2017.05.26: 「KB4020102でIE11に問題が出るかも?」を取り下げ
2017.05.26: Win10 1703に累積更新プログラムKB4020102が来た。IE11で問題が出るかも?
2017.05.23: KB890830の配信があったので追記
2017.05.18: Windows7の「更新の確認」のチェック終了。
2017.05.17 14時: Windows7のみWindows Update Client の更新あり。
2017.05.17 13時: 今月分3週目オプション配信のメモを追記
2017.05.14: 臨時追記:Microsoft Update カタログが非常に重くなっている件とWannaCry 2.0関連のリンク追記
2017.05.10 14時: 10 RS1 の KB4019472情報、7/8.1のWindows Update Client情報追記。
2017.05.10 03時: 今月配信分のメモを追記。
2017.05.09 21時: 脆弱性の問題は修正された模様。
2017.05.09 18時: 初出
2017年5月分の Windows Update のメモページです。
個人的なメモや手元のPCの挙動の記録が中心です。
ページ内リンク
- 月例配信以降のメモ
- 5月26日配信(KB4020102)のメモ
- 5月23日配信(KB890830)のメモ
- 5月17日配信分のメモ
- Windows Update Client の更新あり。 (7のみ)
- 5月14日追記分 (WannaCry関連)
- 月例配信(5月10日分)配信分のメモ
- 5月9日以前のメモ
Windows Defenderに深刻な脆弱性が見つかる
2014年のIE用セキュリティパッチが再配信される
Windows10初期バージョンの更新は今月まで
※ちょっと気になる情報があったので、いつもの月より 1日早くページ作成。
サイト内関連ページ
2017年5月26日: KB4020102
Windows 10 Creators Update に累積更新プログラムKB4020102が来た。
KB4020102
- 概要ページ
- 現段階ではダウンロードセンターにKB4020102は登場していない。
https://www.catalog.update.microsoft.com/v7/site/Search.aspx?q=KB4020102 - ダウンロード&インストールは3~4分ほど。
再起動あり。
今のところ問題はなさそう。 - 様々な問題を修正するための更新プログラム
修正: KB4020102でIE11に不具合が出るかも?
- 手元のPCでは、KB4020102適用直後からIE11がスクリプトエラーを吐きまくる状態になった。しかしTwitter検索や各種フォーラムを読んでも、似たような症状はヒットしない。
- 手元のPC固有の問題だったと判断する。
- IE11のキャッシュクリアのみで問題は解消した。
その後、数時間ブラウジングしても再発しない。 - サイト内関連:
IE11で「このページのスクリプトでエラーが発生しました」が多発する場合
IE11のキャッシュ(履歴)をクリアする方法
2017年5月23日: KB890830
Windows 7、8.1、10共通
KB890830 (悪意のあるソフトウェア削除ツール) が更新&配信された。
PCが悪意のあるソフトに感染していないかチェックするものなので、必ず実行しておこう。
関連ニュース
WannaCryに続き、NSA から漏洩したハッキングツールを使ったウイルスが流行する恐れがあります。PCのウイルス対策、セキュリティツールの更新は念入りに実行しておきましょう。
2017年5月17日 (3週目) 配信分
Windows 7 と 8.1 にオプション配信あり。
- 7、8.1 ともにオプション配信あり。
非セキュリティなのでインストールは任意。急いで入れる必要はない。 - テレメトリ関連の更新を含む。
7、8.1ともに、最新CPU (Kaby Lake や Bristol Ridge など) を搭載したPCではWindows Updateできなくなるので注意。AMD Carrizo系でもWindows Updateできなくなるバグがあるので注意。 - 気になる人はニッチなPCゲーマーの環境構築さんの該当ページをチェックする
Windows7
- KB4019265
Windows 7 向けマンスリー品質ロールアップのプレビュー 165.6 MB - KB4019288
.NET Framework 3.5.1、4.5.2、4.6、4.6.1、4.6.2 用
品質ロールアップのプレビュー 58.1 MB - メモ
更新の確認に3~4分、インストールに3~4分、再起動あり1~2分
今のところ特に問題は確認できていない。
Windows8.1
- KB4019217
Windows 8.1 向けマンスリー品質ロールアップのプレビュー 229.7 MB - KB4019290
.NET Framework 3.5、4.5.2、4.6、4.6.1、4.6.2 用品質ロールアップのプレビュー 74.3 MB - メモ
更新の確認に2~3分、インストールに6~7分、再起動あり3~4分
今のところ特に問題は確認できていない。
Windows10
- Windows 10 Anniversary Update
KB3150513
Windows 10 Version 1607 更新プログラム
KB3150513 は 互換性の定義更新ファイル。定期的に降って来る。
3月3週目、4月3週目にも降ってきている。
Creators Updateへアップデートしても問題が出ないかどうかのチェックをしていると思われる。 - Windows 10 Creators Update
配信なし
7のみWindows Update Client の更新あり
Windows 7 (更新あり)
- KB4019265 (品質ロールアップ)
2017年5月17日配布
Wuapi.dll のバージョンは 7.6.7601.23775
ファイルの更新日時は 2017年4月18日
Windows 8.1 (更新なし)
- KB4019217 (品質ロールアップ)
2017年4月12日配布
Wuapi.dll のバージョンは 7.9.9600.18628
ファイルの更新日時は 2017年3月14日
Windows7の「更新の確認」のチェック終了。
KB3172605(2016年8月17日配信) は引き続き有効。これより新しい Windows Update Client が適用してあれば更新の確認に時間はかからない。
2017年5月14日: 臨時追記
ランサムウェア「WannaCry 2.0」が世界規模・過去に例を見ない水準で猛威を振るっています。
- 2017年3月以前からWindows Updateを行っていない場合、WannaCry 2.0に感染する危険性があります。
- XP、8、Server 2003 など、すでにサポートの終了したバージョンに対しても Microsoft が緊急パッチ (KB4012598) を公開しています。
- これらの影響のためか、Microsoft Update カタログ は現在、一時的に非常に接続しにくい状態となっています。
臨時追記おわり。
5月10日配信分のメモ
まず全体的なメモをざっくりと記載。
- 7 / 8.1 / 10 (RS1/v1607) 各1台ずつ、10 (RS2/v1703) 2台の更新完了。いずれも今のところ問題なし。
- ネット上で情報を集めてみても、現時点では大きな問題はなさそう。
※ ただし一部の環境で Windows Defender の定義の更新が途中で止まる・時間がかかる問題が出ている模様。 - Windows Updateに失敗する場合は一般的な対処方法を試してみる
- Windows 10 RS1 (1607 / Anniversary Update) の場合、今月も更新にかなり時間がかかる。
- ダウンロードに30分、インストールに15分、再起動後TiWorker.exeが落ち着くまでに40分かかった。(詳細は後述)
- 今月は、(Windows 10 RS1を除いて) TrustedInstaller.exe とか svchost.exe とか、TiWorker.exe (Windows Modules Installer Worker)とか、いつもWindows Update後に 大暴れするヤツがあんまり暴れない。静かすぎてチョット不気味
Windows Updateの更新の確認に時間がかかる問題
先月までと同様、Windows 7/8.1では「Windows Update Client」のバージョンが古いと「更新の確認」に時間がかかる。
今月固有の問題は発生していないと判断した。問題が発生した場合、先月までと同じ方法で対処可能。
参考: Windows Updateが終わらない問題の対処方法 2017年1~6月版
- Windows Update Clientバージョンチェック
- 先月から変化はない。
- Windows 7
Wuapi.dll のバージョンは 7.6.7601.23735。 - Windows 8.1
Wuapi.dll のバージョンは 7.9.9600.18628。
- Windows Update Clientの最新版、もしくは1つ前のバージョンが入っていれば更新の確認はあっさり終わる。
- Windows 7
KB4015549 または KB3172605
(上記KBのインストールにはKB3177467が必要) - Windows 8.1
KB4015550 または KB3172614
(上記KBのインストールにはKB3173424が必要)
- Windows 7
- Windows 8.1の場合、今月も「Flashのセキュリティ (KB4020821) の先入れ」でも更新の確認に時間がかかる問題が解消できることを確認した。
セキュリティ関連の更新のみを手動で更新したい
テレメトリを可能な限り排除して更新したい、セキュリティ関連の更新のみを手動で更新したい、という場合はニッチなPCゲーマーの環境構築さんの記事を参考にする。
Windows Update 2017年5月度 注意事項と各KBメモと直リンク
続いて各OSのメモ
Windows 7
更新の確認は1~2分で終了。
ダウンロードおよび更新は15分程度で終了。
再起動あり、今のところ問題なし。
以下、ファイルサイズはいずれも64bit版のもの。
- KB4019264
Windows 7 向けセキュリティ マンスリー品質ロールアップ 2017 年 5 月
163.1 MB - KB4019112
.NET Framework 3.5.1, 4.5.2, 4.6, 4.6.1, 4.6.2 セキュリティおよび品質ロールアップ 2017 年 5 月
77.8 MB - KB890830
悪意のあるソフトウェアの削除ツール - 2017 年 5 月
12.0 MB
Windows 8.1
更新の確認は1~2分で終了。
ダウンロードおよび更新は10分程度で終了。
再起動あり、今のところ問題なし。
- KB4019215
Windows 8.1 向けセキュリティ マンスリー品質ロールアップ
228.1 MB - KB890830
悪意のあるソフトウェアの削除ツール - 2017 年 5 月
12.0 MB - KB4020821
2017-05 x64 ベース システム用 Windows 8.1 セキュリティ更新プログラム (Adobe Flash Player 対応)
20.2 MB - KB4019114
.NET Framework 3.5、4.5.2、4.6、4.6.1、4.6.2 用セキュリティおよび品質ロールアップ 2017 年 5 月
73.0 MB
Windows 10 (1703 / Creators Update)
10分ほどで更新終了。
再起動あり。今のところ問題なし。
累積更新プログラムは 357.9 MB とまだ小さい。
- KB4016871
Windows 10 Version 1703 の累積更新プログラム
357.9 MB - KB4020821
2017-05 x64 ベース システム用 Windows 10 Version 1703 セキュリティ更新プログラム (Adobe Flash Player 対応) - KB890830
Windows 悪意のあるソフトウェア削除ツール
Windows 10 (1607 / Anniversary Update)
5月10日 深夜2~3時、累積更新プログラムKB4019472がまだ来ない。
4020821とKB890830の二つだけ更新した場合、3分ほどで更新終了。再起動なし。
5月10日 午前10時、KB4019472が来る。更新にはかなり時間がかかる。
更新後、再起動あり。
- KB4019472
Windows 10 Version 1607 の累積更新プログラム
511.9 MB
- KB4019472メモ
- いつものごとく、11%、90%、95% あたりで10分くらいプログレスバーが止まる。
- ダウンロードに30分、インストールに10分、再起動に7~8分、再起動後TiWorker.exeが落ち着くまでに40分かかった。
- タスクマネージャーを開いて通信状況を確認。ダウンロードそのものは3~4分で終わっているように見える。
- 更新中も更新後も、Cドライブのスキャンが延々と続いている感じ。
- KB4019472メモ
- KB4020821
Windows 10 Version 1607 セキュリティ更新プログラム (Adobe Flash Player 対応) - KB890830
Windows 悪意のあるソフトウェア削除ツール
5月9日以前のメモその1
Windows Defenderに深刻な脆弱性が見つかる(追記あり)
- Windowsに新たな未解決の脆弱性、Google研究者が「最悪」と報告 - ITmedia エンタープライズ
- Google Security Experts Find “Crazy Bad” Unpatched Vulnerability in Windows
- Windowsのリモートコード実行の脆弱性を見付けた
- 最近の記憶の中で最悪。クレイジー
- 攻撃はデフォルトのインストールに対して通用する。
同じLAN上にいる必要はない。しかもワームの作成が可能。 - この脆弱性の発見され情報が投稿されたのは5月6日。
米Googleの研究者オーマンディ氏によるツイートによるもの。 - 今回の脆弱性がオーマンディ氏に発見されるまで発覚していなかったとすると、9日の更新プログラムには間に合わない可能性もある。
5/9: 修正されました。
追記: 脆弱性は修正された模様
Microsoftから修正パッチが出ました。
Windows Defender を利用している環境では、通常は自動的にアップデートされます。
※アップデートされていない場合はWindows Defebderを手動で更新する。
- Microsoft's update for Malware Protection Engine fixes 'crazy bad' security vulnerability
- マイクロソフト セキュリティ アドバイザリ 4022344
Microsoft Security Essentials および Windows 7/8/8.1/10 用 Windows Defender など、MS製セキュリティツールに修正が入っています。
Microsoft Malware Protection Engine のバージョンを確認し、「バージョン 1.1.13704.0」となっていればこの問題は修正されています。
※Windows10 (Creators Update) の場合の確認方法
▲クリックで拡大
Windows Defender を起動し、左下の歯車マークをクリック、「バージョン情報」から「エンジンのバージョン」を確認する。「バージョン 1.1.13704.0」となっていればOK。
※Windows7の場合の確認方法
▲クリックで拡大
Windows Defender の右上「ヘルプ」横の▼マークをクリック、「バージョン情報」を選択し「エンジンのバージョン」を確認する。「バージョン 1.1.13704.0」となっていればOK。
5月9日以前のメモその2
2014年のInternet Explorer用セキュリティパッチが配信される
▲クリックで拡大
IEのセキュリティパッチ以外にも、IME辞書なども古いものが再配信されています。
- 配信されるパッチ
KB3008923、KB3003057、KB2987107など - 配信される環境などについて
- 配信されるのは、一部のPC環境のみ
(比較的最近OSインストールした環境が多い?) - 誤配信なのか、必要なパッチなのか不明
(個人的には誤配信だと判断している)
- 配信されるのは、一部のPC環境のみ
- ネットで拾ったこの件の「予測」
るなおーびっと! のしろみちさんのツイート
なるほど。Win8.1 や Win7 で KB3008923 が今更現れる理由は、こういうことだと思うの(´・ω・`) pic.twitter.com/6UECg9oajE
しろみち (@Nico_LunaOrbit) 2017年5月8日
ちなみに、手元のPCでも1台だけこれらKBの配信がありました。
KB3008923は過去に問題を起こしたパッチであることなどから、私の場合これらの古いKBはインストールせず、様子を見てみることにしています。
その他
Windows 10 の初期バージョン (バージョン1507) は5月9日(日本時間5月10日)で月例更新プログラムの提供が終了します。
※ 日本時間5月10日配信分は提供される。
※ 実際にはもっと早く終了する予定だったが、ここまで延長されていた。