3月27日から、日本でも Internet Explorer(IE)の自動アップデートがスタートし、「Windows XPではIE8へ」・「Windows Vista/7 ではIE9へ」更新される事になり、またAdobeよりFlash PlayerのIE6サポート終了のアナウンスもでました。 ちなみに自動アップデートは当初、「ほぼ強制的に」と言われていましたが・・・これ全然強制的じゃないんですね(^_^;

今の所、新しいIEへの移行者は少なめ?

今回の自動インストールは強制的なものではなく、「IE の自動更新で「インストールしない」を選択したことがある場合は対象とならない。」(引用元:6.1%からどれだけ減るか:日本マイクロソフト、IEの自動アップグレードを開始 -ITmedia +D PC USER)
ってな感じで、今の所この自動アップデートでIEを更新するユーザーは殆どいないみたいですね。それとも「順次自動アップグレードを行う」ってのは相当ゆっくりしたペースなのかしら?

このサイト内での観測結果
IE7、IE6利用者の割合
▲クリックで拡大
直近3日間の、このサイトのアクセス解析データ。 (IEユーザーは全体の54%)
全IEユーザーの中で、IE7利用者は6.75%、IE6利用者は5.00%
1~2月頃と変わらないデータ。IE8以降への移行は全然進んでいない感じですね。。。

それでもここ数日、IEのアップデート関連の情報を集める為にこのサイトを訪れる人が多くなっている傾向がありますので、これを機に新しいIEを使おうとされている方もそれなりにいらっしゃる感じ。

今の所 大きな動きは無いようですが、今週末から徐々に移行していく人が増えていくのかもしれません。

Flash PlayerのIE6対応終了・・・!

(英語サイト 2012年3月27日付け)An Update for the Flash Player Updater « Adobe Secure Software Engineering Team (ASSET) Blog
最新のFlash Player 10.3および11では、今後IE6はサポートされない事が明言されています。現時点でも多くのサイトがIE6非対応となっていますが、今後はFlash Playerを利用したサイト全てが非対応になりそうです。

また以下は「少し古めのXPマシン」にIE8を利用する場合のTips関連
(サイト内 過去記事紹介)

古いXP環境にIE8をインストールする場合のチェック項目

 ・IE8 が遅い・重い→高速化・軽量化させる4つのTips
 ・Windows7 のIE8が遅い・重い場合の解決方法
  ▲「古いXP環境にIE8をインストールする場合」のチェック項目を記した
    ページへのご案内です。
ブラウザが更新されたら重くなっちゃった!遅くなっちゃった!
てな場合でも、メモリを512MB以上搭載しているXPマシンならば、上記2ページの内容を確認・実行すれば、IE6・IE7より軽くなります。
(ある程度のパフォーマンスのあるPCならば、IE8の方が軽い)

しかし、搭載メモリ256MBクラスのPC(2002~2004年頃のモノ)では、上記を実行しても作動は厳しい感じ。(XP SP3自体、256MBでの作動は苦しいので仕方が無いです・・・)
このクラスのPCは、ネット接続からは引退させるか、Linux系の軽いOSでネットを利用するか、相当慎重にセキュリティ対策を行う必要がありそうです。

IEの自動アップデートでインストール出来ない場合

過去には
 1. 古いセキュリティソフトを利用している場合
 2. 一部のWindows Updateの影響
などで IE8へのアップデートが正常に終了しない事がありました。

「2007~2008年頃から(ウィルスパターンの更新はしていても)セキュリティソフト自体のアップデートを行っていない」なんて場合は、一旦セキュリティソフトを削除してIEの更新を行う必要があるかもしれません。
また、一部のWindows Updateは一度削除する必要が出てくるかもしません。
(この辺はまあ、予想です。今の所問題なさそうです。)