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2007.12.06: 初出


複数のファイルに存在する文字列を、一気に置換・変換してしまうフリーソフトの紹介です。

speeeed
Speeeeed
▲上記リンク先にて配布、解説がされています。
シンプルなGUIですが、ドラッグアンドドロップにも対応していて、操作に戸惑う事は殆どありません。

speeeeedの概要

作者: 秋田 稔(Akky)
文字コード S-JIS 専用の置換ツール
ライセンス: フリーソフト
対応OS: Windows95/98/ME/NT4.0/2000/XP
※ Windows 7/8.1/10でも作動する
※ 作動しない場合はVisual Basic 6.0 SP6 ランタイムを入れてみる

Speeeedは例えばこんな時便利

HTML4.01とXHTML1.0でゴチャマゼに書いてしまった大量のコードを、手っ取り早く置換しなおしたい!とか、間違えて書いていた、手抜きしていた部分を、一気に修正したい!
なんて時に役に立ってくれます。

具体的に書くと、<br>を<br />に、<hr>を<hr />に、<fontcolor= "#ff6000">を<span style= "COLOR:#ff6000">に一気に置換・統一したい!なんて時に便利なのです。

今まで知らなかったのが勿体無かったかも

ちなみに私、かれこれ10年以上「秀丸エディタ」を愛用していて、30~40個位のTXT、HTMLファイルならマクロ組んで一気に置換しておりました。

なまじっか同じような機能を持つテキストエディタを持っていたばかりに、今までこの手の文字列置換ソフトを探した事がなかったんですね(^_^;
秀丸エディタは読み込み数に上限があって(30~40個が上限)200個、300個ファイルがある場合は何回かに手動で分ける必要があり、非常に面倒だったのです。

Speeeeedは取り扱いファイル数無限?

本日試して見た所、10~20Kb程度のテキストファイルなら、600個一気に読み込ませても大丈夫でした。Speeeeedは取り扱いファイル数に上限は無さそうです。また、フォルダごとブチ込んでもテキストファイル、非テキストファイルを自動で振り分けて置換してくれます。
また検索/置換文字列には改行コードタブコードを含ませる事ができ、複数行に渡った書き換えなども可能なようです。

更に「BREGEXP.DLL」を導入すると正規表現を使用する事が可能となり、より複雑な書換えが出来るようになります。が、正規表現というのも 覚えるのはなかなか大変なモノなので、解らない人は使わなくても大丈夫です。(覚えるとGoogle等での検索の役に立ちます)

正規表現を勉強したい方はコチラを読んでみると良いでしょう。
サルにもわかる正規表現入門
正規表現メモ
正規表現(Wikipedia)
2007.12.9追記
ひととおり上記を読んで正規表現の概念を理解できたら、以下
Perlメモ:文字の正規表現
分かりやすいというか、解らなくて困ってしまう事の具体的な解説が沢山ある。

ある日突然、Speeeeedが置換してくれなくなった

Speeeeedを愛用して3年、ある日突然Speeeeedがテキストファイルの置換をしてくれなくなりました。
全部正常に置換できるファイルもあれば、/(半角スラッシュ)や<>(半角不等号記号)などが置換対象から外れていたり・・・・謎です。

解決
いつの間にか、.txtファイルにUTF-8を使用したものが紛れ込んでいました。
これに気が付くまでに3日もかかってしまいました(^_^;
SpeeeeedはS-JIS専用のフリーソフトです。

SpeeeeedはS-JIS専用。

本日から本格的にSpeeeeedを使い色々と作業をしておりましたが、どうやらSpeeeeedは文字コード「S-JIS」専用のソフトのようで、EUCで書かれたHTML文書の2バイト文字を正しく置換してくれません。(半角英数字のみなら、EUCでコーディングされたHTML文書も置換してくれます)

EUC(おそらくUTF-8も)でコーディングされたテキスト、またはHTML文書の中から2バイト文字を置換しようと思ったら、別個のソフトで文字コードをS-JISに置換してからSpeeeeedを使用する必要があります。