前回エントリー「【自己責任で】ニッケル水素充電池に活入れ」で復活させた電池の性能確認をしている際に、図らずもiPhoneバッテリーも元気を取り戻してくれました。新品の頃と同じくらいにバッテリーが持ちます。今回はその辺の所を紹介します。
前回エントリ同様、これも危険な行為になります。試したい人は自己責任で行って下さい。
最初に注意
- ここで紹介する技は「バッテリーを過充電する」という行為です。
- 既に何度も過充電されたバッテリーでは、効果がありません。
- 過充電を繰り返したバッテリーは、急激に劣化します。効果が出なかった場合は諦めましょう。何度も繰り返すと、逆にバッテリーの性能を低下させます。最悪の場合は、バッテリーの膨張や破裂を引き起こします。
準備するもの
- コンビニで売っているスマホ用充電器
このタイプは、タイマー制御も回路制御も行われていない。
つまり充電を自動的に終了しない。
3本タイプを選択したのは、ニッケル水素充電池でも直列で3.6Vの電圧を出せるから。(近所のコンビニで売られていた4本タイプは、iPhoneやAndroidに未対応な2本直列X2のものだった) - 乾電池
新品のアルカリ電池、または充電したてのニッケル水素充電池 - iPhoneのバッテリー残量は60%以上に
- 完全なリフレッシュを行いたい場合は、
1. 最初に0%までバッテリーを使いきり、
2. その後専用の充電器で60%程度まで充電しておく。
コンセントからの供給で30~40分くらい - iPhoneのバッテリー残量が60%以下だと、コンビニ充電器で満充電になる前に電池切れになる
- 完全なリフレッシュを行いたい場合は、
活入れ方法
- 上記で用意した、タイマー制御も回路制御も行われていない充電器で、普通に充電を行う。
- 新品の乾電池を使うと、通常は1時間ほどでiPhoneのバッテリーは100%まで行くが、そこから更に30分~1時間ほど充電を行う。
- コンビニ充電器の取説には「2時間以上充電しない事」と注意書きがある。その時間を超えないようにしておこう。
- 充電中はiPhone から不自然な発熱が無いかキチンとチェックしておこう。
▲充電中の写真。
スタート時のバッテリー残量の位置に付箋を付け、タイマーをセットし、(あと数分おきに手で触って温度を確認したりして) 充電し過ぎないよう細心の注意を払っています。
あんまりやり過ぎると、iPhone側のバッテリーに深刻なダメージが加わるので注意すること。もっとやり過ぎるとバッテリーが破裂したり火災の原因になるので、注意する事。ほどほどの所でやめておく。
(事前テストを行い、同充電器はiPhone4の充電を50%回復できる事を確認し、iPhoneのバッテリー60%の状態から充電をスタートさせるようにした。(つまり10%分の電力を過充電してみた) )
活入れ後
私の所有するiPhone4の場合
1年半の利用で少し元気が無くなったiPhone4のバッテリーが、購入時と同じレベルまで元気を取り戻しました。電池の減り具合が非常にゆっくり。
最近は毎日充電が必要なカンジだったのに、通常利用で2日半くらい持つペースです。
過充電状態で放置しない
過充電状態で放置しておくのは大変危険な行為です。この小技を利用した場合は、充電直後に負荷の高いアプリやフラッシュ付き動画撮影などを利用して、ほどほど(電池残量80%)の所までバッテリーを減らしておこう。
その際にも、iPhone から不自然な発熱が無いかキチンとチェックしておこう。
最後にも注意事項
過充電はバッテリーにダメージを与える危険な行為です。
電池が急激に劣化したり、膨張したり、最悪の場合は破裂を起こす行為です。
安全に配慮して、自己責任で行う必要があります。安易な気持ちでマネしないようにして下さい。
また、このような行為は通常の充電300~400回に対し1回行えば十分だと思っています。
その他: 普段の充電で気をつける事
iPhoneなどに使われているリチウムイオン電池は、満充電の80%~20%くらいの間で繰り返し充電するのが、一番長持ちします。
普段は、100%まで充電せず、また0%になる前に充電するように心がけるようにしておきましょう。