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2015.01.05、05.11、2016.08.14:[本文と関係ない参考リンク][注意事項]など追記
2015.09.19: 初出


Windows7マシンからWindows10マシンへ無償アップグレードした場合、「Windows7 時代の USB3.0用のコントローラーやドライバ」は手動で削除しないとダメな場合があるのですね。

これ、Windows7マシンからWindows10マシンへ無償アップグレードした場合の盲点ですねえ。。。私のメインPCが微妙に調子が悪かったのは、Windows7時代のUSB3.0コントローラーが残っていたせいだったみたいです(^_^;

Windows7の場合

Windows7の場合は、(初期の頃は)標準でUSB3.0コントローラーは用意されておらず、多くの場合でUSB3.0コントローラーやUSB3.0ドライバを別途インストールする必要があった。
※ 比較的新しいPC(Windows8登場以降のWindow7マシン)の場合、このページのTipsは不要なケースがある。
※ Windows7も後のアップデートでUSB3.0に対応している。
※ ただしUSBのセレクティブサスペンドなどに未対応な場合もある。

Windows8以降の場合(8.1や10も同様)

Windows8以降では、OS内にUSB3.0コントローラーや汎用のUSB3.0ルートハブのドライバが含まれている。大概の場合、汎用 ドライバ の方が安定するので通常はUSB3.0ポートのために別途ドライバをインストールする必要はない。

Windows10に「Windows7時代のUSB3.0コントローラ」を使うとどうなるか

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対処方法

Windows10に無償アップグレードする前orした後、どちらでも良いので、Windows7時代のUSB3.0コントローラーは削除する。

削除する前の注意事項

試したい方は自己責任でお願いします。
マザーボードによっては、最悪の場合、PCが起動しなくなるケースがある様です。
インテル製のUSB3.0ドライバや、比較的新しいPC (Windows8が登場した後の世代) の場合、以下で紹介する手順(USB3.0ドライバの削除)は不要と思われます。

  • USB3.0ドライバを削除した事により、Windowsが起動しなくなった(SATAストレージの優先順位が狂ったか、MBRが破損した)というような症状が出た旨のコメントを頂きました。
    • デバイスマネージャで「接続別」表示して、間違ったドライバを削除しないよう気を付けましょう。
      デバイスマネージャで「接続別」表示
      ▲クリックで拡大
      ストレージデバイスが「子」として登録されているコントローラーは削除しないようにします。
    • また、この手順は念のため、セキュアブートを無効にしてから行いましょう。
    • ブート領域が破損した場合の対処方法は以下
      UEFI/GPTインストールしたWindowsの「ブート領域」の復旧方法
  • 「Windows7より起動が遅くなった」「スリープが安定しない」「USB機器が正常に作動しない」などの症状が出る場合のみ、「USB3.0ドライバの削除・インストールしなおし」を行うのが良いかと思います。
  • 以下の手順は、すべてのPCで必ず上手く行く、というものではありません。

注意事項終わり

実際の削除手順

手順1
まず、コントロールパネル「プログラムと機能」や「CCleaner」から削除する。
コントロールパネルから削除
▲クリックで拡大
私のPCの場合、「Asmedia ASM104x USB 3.0 Host Controller Driver」がこれに該当する。アンインストールした。

手順2
次にデバイスマネージャーからも削除する。
デバイスマネージャーから削除
▲クリックで拡大
赤枠で括った部分のコントローラーとドライバを全て削除する。
(デバイスマネージャー上ではWindows10標準のドライバが表示されている場合があるが、それでも削除する)

手順3
ドライバ削除した後は、PCを再起動する。

するとOS標準のUSB3.0コントローラーとドライバが自動的にインストールされる筈なので、デバイスマネージャーを開き「!」マークがない事を確認する。
無事、OS標準のドライバが適用された
▲クリックで拡大

  •  ※古いコントローラドライバを削除しても、ここに表示される名称に変化が無い場合があります。

※参考情報
無事、OS標準のドライバが適用された
▲クリックで拡大
上記は、私のメインPCの、Windows10へアップグレードして4日目の (ほぼ全てのドライバがWindows7時代のものを流用したままの頃の) デバイスマネージャーの状態です。

  • Windows7時代のコントローラーが残っていても、見かけ上 (デバイスマネージャー上) では、Windows10 標準のUSB3.0コントローラーが作動しています。
  • つまり、Windows7時代のコントローラーを削除する前後で、表示されるデバイス名に変化はありませんでした。
  • Windows10標準のドライバが認識されているように見える場合でも、古いコントローラドライバが残っていると、色々と問題が発生するようです。

という事で、Windows7からWindows10へアップグレードした場合、USB3.0コントローラーや関連ドライバは、真っ先に削除しちゃいましょう。

個人的メモ

  1. ASUS P9X79 Deluxeの場合、「Asmedia ASM104x USB 3.0 Host Controller Driver」の削除だけでなく、「Asmedia ASM106x SATA Host Controller Driver」の削除&再インストールも必要な感じ (上書きインストールじゃダメっぽい)
  2. ようやくスリープ復帰失敗から完全開放された感じ。
  3. 私のメインPCは、「OSの起動音」「USB取り付け・取り外し音」「システムエラー音」など、一部のシステムサウンドが鳴らない状態だったけど、これも解消された。(不思議)

このページの情報は 以上です。

外部サイト参考資料

その他資料
(infファイルも削除する場合/Windows7時代)

その他個人的なメモ(今回の問題解決までの流れ)

読み飛ばしてもOKな項目。
このページを書くにあたり、色々試したことや、その時のUSB3.0コントローラーの状況などのメモ。
  1. Windows10アップグレード直後(8/10)
    • Windows7時代のUSB3.0コントローラーが残っている状態
    • デバイスマネージャー上ではWindows7時代のものではなく、Windows10標準のUSB3.0コントローラーで認識されていた。
    • 一部USBデバイスを接続したままではスリープ復帰に失敗する、一部システムサウンドが鳴らない等、いろいろとOS は不安定な状態。
  2. 8/27頃
    (VMware Workstation 12が公開されたタイミング)
    • 色々とPCメンテナンスを行い、ASUSのサイトから入手した、P9X79 Deluxe用のWindows10マザーチップセットドライバを入れた
    • さらにデバイスマネージャー上でmicrosoftのUSB3.0コントローラーを削除した。
      (Windows7時代のUSB3.0コントローラーは残した状態)
    • その結果 →デバイスマネージャー上ではASUSから配布されていた(Windows7時代の)USB3.0コントローラーで認識された。
    • まだOSは不安定
  3. その後 (9月初旬)
    •  上の「2.」の状態はほんの一時的なものだった。
      その後、再びUSBポートの挙動に不満を感じ、USB3.0コントローラーを削除した。
      (Windows7時代のUSB3.0コントローラーは残した状態)
    • その結果 →再びデバイスマネージャー上ではmicrosoftのUSB3.0コントローラーで認識されるようになった。
    • まだOSは不安定
  4.  今回(9/17頃、記事にした内容)
    • Windows7時代のUSB3.0コントローラー自体を削除した。ASUSのマザーチップセットドライバ完全削除&再インストールした。
    • スリープ復帰の失敗が無くなった。エラーログが格段に少なくなった。OSのシステムサウンドが正常に鳴るようになった。

まあ、色々頑張ったけど「Windows7時代のコントローラを削除しなければ正常作動しなかった。」という、ただそれだけの事でした( ̄▽ ̄;)

本文と関係ない参考リンク

このページの情報は 以上です。