2019年05月の Windows Update メモページです。
「作っておかないと自分が困る」という事態が発生するため、個人的に必要が生じた際に、必要最低限のレベルで作成を続けています。
まえおき
- 以前のような更新頻度と更新スタイルは期待しないでください。時間に余裕のある時に限り作成・更新する、という感じです。
- 各更新プログラムの概要リンクは英語ページに飛ぶように設定しています。
ページ内リンク
今月分のメモ
- 今月も一部のセキュリティソフトとの相性が悪く、Windowsが起動しなくなる等の問題が発生している模様
- 発生OS: Windows 7 および 8.1
セキュリティソフト: マカフィー
詳細は後述 (リンク紹介のみ)
- 発生OS: Windows 7 および 8.1
- 手元のPCのメモ
- 今月も VMware 上の Win10 v1803 マシンのうちの1台が一発で更新できなかった。
- 3月までは普通に更新できていた。4月から一発更新できない状態。
- アップデート適用後の再起動中90%のところで15分くらい動かなくなった→ SSDのアクセスランプが消えていることを確認した後、強制再起動したら更新処理が進み、無事アップデートできた (マネする時は自己責任で)
- このPCは、過去にAvira や Avast など、各種セキュリティソフトの挙動テストを行った事のある環境。※現在はWindows Defender利用。
- とりあえず「DISM /Online /Cleanup-image /Restorehealth」実行。
これで来月正常に戻っているかチェックする。 - 2019.07.19
解決した → Windows を「再起動」した時だけ 正常起動しない、画面が真っ暗になる
- 上記PC以外は全て問題なく更新できた。
- 今月も VMware 上の Win10 v1803 マシンのうちの1台が一発で更新できなかった。
- その他
- 今後、Windows7の更新は注意が必要 (詳細は次項 (再掲) )
- Win10、8.1 で共通の不具合あり (詳細は次項)
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今後、Windows7の更新は注意が必要
Windows 7 を2018年3月以前のイメージからリカバリを行おうと思った場合や、ゲスト仮想マシンでの運用では注意が必要。Windows Update 適用後に、ネットワーク設定が意図しないものに変更される場合がある。
この件の詳細
共通の不具合あり
今月の更新では、Windows 10 および 8.1 にて共通の不具合があるため、この項目を設けた。
Win7、8.1で共通の不具合あり
Windows 7 および Windows 8.1 にて、アップデートをインストールした後、システムの起動が遅くなったり、再起動時にシステムが反応しなくなる問題が発生する。
原因および参考リンク
- マカフィーのセキュリティソフトを利用している場合に発生
- ベンダーリンク:
マカフィーセキュリティ(ENS)Threat Prevention 10.x
McAfee Host Intrusion Prevention(ホストIPS)8.0
McAfee VirusScan Enterprise(VSE)8.8
Win10、8.1で共通の不具合あり
Windows 10 および Windows 8.1 にて、以下の問題が発生する。
1. WDSサーバへの接続が、途中で終了することがある
※ WDS(Windows展開サービス)とは・・・・
WindowsのサーバーOSに含まれる役割の一つ。ざっくり書くと Windows OSをネットワーク経由で複数のPCにインストールする機能。企業などで多数のPCを短時間でセットアップするために利用するもの
- イメージのダウンロード中に発生する
- Variable Window Extensionを使用していないクライアントまたはデバイスには影響を受けない
- 原因:可変ウィンドウ拡張を使用するように構成されたWindows展開サービス(WDS)サーバーからデバイスを起動するために、Preboot Execution Environment(PXE)を使用する問題があるため。
- 今後のアップデートで修正予定
- 臨時の対応策
WDSサーバー上のVariable Window Extensionを無効にすることで、この問題を軽減できる。無効手順は以下 (1~3いずれかを行い、その後4を行う)。
- 管理者権限のコマンドプロンプトで「Wdsutil /Set-TransportServer /EnableTftpVariableWindowExtension:No」と入力
- Windows管理ツールから、Windows展開サービスを開く
- 「サーバー」を展開し、「WDSサーバー」を右クリック
- 「プロパティ」を開き、「TFTP」タブの「可変のウィンドウ拡張を有効にする」をオフにする。
- レジストリエディタを開く
- 「HKLM\System\CurrentControlSet\Services\WDSServer\Providers\WDSTFTP\EnableVariableWindowExtension」を開く
- 値のデータを0にする。
- WDSServer サービスを再起動する
2. "STATUS_BAD_IMPERSONATION_LEVEL(0xC00000A5)"というエラーが発生することがある
- クラスター共有ボリューム(CSV)上のファイルまたはフォルダーに対して実行操作する場合に発生
- 管理者特権を持たないプロセスからCSV所有者ノードに対して操作を実行したときに発生
- 管理者権限を持つプロセスから操作、CSV所有権を持たないノードから操作を実行することで対処可能。
- 今後のリリースで修正予定
5月15日配信分 (月例更新)
共通項目
- 全OS共通
KB890830 概要/ダウンロード
2019-05 悪意のあるソフトウェアの削除ツール - Windows 8.1/10 共通
KB4497932 概要/ダウンロード
2019-05 セキュリティ更新プログラム (Adobe Flash Player 対応)
Windows 10 バージョン 1809
- KB4494441 概要/ダウンロード
2019-05 Windows 10 Version 1809 の累積更新プログラム- 注意: この更新プログラムを適用する前に、最新のサービススタック更新プログラム(KB4493510)を適用することを推奨 (Windows Updateを使用している場合は自動で提供される)
- 既知の問題など
- WDSサーバへの接続が、途中で終了することがある
- 詳細は前項「Win10、8.1で共通の不具合あり」に記載。
- "STATUS_BAD_IMPERSONATION_LEVEL(0xC00000A5)"というエラーが発生することがある
- 詳細は前項「Win10、8.1で共通の不具合あり」に記載。
- Microsoft EdgeまたはUWPアプリから印刷を行う際、「プリンタに予期しない設定問題が発生しました。0x80070007e」というエラーが表示されることがある
- Internet Explorerなど、他のブラウザを使用して文書を印刷する
- KB4493509をインストールした後、いくつかのアジア言語パックがインストールされているデバイスに「0x800f0982 - PSFX_E_MATCHING_COMPONENT_NOT_FOUND」というエラーが表示される
- 最近追加された言語パックをアンインストールして再インストールする
- [アップデートの確認]を選択して 、2019年4月の累積アップデートをインストールする
- 問題が解決しない場合、PCのリセットが必要
- 今後のリリースで修正予定
- WDSサーバへの接続が、途中で終了することがある
- KB4499405 概要/ダウンロード
2019-05 .NET Framework 3.5、4.7.2 および 4.8 の累積的な更新プログラム (x64 向け Windows 10 Version 1809 用
Windows 10 バージョン 1803
- KB4499167 概要/ダウンロード
2019-05 Windows 10 Version 1803 の累積更新プログラム- 注意: この更新プログラムを適用する前に、最新のサービススタック更新プログラム(KB4485449)を適用することを推奨 (通常、自動で提供されている)
- 既知の問題など
- WDSサーバへの接続が、途中で終了することがある
- 詳細は前項「Win10、8.1で共通の不具合あり」に記載。
- "STATUS_BAD_IMPERSONATION_LEVEL(0xC00000A5)"というエラーが発生することがある
- 詳細は前項「Win10、8.1で共通の不具合あり」に記載。
- WDSサーバへの接続が、途中で終了することがある
Windows 7
- KB4499164 概要/ダウンロード
2019-05 Windows 7 向け マンスリー品質ロールアップ
- 注意: この更新プログラムを適用するには、最新のサービススタック更新プログラム(KB4490628)を事前にインストールしておく必要がある。 (Windows Updateを使用している場合は自動で提供される)
- 既知の問題
- このアップデートをインストールした後、システムの起動が遅くなったり、再起動時にシステムが反応しなくなったりする
- マカフィーのセキュリティソフトを利用している場合に発生する
- 詳細は前項「Win7、8.1で共通の不具合あり」のリンク先へ。
- このアップデートをインストールした後、システムの起動が遅くなったり、再起動時にシステムが反応しなくなったりする
- KB4499406 概要/ダウンロード
2019-05 Windows 7 および Server 2008 R2 (x64 版) 用 .NET Framework 3.5.1、4.5.2、4.6、4.6.1、4.6.2、4.7、4.7.1、4.7.2、4.8 のセキュリティおよび品質ロールアップ
Windows 8.1
- KB4499151 概要/ダウンロード
2019-05 Windows 8.1 向け マンスリー品質ロールアップ- 既知の問題など
- WDSサーバへの接続が、途中で終了することがある
- 詳細は前項「Win10、8.1で共通の不具合あり」に記載。
- "STATUS_BAD_IMPERSONATION_LEVEL(0xC00000A5)"というエラーが発生することがある
- 詳細は前項「Win10、8.1で共通の不具合あり」に記載。
- このアップデートをインストールした後、システムの起動が遅くなったり、再起動時にシステムが反応しなくなったりする
- マカフィーのセキュリティソフトを利用している場合に発生する
- 詳細は前項「Win7、8.1で共通の不具合あり」のリンク先へ。
- WDSサーバへの接続が、途中で終了することがある
- 既知の問題など
- KB4499408 概要/ダウンロード
2019-05 Windows 8.1 および Server 2012 R2 (x64 版) 用 .NET Framework 3.5、4.5.2、4.6、4.6.1、4.6.2、4.7、4.7.1、4.7.2、4.8 のセキュリティおよび品質ロールアップ
Windows Update に失敗する場合 (サイト内関連)
今月分では、(特定のセキュリティソフトを利用した環境以外であれば) 今月分固有の問題はほぼ発生していないものと思われます。
Windows Update が失敗を繰り返したり、何か問題が発生する場合、まずは以下のような一般的な対処方法を試してみます。
- Windows Update のエラーコード別対処方法
- Windows updateができない・失敗をくりかえす時の一般的な対処方法
- Windows Updateが終わらない問題の対処方法 (2018年版)
- Windows update後に起動しない、再起動ループする
Windows 7 の場合 / Windows 10、8.1 の場合