2018.03.21: 文末に関連リンクを2件追加
2017.02.05: 関連リンクを1件追加
2017.01.30: 初出
スラドさんに「Windows 8.1/10ではサードパーティーのアンチウイルス製品を避けるべき?」という記事が掲載されており、そこから貼られたリンク先や 記事内のコメントも含め、かなり興味深かったのでこのページにもメモです。
スラドさんから貼られたリンク先に貼られた海外記事は、URLに「antivirus is bad」や「your antivirus is poison」という文字が使われているのが印象的です。
また記事文末の「Windows 7やWindows XPの場合はサードパーティーのアンチウイルス製品を使用することで、少しはましになるかもしれない」、「Windows 8.1/10では標準のセキュリティー対策機能のみを使用すべき」という二つの文章も頭に残ります。
追記: 2017.02.05
先のリンクに関連した記事が投稿されていたので更に紹介。
Googleのエンジニアさんにも、同様の意見を持っている方もいらっしゃるようで・・・・というか、こちらの方の発言がこの話題のルーツになっている感じです。
個人的なお話
とりあえず、私もこの「8.1/10では標準のセキュリティー対策機能のみを使用すべき」という意見には賛成。
- XP時代
サードパーティ性のセキュリティーツールを導入していなければお話になりませんでした。 - Windows 7時代
OS、ブラウザ、メーラーなど 各種アプリを正しく設定していれば 滅多なことではウイルスに感染しなくなった。 - ただし、やっぱり感染した
2012年にゼロデイ攻撃を受けた事をキッカケに、サードパーティ性のセキュリティソフトを利用するのを辞した。
- 複数ベンダーのセキュリティソフトでチェックしましたが、どのベンダーも感染から2日経つまでウイルス検知できなかった。
- この体験で「ほんとにヤバイやつは、どのベンダーでも無理。MS標準で十分」、そして「Flash Player / JAVA / PDF 使わなければ (ほぼ) 感染しない」という結論に至った。
こうなってくると、Windows Update、OS のメジャーアップデート、chorome やFirefoxなどのアップデートなどのタイミングで問題が発生しやすいサードパーティ製のセキュリティソフトは、かえって邪魔なんじゃないかと。
スラドのコメント欄を読んでみる
「Windows標準のセキュリティー機能への不満」がもっと出てくるものと思いながら読み始めたのですが、意外とみんな賛同していますね。
あとがき
大元のソースは「Mozillaの元開発者のコメント」なので、コメント欄も開発者目線、Firefoxユーザー目線のものが多くなっているかと思います。それでも「Windows標準のセキュリティー機能を使うべきだ」という意見には私も賛成。
ただし、ユーザーがみな同じセキュリティーソフトを使うようになると、攻撃者は標的を絞りやすくなり攻撃を受けやすくなる、という弊害もあるんですよねえ。なんか難しい所です。
追記: 2018.03.19
Windows Defender 関連で気になる記事を見つけたのでこのページに追記
- Windows Defender, Kaspersky Top Antivirus Test
- これ、直近のテストでは Windows10 の Windows Defender は Kaspersky の次に優秀だった、という意味なんだろうか?面白そうな話なんだけどソース貼ってないので困る。
- とりあえず「直近のテストではWindows10のWindows DefenderはKasperskyの次に優秀だった」「Windows Defenderのパフォーマンスは非常に優秀」という内容だと思う。
- Windows 10にサードパーティー製マルウェア対策ソフトは不要? セキュリティの新常識を解説 (1/2) - ITmedia PC USER
- こちらも Windows Defenderのパフォーマンスの良さ (加えてクラウド型/予測型の機械学習の優秀さ) を評価
Windows10 バージョン1709以降、Windows Defender はESETの機能を取り込みかなり進化しているので、機能面でもサードパーティ製セキュリティソフトに引けを取らなくなってきました。