windows 10 を利用している。

前準備: 残高の入っているアドレスを確認する


※ ハードフォーク以降コインを動かしていない場合

ハードフォーク以降コインを動かしていなければ、Wallet に残高が残っているはず。この場合、まずBCH の Bitcoin core を起動する。

bitcoin core のオプションを開く。
コインコントロールを有効にする
▲クリックで拡大
「ウォレット」の「コインコントロールを有効にする」にチェックを入れる。

コインコントロールを有効にすると、「送金」時に持っているアドレスの残高を確認できるようになる。
アドレスの残高を確認できる
▲クリックで拡大
ここで残高とアドレスをメモしておく。

※ 既に残高がゼロ、もしくは残高が分からない場合

  • Bitcoin Cash は 2018年11月に Bitcoin ABC と Bitcoin SV にハードフォークしている。(※現在では Bitcoin ABC が Bitcoin Cash となっている)
  • 私の場合、Bitcoin SV の Wallet を用意する前に、Bitcoin Cash側の残高をほぼ全部、移動させてしまっていた。2019年8月時点、Bitcoin SV の 公式クライアントのバイナリは Linux版のみ。自分でWindows用クライアントをビルドするのも、Linuxマシンを用意してコマンド打ちながらブロックチェーンを同期させるのも面倒くさい。

こんな場合は
 1. bitcoin core に残っている取引履歴をもとに
 2. ブロックチェーンエキスプローラーを使い
 3. どのアドレスに、どれだけ残高があったのか
という流れで調べるしかない。

ブロックチェーンエキスプローラーはBTC.comなど1ページに沢山アドレスを掲載してくれる所を選ぶのが便利。
アドレスの残高を確認できる
▲クリックで拡大

  • 今回の私の場合、
  • 私の場合、2014~2015年にファウセットで遊びまくっていた事もあり、(当時の価値で1~10円程度の) 200件近い入金記録があるのだ。
  • 入出金が激しいアドレスを確認する場合、1ページに5~10件しか表示してくれないブロックチェーンエキスプローラーでは、全部の残高をチェックするのはとても大変。

残高のあるコインアドレスを全部洗い出せたら、次に進む

Bitcoin core で秘密鍵を生成する

bitcoin core  のデバックウインドウで以下を入力する

bitcoin coreでの作業はここまで。

Electrumで秘密鍵をインポートする

秘密鍵インポートの手順は以下
dumpprivkey
▲クリックで拡大
「ウォレット」>「秘密鍵」>「スイープ」
 ※ Electrum の秘密鍵インポートは、「スイープ」と呼ぶ。


秘密鍵スイープ用の画面が表示される。

秘密鍵のスイープ
▲クリックで拡大


スイープが終わると、送金画面が表示される。

送金画面
▲クリックで拡大


送金ボタンを押すと、警告ダイアログが表示される。
Avoid Coin Loss
「OK」を押す。
※ダイアログには、『コイン消失に繋がる「ありがちな失敗」の例がリンク先に記載されています。十分注意してください。』と書いてある。

※上記ダイアログの全文和訳


次にパスワードの入力を求められる。
パスワードの入力
Wallet 作成時に設定したパスワードを入力する。

送金処理が開始される。
Avoid Coin Loss
この段階では、クライアント側の処理が正常に終わった状態。
この後、ネットワーク上で承認作業が行われ、無事コンフォームが終了すると全ての作業が終了となる。

緑の「レ」が付いたら承認完了。
dumpprivkey
▲クリックで拡大
送金額や残高が正しいか確認し、間違いがなければこれで終了。
※ 送金手数料が引かれるので、金額は若干減ってしまう。

手順紹介は以上。

おまけ: Bitcoin SV のコインスプリットメモ

Bitcoin SV には、前述した「コイン消失の危険性」を回避するため、「Split」という手段が提案されている。
ElectrumSV にも、この「Split」機能が搭載されている。
Bitcoin SV のコインスプリットメモ
▲クリックで拡大
※ 私の場合、このページで書いたような手段でコインを移動させ、BCHとBSVは異なるアドレスで管理できるようになっている。なので、(自分の考えが正しいかどうか確信はないが) この「Split」は必要ないと思っている。

上記を書き起こし&意訳した内容

あとがき

冒頭にも書いたが、コインアドレスが変わったり、fee を取られたりと、秘密鍵を使ったコイン移動のわりにスマートじゃないなあ・・・・という感想を持った。それでも、とりあえず無事全部のBSVを Windows 上で移動できたので良しとする。

このページは以上。