2024年6月の Windows Update メモページ。
「作っておかないと自分が困る」という事態が発生するため、個人的に必要が生じた際に、必要最低限のレベルで作成を続けています。
まえおき
- 以前のような更新頻度と更新スタイルは期待しないでください。時間に余裕のある時に限り作成・更新する、という感じです。
- 各更新プログラムの概要リンクは英語ページに飛ぶように設定しています。
ページ内リンク
今月の注意事項
Windows 10 バージョン 21H2 は エンタープライズ版もサービス終了
Windows 10 バージョン 21H2 (エンタープライズ版) は、セキュリティ更新も含め 2024 年 6 月 11 日にサービスが終了する。
Windows 11 バージョン22H2 は、今後セキュリティ関連の更新のみ(延長)
Windows11 バージョン22H2の機能更新(オプションの非セキュリティ プレビュー リリース)の配信は、2024年6月26日まで。
※以前は 2月27日までとされていたが、延長された。
※2024年7月以降はセキュリティ関連の更新プログラムのみが配信される。
Windows 11 および 10 不具合情報
Windows 11、10 をメジャーアップデートする際は、以下のような情報ページに目を通し、自分の環境で大きな問題が発生しないか、対処方法はあるのか、などをチェックする。
- Windows 11, version 23H2 known issues and notifications | Microsoft Learn
- Windows 10, version 22H2 Known issues and notifications| Microsoft Learn
今月分のメモ
- 手元の環境ではスムーズに更新できた。
多くの環境に影響を及ぼすような問題はないと思われる。
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6月12日配信分 (月例更新)
共通項目(配布される更新プログラム)
- 全OS共通
- 悪意のあるソフトウェアの削除ツール
KB890830
- 悪意のあるソフトウェアの削除ツール
Windows 11 バージョン 22H2 / 23H2
Windows 10 バージョン 22H2
- KB5039211 概要/ダウンロード
2024-06 Windows 10 22H2 の累積更新プログラム
- オフラインOSイメージサービスの場合、更新には以下のいずれかが必要になる
- 2022年3月22日(KB5011543)以降のLCU
- または 2022年5月10日SSU(KB5014032 )
- WSUS、Microsoft Updateカタログの場合
この更新プログラムを適用する前に、最新のサービススタック更新プログラム(KB5003173)を適用することが推奨される (Windows Updateを使用している場合は自動で提供される)
- WSUS や Microsoft Update カタログからスタンドアロンパッケージで更新プログラムを適用する場合の条件は以下
- 2021年 5月11日 リリースの KB5003173 がインストールされていればOK
- KB5003173 がインストールされていない場合
2021年 8月10日 リリースの KB5005260 をあらかじめインストールしておく必要がある。
- WSUS や Microsoft Update カタログからスタンドアロンパッケージで更新プログラムを適用する場合の条件は以下
- 発生する問題:
- ※先月より引き続き発生
デスクトップ アイコンの配置に異常が出る
- 複数のモニターを使用している環境で Copilot in Windows (プレビュー)を使用すると発生する
- デスクトップ アイコンがモニター間で予期せず移動したり、アイコンの配置に問題が発生する場合がある。
- この問題を回避するため、Windows の Copilot の利用ができなくなっている環境もある。
- 今後のリリースで解決予定
- ※先月より引き続き発生
Copilot in Windows (プレビュー) が利用できない
- 前述の問題以外に、Copilot in Windowsにアクセスするには、タスクバーが画面の上部または下部に水平に配置されている必要がある。
タスクバーが画面の右側または左側に垂直に配置されている場合、Copilot in Windows にアクセスできない。
- 前述の問題以外に、Copilot in Windowsにアクセスするには、タスクバーが画面の上部または下部に水平に配置されている必要がある。
- ※先月より引き続き発生
ユーザー アカウントのプロフィール写真を変更できなくなる場合がある
- プロフィール写真を変更する操作を行うと、エラー コード 0x80070520 が表示される。
- 現時点では、回避方法は不明。
- 今後のリリースで修正予定。
- ※先月より引き続き発生
一部の Windows デバイスで、ノード検出ができなくなる
- DHCP オプション 235を使用し、ノード 検出に Microsoft Connected Cache (MCC) を利用するPC環境の一部で発生。
- KB5034203 (2024 年 1 月 23 日) 以降の更新プログラムをインストールすると発生する。
- MCC および DHCP オプション 235 は、通常エンタープライズ環境で使用される。家庭環境のPC等では、この問題が発生する可能性は低い。
- 今後のリリースで修正予定。
- 自力で問題を軽減する場合1
DOCacheHostSource を1に設定するか、削除する。
関連リンク1 関連リンク2 - 自力で問題を軽減する場合2
サポート チャネルから入手できるグループ ポリシーを使用すると、この問題が軽減できる。ビジネス向けサポートページ
- 自力で問題を軽減する場合1
- ※先月より引き続き発生
- オフラインOSイメージサービスの場合、更新には以下のいずれかが必要になる
Windows 8.1 / Windows 7
Microsoft Security Essentials (KB2310138) 配信あり。
Microsoft Defender Antivirus (KB2267602) 配信あり。
悪意(KB890830)配信あり。
※「有償サポート延長プログラム」に加入した環境には、最新の更新プログラムが配布される場合もあるが、ここでは割愛する。
Windows Update が終わらない (サイト外)
何度も再起動が行われ、Windows Update が終わらない
- Windows 10/11 にて、2023年9月頃から Windows Update の再起動が 1回では終わらず、何度も繰り返される、まったく終わる気配がない・・・・ という症状を、ネット上で何件か見かけるようになっていたが、以下が原因のケースが多いようだ
- 上記に当てはまらない場合 (サイト内)
- Windows update後に起動しない、再起動ループする
Windows 7 の場合 / Windows 10、8.1 の場合
- Windows update後に起動しない、再起動ループする
Windows Update に失敗する場合 (サイト内関連)
今月固有の問題はほぼ発生していないものと思われる。Windows Update が失敗を繰り返したり、何か問題が発生する場合、まずは以下のような一般的な対処方法を試してみる。
エラー 0x800f0922 の場合
- CPU脆弱性修正パッチが出た後や、セキュアブートに問題がある場合
- >> BIOS アップデートもしくは Windows 11, version 22H2 known issues and notifications | Microsoft Learn
- その他、一般的な対処法
その他の問題の場合
- Windows Update のエラーコード別対処方法
- Windows updateができない・失敗をくりかえす時の一般的な対処方法
- Windows Updateが終わらない問題の対処方法 (2018年版)
- エラーコード別の対処方法
- コマンドプロンプトで修正する (Windows10以降では非推奨)
- Windows update後に起動しない、再起動ループする
Windows 7 の場合 / Windows 10、8.1 の場合 - 本格的なPCメンテナンスを行う場合
Windows10/8.1の調子が悪い時に行う本格的なPCメンテナンス
先月から引き続き掲載する項目
以下、過去の更新より、重要なものをピックアップし、今月も再掲載する。
- ※2023年10月より引き続き掲載
2023/10/11 Windows 8.1 / 7 用 Microsoft Edge 延長サポート終了
- これ以降、致命的な脆弱性が発見された場合でも (恐らく) 修正されない。
- ※2023年2月より引き続き掲載
Windows 10 にて、Internet Explorer 11 (IE11) が完全に無効化された。
- ※ IE11 の完全削除は 2023年6月13日の予定
※ サポート期間は、2022年6月16日 で終了している
※ 順次対応との事で、もうしばらくIE11 が起動できる環境はあるかもしれない
※ Windows 8.1、Windows 7 Extended Security Updates、Windows 10 中国政府エディションは対象外。まだIE11 が利用可能。
- ※ IE11 の完全削除は 2023年6月13日の予定
- ※ 2020年7月より引き続き掲載
セキュリティ上の脆弱性のため、すべてのWindows UpdateでRemoteFX vGPU 機能が無効になる。(参考リンク:KB4570006)
- RemoteFX vGPUが有効になっている仮想マシン (VM) は起動失敗する
- ※ 2020年8月より引き続き掲載
Microsoft Defender Antivirus は手動で無効化できなくなった
- 「Microsoft Defender Antivirus」を無効化するレジストリは非推奨、アップデートで削除へ - 窓の杜
サードパーティーソフトを検知すると自身を自動で無効化する仕組みになっている部分はそのまま。レジストリキー「DisableAntiSpySware」が削除された
- 「Microsoft Defender Antivirus」を無効化するレジストリは非推奨、アップデートで削除へ - 窓の杜
- ※ 2020年10月より引き続き掲載
一部ドライバーのインストールでエラーが出るようになった。
- Windows 8.1/10 共通:ドライバーの署名検証が厳格になったため、不適切なフォーマットのドライバーをインストールするとエラーが表示されるようになった。(つまり不具合ではなく、ドライバーベンダー側のミスに対し厳格になった)
- ※ 2022年11月より引き続き掲載
Windows 10 の IE11、サポート終了
- マイクロソフトがブラウザ「IE11」のサポートを終了、新ブラウザ「Microsoft Edge」が起動 | Web担当者Forum
- 米国マイクロソフトは、ウェブブラウサ「Internet Explorer(IE)11」のサポートを6月16日(日本時間)に終了する。
同日以降に順次、IE11を起動しようとすると、新ブラウザ「Microsoft Edge」が起動するよう変更される。そのため、IEのみで動作するコンテンツが閲覧できなくなる。ただ、Edgeに搭載する「IEモード」で閲覧は可能。同モードは2029年まではサポートされる。
- 米国マイクロソフトは、ウェブブラウサ「Internet Explorer(IE)11」のサポートを6月16日(日本時間)に終了する。
- Internet Explorer は Microsoft Edge へ – Windows 10 の Internet Explorer 11 デスクトップアプリは 2022 年 6 月 15 日にサポート終了 - Windows Blog for Japan
- Internet Explorer 11 デスクトップ アプリケーションのサポート終了 – 発表に関連する FAQ のアップデート - Windows Blog for Japan
- マイクロソフトがブラウザ「IE11」のサポートを終了、新ブラウザ「Microsoft Edge」が起動 | Web担当者Forum