2018.04.12:
最近発生が確認できているWindowsのトラブル追記
このページの更新停止のお知らせ
2018.04.11:
16時: KB4093112 + wacomドライバ + Photoshop でブラシが動かなくなる。
03時: 今月の月例配信分のメモを追記
2018.04.10: Win10 v1703に KB4023814 と KB4023057。v1709への強制アップデート
2018.04.06: 初出
2018年4月の Windows Update のメモページです。
各KBの大雑把な情報、および個人的なメモや手元のPCの挙動の記録などが中心です。
お知らせ 2018.04.12
このページ (2018年4月の Windows Updateメモ) の更新は、一身上の都合により本日をもって停止いたします。このページの更新を頼りにして頂いている方々には大変申し訳なく思いますが、ご了承くださいますようお願い申し上げます。
2018.04.15 補足追記: このサイト自体の更新は今後も行う予定です。
サイト全体の更新を停止すると受け取った方もいらしたようで、お騒がせしました。更新頻度はかなり落ちますが、今後ともよろしくお願いします。
2018.04.12:
最近発生が確認できているWindowsのトラブル
この項目がこのページの最後の更新です。
まとめきれていません。
Windows Update 以外の情報も含まれています。
ユーザープロファイルの破損でログオンに失敗する
- 4月6日頃より、主にWindows7で発生 (Windows10でも発生)
- この問題がおきる事そのものは4月7日頃から把握していたものの、未だに発生条件、対処方法いずれも手掛かりすら掴めない状態。
- 後日追記
Windows Defender や MSE などに利用されるマルウェア プロテクションエンジンの更新ミスがおもな原因と思われる (現在は解消) - ただしWindows Defender や MSE 以外が原因と思われるケースも少数ながら発生しており、この期間中に別の原因で問題が発生したケースもあるとみられる。
- 後日追記
- 補足: 一般的な対処方法
KB4093112 がインストールできない
- Windows 10 バージョン1709。一部のPC環境で発生
- 先月に引き続き、以下の対処が有効な場合もある
- Windows 10 バージョン1709 が更新に失敗する場合の対処方法: 2018年2~4月版
- エラー 0x800f081f など、対処が非常に難しいエラーが発生する場合もある
- システムドライブを見失う、スタートメニューが開かなくなる等の深刻な問題が発生するケースもある。
※参考情報 (3月分)
- 以下は Windows 10 バージョン1709 の KB4089848 (3月24日公開)で発生する不具合 (いずれもごく一部の環境で発生)
- プリンタで印刷できなくなる
- スタートメニューや通知センター、設定などが操作不能になる(UWPアプリ系の障害か?)
- Edgeの動作がおかしくなる (KB4093112で修正されている・・・と思う)
wacom + Photoshop の組み合わせでブラシが動かなくなる。
- Windows 10 バージョン1709で発生
- KB4093112 または + wacomドライバが原因。
wacomドライバの修正待ちか? - 応急処置: KB4093112 をアンインストールし、Show or hide updates などを利用して KB4093112が再配信されない様にしておく。
Photshop でカンバスが勝手にゆっくり移動する
- Windows 10 バージョン1709で発生
- KB4089848 (3月24日公開) + ペンタブ利用 + Photoshopで発生。
- 対処方法: KB4089848 をアンインストールする (KB4089848 は勝手にインストールされる事は無い)
Windows10バージョン1803について
Windows10バージョン1803のリリースは延期?
- なにやら重大なバグが発見されたらしい。
- 1803のリリースは2~3週ほど延期されると見られている
NAS (SMB 1.0) にアクセスできない
- Windows 10 バージョン 1803 がリリースされたら問題となると思われるもの。
- 2017年夏ごろより、セキュリティ強化を目的としてSMB 1.0 を無効化する動きが出ています。(特にランサムウェア「Wannacry」の感染防止のため)
- Windows 10 バージョン 1803では、デフォルトで SMB 1.0は無効化されることになったようです。
- SMB 1.0を有効化したい場合
- 参考情報
- ランサムウェア対策でSMB 1.0を無効化する? 古いNASがある場合は要注意 - いまさら聞けないWindows 10のTips - 窓の杜
- きちんとセキュリティ更新プログラムを適用していれば、必ずしもSMB 1.0を無効化しなくてもかまいませんが、そもそもSMB 1.0を使わないのであれば無効化しておくのも1つの選択です。
- ランサムウェア対策でSMB 1.0を無効化する? 古いNASがある場合は要注意 - いまさら聞けないWindows 10のTips - 窓の杜
最近発生が確認できているWindowsのトラブルここまで。
以下、今月分のWindows Update のメモです。
4月11日 (月例配信)
全 OS 共通
Windows 10 /8.1 共通 (Flash Player)
Windows 10 バージョン1709
- KB4093112 概要/ダウンロード
2018-04 Windows 10 Version 1709 の累積更新プログラム
累積 737.7 MB/差分 322.3 MB
- 主な修正点
- Spectre Variant 2を緩和するための一部のAMDプロセッサ(CPU)内の間接分岐予測バリア(IBPB)の使用を制御するためのサポートを提供
- Microsoft Application Virtualization上で実行している IEでアクセス違反の原因となる問題を解決。
- IEとEdgeのリダイレクトに関連するエンタープライズモードの問題を解決
- 高負荷のSVGでIEでアクセス違反が発生する問題の解消
- 更新されたタイムゾーン情報に関する追加の問題に対処
- IEでActiveXによって生成されたコンテンツの印刷で発生する問題の解消
- App-Vサービスの動作が停止する問題、App-Vでユーザーアカウントがロックされる問題の解消
- IEでdocument.execCommand( "copy")が常にFalseを返す問題を解決
- IEがカスタムコントロールを識別できない場合がある問題の解決
- このKBで発生する不具合
- KB4093112 + wacomドライバ + Photoshop の組み合わせでブラシが動かなくなる。
- wacomドライバの修正待ちか?
応急処置→ KB4093112 をアンインストールし、Show or hide updates などを利用して KB4093112が再配信されない様にしておく。
- 既知の問題
- KB4054517 で エラー0x80070643 が記録される (12月頃からずっと掲載されている奴)
- 手元のメモ
- ダウンロード、インストール、再起動あわせて20分ほど。
- 今のところ特に問題なし
- 主な修正点
Windows 10 バージョン1703
- KB4093432概要/ダウンロード
2018-04 Windows 10 Version 1703 更新プログラム
11.6 MB
- サービススタック安定性向上のための更新プログラム。
※たぶんまた強制アップデート関連の何か・・・・という気がする
- サービススタック安定性向上のための更新プログラム。
- KB4093107概要/ダウンロード
2018-04 Windows 10 Version 1703 の累積更新プログラム
累積 1076.5 MB/差分 239.4 MB
- 主な修正点
- 高負荷のSVGでIEでアクセス違反が発生する問題の解消
- IEでActiveXによって生成されたコンテンツの印刷で発生する問題の解消
- App-Vサービスの動作が停止する問題、App-Vでユーザーアカウントがロックされる問題の解消など
- 手元のメモ
- 再起動あり。
- ダウンロード、インストール、再起動含め40分。
他のOSの倍以上の時間がかかった。直前にしっかりPCメンテしていたが、それでも時間がかかった。
- 主な修正点
Windows 8.1
- 再配信 KB2976978 概要/ダウンロード
2018-04 x64 Windows 8.1 用更新プログラム
5.7 MB - KB4093114 概要/ダウンロード
2018-04 x64 Windows 8.1 向けセキュリティ マンスリー品質ロールアップ
321.9 MB
- 主な修正点
- セキュリティソフトがレジストリに許可を与えていない場合でも更新プログラムは配信されるようになった。
- IEでActiveXによって生成されたコンテンツの印刷で発生する問題の解消
- 高負荷のSVGでIEでアクセス違反が発生する問題の解消
- IEがカスタムコントロールを識別できない場合がある問題の解決
- 既知の問題
- 今のところなし
- 手元のメモ
- 更新が終わらない。ダウンロードが5~17%あたりで20分、90%のところで30分くらい止まった。
- ちょっと目を離した隙にPCが落ちていた (たぶんBSoD)
エラーコード 80240054 - その後、特に何の対処もせずもう一度 Windows Updateを行う。更新の確認、ダウンロード、インストール、PC再起動あわせて15分ほどで完了。
今のところ問題なし。
- 主な修正点
Windows 7
- KB4093118 概要/ダウンロード
2018-04 Windows 7 向けセキュリティ マンスリー品質ロールアップ
219.2 MB - 主な修正点
- セキュリティソフトがレジストリに許可を与えていない場合でも更新プログラムは配信されるようになった。
- 物理アドレス拡張(PAE)モードが無効な32bit 版Windows に3月の更新が適用されたときに発生した停止エラーの解消。
- カーネルの信頼性を向上 (たぶん3月のPCをログオフする時に発生したブルースクリーンの問題を解消するやつ)
- ※SSE2 をサポートしていないPCで発生するブルースクリーンは今月も引き続き発生
- IEでActiveXによって生成されたコンテンツの印刷で発生する問題の解消
- 高負荷のSVGでIEでアクセス違反が発生する問題の解消
- IEがカスタムコントロールを識別できない場合がある問題の解決
- 既知の問題
- SMBサーバーがメモリをリークすることがある
- Pentium III や Athlon XP など、SSE2 をサポートしていないPCでSTOPエラーが発生する (Pentium 4 や Athlon 64 以降は OK)
- 対策ページ (※ただし3月分のもの)
Windows 7のKB4088875でBSoDや再起動ループが発生する場合の対処方法
- 対策ページ (※ただし3月分のもの)
- 手元のメモ
- 更新の確認、ダウンロード、インストール、再起動あわせて15分ほどで終了
- 今のところ問題なし
4月10日
Windows 10 バージョン 1703
再びKB4023814 と KB4023057が来た。そしてバージョン1709への強制アップデートがはじまった。
- KB4023814 概要
Windows 10 更新プログラム。アップデートカタログには存在しない。
- Windows 10 バージョン 1507,1511,1607,1703 に対し、デバイスに最新のセキュリティアップデートがインストールされている必要がある旨の通知を出す更新プログラム。
- 手元の環境では、1月26日、3月9日 に続き、KB4023814 が来るのは 3回目
- KB4023814インストール後、強制メジャーアップデートが始まった。
- KB4023814インストール後、PC再起動を行い、その後 手動で自動メンテナンスを実行していた所、バージョン1709への強制アップデートが始まってしまった。
▲クリックで拡大
「詳細情報」または「非表示」を押すまでPC操作不能な状態になった。
- 「ダウンロード済み3%」の状態からPC再起動したら「Windowsの準備をしていますコンピューターの電源を切らないでください」の状態で先に進まなくなった。
- 40分以上放置してもこの状態は終わらない。電源ボタンを押してもリセットボタンを押しても状況は変わらず。
- 電源ボタン長押しで強制的に電源オフにした → 無事起動した
- 起動後のチェック
- KB4023057・・・・インストールされていた (自動メンテナンス実行中にインストールされていた)
- Windows 10 更新アシスタント・・・・インストールされていた (自動メンテナンス実行中にインストールされていた)
- タスクスケジューラ
(Microsoft > Windows > rempl )・・・・以前無効化した項目は無効のまま
(Microsoft > Windows > UpdateOrchestrator) ・・・・以前無効化したUpdateAssistant関連の項目は有効化されていた - 削除した「C:\Windows\UpdateAssistant」フォルダ・・・・再作成されていた。今回は新たに「C:\Windows10Upgrade」も作成されていた。
- サイト内関連
- KB4023814インストール後、PC再起動を行い、その後 手動で自動メンテナンスを実行していた所、バージョン1709への強制アップデートが始まってしまった。
4月6日
Windows 7
- 3月分の品質ロールアップ KB4088875、KB4088878、KB4088881 が更新された
- KB4088875 ・・・・3月14日配信のキュリティ マンスリー品質ロールアップ
KB4088878 ・・・・3月14日配信のキュリティ のみマンスリー品質ロールアップ
KB4088881 ・・・・3月24日配信のマンスリー品質ロールアップのプレビュー - いずれもアップデートカタログの「最終更新日時」が4月4日になっている。ただし、現時点では再配信される様子はない。Microsoftのサポートページにも変更はない (3月の初回配信時の情報のまま。(3月に発生していた不具合が解消されていない?)
- 手元のPCの場合
- KB4088875・・・・3月15日インストール済み → Windows Update に新しいものは登場していない。
KB4088881・・・・非表示 → 非表示が解除された - その他のKB
KB4099950・・・・3月31日にインストール済
KB4100480・・・・3月30日にインストール済
- KB4088875・・・・3月15日インストール済み → Windows Update に新しいものは登場していない。
- KB4088875 ・・・・3月14日配信のキュリティ マンスリー品質ロールアップ
- KB4088881 概要/ダウンロード
2018-03 Windows 7 向けマンスリー品質ロールアップのプレビュー
236.5 MB - KB4088875 概要/ダウンロード
2018-03 Windows 7 向けセキュリティ マンスリー品質ロールアップ
236.5 MB - 現時点では、Microsoftのサポートページに変更はない (3月の初回配信時の情報のまま。近日中に修正が入るか?)
- 主な修正点
- 2018年2月21日リリースの KB4075211 で発生した問題の解消
- IEの様々な問題を解決
ブラウザヘルパーオブジェクトがインストールされた環境でIEが応答しなくなる、レガシーなドキュメントモードのセル表示、特定の印刷シナリオでIEが動作しなくなる、F12開発ツール利用中に動作しなくなる問題など
- 既知の問題
- 無効なSHA1証明書が原因でInternet Explorer 11が起動しなくなる場合がある。
- SMBサーバーがメモリをリークすることがある
- 物理アドレス拡張(PAE)モードが無効になっている 32bit版 Windows 7 に適用するとBSoDが発生する
- Pentium III や Athlon XP など、SSE2 をサポートしていない古いPCで BSoDが発生する (Pentium 4 や Athlon 64 以降は OK)
→ Microsoftは問題を把握しており修正予定 - セキュリティソフトがレジストリに許可を与えていない場合、このプログラムは配信されない。詳細はページ下段「更新プログラムが配信されない」に記載
- 一部のネットワーク接続に異常が発生する
※ 3月31日配信の KB4099950 で解消。
- KB4088875をインストールすると、新しい仮想イーサネットネットワークカードがインストールされます。これにより古いネットワークカードが削除され、VMwareなどの仮想マシンのネットワークに問題が起きる場合があります。
- 無線 LAN アダプターが無効化され、利用できなくなる
※ 3月31日配信の KB4099950 で解消するか未確認。 - 静的なIPを持つPCでIPアドレスが失われ、DHCP などのデフォルト設定に置き換わる。
- march 2018 Windows Update removes Virtual Network adapter, creates new default one
Convenience rollup update for Windows 7 SP1 and Windows Server 2008 R2 SP1
- 主な修正点
4月5日
Microsoftのマルウェア対策エンジンに深刻な脆弱性
- 【セキュリティ ニュース】MSのマルウェア対策エンジンに深刻な脆弱性、定例外で修正 - 悪用は未確認(1ページ目 / 全1ページ):Security NEXT
- マイクロソフト製品が利用するマルウェア対策エンジン「Microsoft Malware Protection Engine」に深刻な脆弱性が含まれていることが明らかになった。
- ウェブサイトを表示したり、メールやメッセージの添付ファイルを開くなど、細工されたファイルを同エンジンでスキャンするとメモリ破壊が発生、リモートよりコードを実行されるおそれがある。
- Windows 10 / 8.1 の Windows Defender、Windows 7 の Microsoft Security Essentials (MSE) などが影響を受ける。
- 修正パッチは既に配布済み。
マルウェア対策エンジンのバージョンが「1.1.14700.5」以上になっていれば大丈夫。
- 上記以外の参考リンク
4月4日
Windows 7
Windows 8.1
その他・補足事項
更新プログラムが配信されない場合
Windows 7 / 8.1 は4月11日配信分から、Windows 10 バージョン1709 とバージョン1703は3月14日配信分からこの施策は不要となった。※ 未対応のセキュリティソフトを使っている環境では更新プログラムを適用するとブルースクリーン等の深刻なエラーが出るので注意。
更新プログラムに「MeltdownおよびSpectreの脆弱性を緩和する修正」が含まれている場合、PC環境によっては更新プログラムが自動配信されない場合があります。(再起動ループなどの問題を引き起こすため)
- 他社製セキィリティソフトを利用している場合、(そのセキィリティソフトが対応するまでは) 自動的に更新されないようにレジストリが設定されています。
- アンチウイルスソフトが 以下のレジストリを更新したPCのみ、更新プログラムが自動更新されます。
- 書き換えるレジストリの場所
※ 以下レジストリを手動で変更する場合は自己責任で。
※ 以下を実行する前に、利用しているセキュリティソフトのホームページへ行き、対応しているかどうかの確認が必要。Windows Registry Editor Version 5.00※手動更新する場合
[HKEY_LOCAL_MACHINE\SOFTWARE\Microsoft\Windows\CurrentVersion\QualityCompat]
"cadca5fe-87d3-4b96-b7fb-a231484277cc"=dword:00000000
- 上のレジストリをテキストエディタにコピペして、拡張子を「reg」にして保存する
- regファイルを右クリックで「結合」を選ぶ。レジストリに結合する。
- 念のためPCを再起動する
このページの情報は以上です。