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2017.01.22: 情報のまとめなおし、内容を3分割

2017.04.19: ページ構成を一部変更
2016.10.02~11.25: セーフモードをF8起動する方法など各種UEFI関連の情報を追記
2015.11.17: Windows10の情報追加。ページ構成を変更。
2013.07.14: 初出。



このページでは、(通常起動した状態の) Windows 8.1をセーフモード起動する手順を紹介しています。
※ 情報が煩雑になってきたので内容を分割し、一部を別ページに移しました。
※ 分割後のページ↓


セーフモードを起動する手順の解説は、ページ後半で行っています。
ページの前半は、セーフモードで起動する際の覚えておくべき注意事項が記載してあります。
※前半のまえおき不要な場合はこちら→ セーフモードを起動する手順

このページの内容

はじめに

「Windows 8.1 が起動できなくなった」場合のセーフモード起動方法は、別ページで紹介しています。

手順紹介ページ

以下、Windows8.1 が「通常起動できる状態」からセーフモードを起動する際の手順や、その注意事項となります。

セーフモード起動で覚えておくべき注意事項

Windows 8.1 でセーフモード起動をしようと思った場合、以下の点に注意しておきます。

覚えておくべき注意事項ここまで。
以下本文。Windows 8.1 でセーフモードを起動する手順です。

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Windows 8.1 でセーフモードを起動する手順

以下、いずれも Windows を通常起動した状態から操作を行います。

1.基本的な手順

まずはスタートメニューからセーフモードを起動する手順です。
Windows8.1のセーフモード起動方法
▲クリックで拡大
 ・スタートメニューを開き、画面右上の「電源ボタン」をクリック
 ・Shiftキーを押したまま「再起動」をクリック

この手順でWindowsを再起動させると、次回起動時は「通常のWindows」ではなく「Windows回復環境」が起動し、「オプションの選択」の画面が表示されます。

「オプションの選択」画面が表示された後の手順

オプション画面が開いた後は、以下の手順で操作します。

「オプションの選択」画面
「オプションの選択」画面
▲クリックで拡大
ここで「トラブルシューティング」を選びます。

トラブルシューティング
トラブルシューティング画面
▲クリックで拡大
この画面で「詳細オプション」を選びます。
※「PCのリフレッシュ」や「初期状態に戻す」については、次ページ「Windows10/8.1が起動しない・セーフモードでも起動できない時の対処方法」で解説しています。
不用意にこれを選択すると、後からインストールしたアプリやドライバが消え、Windows Updateも全てやり直しになってしまうので注意しましょう。

詳細オプション
詳細オプション画面
▲クリックで拡大
この画面が表示されたら「スタートアップ設定」を選びます。

スタートアップ設定
Windows8.1のスタートオプションとセーフ起動選択画面
▲クリックで拡大
「再起動」ボタンをクリックします

再起動後
Windows8.1でセーフ起動選択画面を出す
▲クリックで拡大
この画面で「4)セーフモードを有効にする」、または「5)セーフモードとネットワークを有効にする」を選択します。
※補足
「3)低解像度ビデオを有効にする」を選択してもセーフモードでは起動しません
VGAモードでセーフモード起動する場合は、こちらのページの手順を実行します。

以上でセーフモードが起動します。

2. コマンドプロンプトを利用した手順

「ファイルを指定して実行」または「コマンドプロンプト」から、
「shutdown /r /o /t 0」
と入力するとPCが再起動され、先ほどの「起動オプションの選択」画面に直行でき、そこからセーフモードを呼び出せます。

コマンドを実行すると、PCが再起動され、以下の画面が表示されます。
「オプションの選択」画面
▲クリックで拡大
この後は、前述の「1.基本的な手順」と同じ手順です。

このコマンドは、batファイルを作成してもOKです。
バッチファイル
▲上記のようなbatファイルで起動オプション画面に進めます。 なかなか便利です。
※バッチ実行で即PCが再起動されるので注意してください。

3. 「設定」画面からセーフモードを起動する

Windows 8.1の場合
チャームから「PC設定の変更」を開く手順
▲クリックで拡大
1. [チャーム]を開く
2. [設定]を選択
3. [PC設定の変更]を選択する

[PC設定の変更]を開いた後の操作
[保守と管理]>[回復]
 >[PCの起動をカスタマイズする]>[今すぐ再起動]
[PCの起動をカスタマイズする]>[今すぐ再起動]
▲クリックで拡大

PCが再起動されると、以下の画面が表示されます。
「オプションの選択」画面
▲クリックで拡大
この後は、前述の「1.基本的な手順」と同じ手順です。
 >[トラブルシューティング]>[詳細オプション]
 >[Windowsのスタートアップ設定]>[今すぐ再起動]
と進み、セーフモードを選択します。

4. msconfigを利用する場合

PC再起動で、直接セーフモードの起動が可能です。
Windows7の頃と同じ挙動です。
PC中級者以上の場合では、こちらが一般的なセーフモードの起動方法になるかと思います。

スタートメニューをクリックし、右上検索窓に「msconfig」と入力します
右上検索窓に「msconfig」と入力
▲クリックで拡大
「msconfig」というアプリが表示されるので、それを選択・起動します。

「msconfig」が起動した所
msconfigでセーフモード起動
システム構成が起動したら「ブート」タブを開きます。
「セーフブート」にチェックを入れて再起動すれば、Windowsはセーフモードで起動します。

補足注意&おまけ

  • この方法では、Windowsは常にセーフモードで起動するようになります。PCメンテナンスが終了したら、再び msconfig を起動し、セーフモード起動を解除する必要があります。
  • 以前はかな入力がONになっていて、「msこんふぃg」と入力しても msconfig を起動できましたが、現在は正しく検索できなくなっているようです。
    • 2013年頃に「msこんふぃg」で検索した時の画像
      検索窓からmsconfigを利用する
      ▲クリックで拡大

以上、ここまでがセーフモードを起動する手順の紹介です。

セーフモードが起動した後に行うこと

ここからはセーフモードが起動した後に良く行う項目のリストです。
「Windowsの調子が悪くなる直前」に行った変更を思い出し、以下の中から疑わしい部分を中心にチェック、問題を取り除いてみます。

チェックリスト

  • フォント、アイコン、デスクトップ描画、ネット接続(DNS) に異常がある
    • このケースの場合、セーフモードを起動しただけでトラブルが解消するケースが多いです。
    • セーフモード起動した後、一度そのままPCを再起動してみます。
  • ウイルスチェック
    • セキュリティソフトを最新の状態にしてウイルススキャンを行う
  • コントロールパネル
  • デバイスマネージャー起動
    • ドライバの削除または無効化
      ※セーフモードではドライバのインストールは出来ない場合が多い
    • 特にチェックするデバイス
      ビデオカード、USB、Wi-Fi、LAN機器
  • msconfig起動
  • タスクマネージャーの起動
    • 疑わしいスタートアップの停止
  • 自分で登録したスタートアップのチェック
    • 場所
      %USERPROFILE%\AppData\Roaming\Microsoft\Windows\Start Menu\Programs\Startup
  • その他復旧コマンド
    • 「sfc /scannow」
    • 「chkdsk c: /f」
    • 「DISM /Online /Cleanup-image /Restorehealth」
  • その他、直前に行ったWindowsの設定確認

これらのチェックや変更を行った後、PCを再起動し、Windowsが正常に作動するかを確認します。

このページの情報は以上です

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2018.01.22:
※Windows 10 向けに作成していますが、Windows8.1でも利用可能です。(多少UIに違いはありますが ほぼ同じ手順で実行できます。)