2015.01.20: 古くなった情報の修正

DVDをコピー・リッピング出来るフリーソフト「DVD Decrypter」の紹介です。
主な用途はDVDのバックアップ、コピーになります。

DVD Decrypter(ディクリプター)の起動画面
DVDのコピーができるフリーソフト:DVD Decrypterの起動画面
▲クリックで拡大

注意:DVD Decrypterは開発中止しています
DVD Decrypterは2005年に開発中止になりました。最近のスーパーマルチドライブ、ブルーレイドライブなどには対応していません。 
現在でもリッピングは可能ですが、ライティング機能は正常に作動しないものと考えておきましょう。
現在はリッピング機能を省き、ライティング機能を重点的に発展させたImgBurnというフリーソフトを開発されています。
注意: 2012年10月1日から著作権法の一部が改正されます。「技術的保護手段」が施された市販DVDのコンテンツを複製する行為は、個人用途や家庭内利用の範囲から外され、違法となります。
  • Discの複製・変換を行う場合は、自作DVDや家庭用ビデオカメラで個人的に撮影したデータなどで利用するようにして下さい。

Decrypterのダウンロード

DVD Decrypterの最終バージョンは、以下からダウンロード可能です。
リンク: DVD Decrypter 3.5.4.0

DVD Decrypterのインストール

手順の解説ページを設けました。
DVD Decrypterのインストール方法

DVD Decrypterの設定(重要)

DVD Decrypterを利用する際、以下の設定に注意してください。
DVD Decrypterの設定1
▲クリックで拡大
[General]・[一般]タブ

設定その2
DVD Decrypterの設定2: CSSの設定
▲クリックで拡大
[CSS]タブ

最低限の設定する項目は以上です。
DVD Decrypter を使い始める前に、上記の設定は施しておきましょう。
以下、DVD Decrypterの使い方紹介です。

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DVD Decrypterの使い方

DVDのコピー方法のみ、集中して簡単に解説します。

ドライブにDVDをセットしてDVD Decrypterを起動します。
DVD Decrypterの使い方: 起動画面
▲クリックで拡大
何にもしなくてもDVDが認識されます。

保存先を決定します
DVD Decrypterの使い方: 保存先を決定する図
▲クリックで拡大
コピーしたいファイルを選択(反転)して (1)を押します。
(慣れるまでは全ファイル選択でもOKです)
「フォルダの参照」画面が開いたら (2)のようにコピーしたファイルの保存先を選び「OK」を押します。

選択するファイルに迷った場合は、次項の手順を試します。

DVDコピーする時の簡単ワザ

DVDの中身(ファイルや拡張子の意味)が良く解らない人でも、以下の超便利機能を使えば、簡単にコピーするファイルを決定できます。

例) PC再生用に(本編だけ)コピーしたい場合
DVD Decrypterの使い方: 本編だけ指定する方法の図
▲クリックで拡大
[編集]>[メインムービーファイル]を選択します
( 英語の場合は [Edit]>[Select Main Movie Files] )
(DVD-Rにコピーしたい場合は「Select Main Movie Files+IFOs」を選択します)

[メインムービー]を選択した結果
DVD Decrypterの使い方: 本編のみを選択した図
▲ムービーの本編部分だけを自動で選択してくれました。
本編映像だけコピーしたい時には非常に便利です。
フリーソフトなのに、なかなか高機能です。

コピーするファイルの選択が終ったら、いよいよコピーを開始します。

コピー開始手順
DVD Decrypterの使い方: コピーを開始するときの手順図
▲クリックで拡大
あとは[File]>[Decrypt]または画面下のコピーボタンをクリックします。

リッピング(DVDのコピー)がスタートします。
DVD Decrypterの使い方: コピー中の画面
▲クリックで拡大

2時間の映画は、通常おそよ10分程度でリッピング終了します。
(結構メモリを食うので、コピー中は他の作業はしない方が無難です。)

終了ダイアログ
DVDコピーが完了した時のダイアログ
▲軽快な音楽が鳴って終了のダイアログが出たらコピー完了です。

出来上がったファイルの確認
リッピングデータの確認画面
先に指定した保存用のフォルダを開いてみると、無事リッピング・DVDのコピーが出来ていることが確認できます。

DVDをリッピング(コピー)した後はどうする?

  1. HandBrakeなどを利用してaviやmp4に変換
  2. ImgBurn等を利用しそのまま2層式DVD-Rにライティング(先にISO化推奨)
  3. DVD Shrinkを利用して1層式(4.7GB)DVD-R用のデータに変換
  4. DG-Index等を利用し中間ファイルを作成、様々な変換ツールで読み込み可能な状態にする
  5. DVD オーサリングツール に読み込ませ、オリジナルのメニュー付け再度DVD化する

DVD DecrypterはDVDデータのコピー・リッピングに特化したソフトなので、コピー後は別のツールを利用する必要が出てきます。上記はその代表的な例で、いずれもフリーソフトです。

注意
DVD Decrypterのライティング機能を使ってDVD-Rに焼くのは非推奨です。2005年に開発停止し、最近のDVDスーパーマルチドライブ等に対応していません。(ImgBurnをインストールしている場合は大丈夫)

サイト内関連ページ

 ・DVD コピー フリーソフト まとめ

最後におやくそく

市販DVDのプロテクトを解除し複製する行為は違法です。また技術的保護手段の回避(「不正競争防止法違反」)に該当する可能性があり、営業上の利益侵害で損害賠償の対象となる場合があります。
同ツールの利用は自分で撮影したDVDのコピー・編集等、私的利用の範囲内にとどめましょう。他者が著作権を持つコンテンツは、貸与・譲渡・販売・上映・ネット公開などは厳禁です。
今後の法改正により、この法律はさらに厳しくなる可能性があります。絶対に悪用してはいけません。