2016.05.31: 比較表からAnyDVDとDVD43を除外
2015.01.22: BluFabに関する情報を削除

PCを使ってDVDをコピー・リッピングするフリーソフトをまとめたページです。

このページでは主に、DVDビデオをそのまま(DVD形式のまま)PCにコピー・バックアップするためのフリーソフトを紹介しています。一部のツールは、圧縮コピーや別形式の動画へ変換する機能も持っています。各ソフトの詳細やコピー方法などは、サイト内リンクを参照のこと。

このページの内容

注意書き

注意: 2012年10月1日から著作権法の一部が改正されます。「技術的保護手段」が施されたTV録画および市販のDVD・Blu-rayのコンテンツを複製する行為は、個人用途や家庭内利用の範囲から外され、違法となります。
  • このページで紹介するツールには、「技術的保護手段を回避する機能」が含まれています。誤って違法な行為を行う事が無い様、ご注意下さい。
  • TV録画および市販のDVDやBlu-rayに対してこれらのツールを利用する場合は、Discの再生目的のみで利用してください。
  • Discの複製・変換を行う場合は、自作DVD・Blu-rayや家庭用ビデオカメラで個人的に撮影したデータなどで利用するようにして下さい。

このページは、2010年1月に筆者のPC環境にて行った検証をメインにしてまとめたページです。光学ドライブとの相性や、各ツールのバージョン等の要因により、このページの記載どおりの結果にならない場合があります。
(検証に利用した環境/OS: Windows 7 Professional 64bit/光学ドライブ1: HL-DT-ST BD-RE GGW-H20N/光学ドライブ2: HL-DT-ST BD-RE BH10NS38)

 

無料利用できる主なDVDコピーソフト一覧

コピーツールの詳細は各リンク先で読むことが出来ます。
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どれが一番優秀なの?

「多くのプロテクトを解読できる」事が「優秀」と考え順位を付けるなら、

  1. DVDFab Passkey(試用期間30日の間・購入後)
  2. DVDFab HD Decrypter(試用期間中は1~2と同レベルの機能がある)
  3. DVDFab Passkey/ DVDFab HD Decrypter(試用期間が切れた後)
  4. DVD Decrypter
  5. DVD Shrink

の順となる。
※AnyDVD、DVD43は比較から除外。
1位・2位は高機能でもフリーソフトではないので注意。
3位以下は全てフリーで利用できるものです。

他の機能面で考えると、以下が便利。
  • コピーに特別な手順がいらない・再生目的でも利用できるのは
    • DVDFab Passkey
  • 一旦HDDにデータを移す必要がない(変換目的の場合に便利な)ものは
    • (試用期間が残っている間) DVDFab HD Decrypter
    • (変換には別ツールを使用) DVDFab Passkey
  • ISO化・HDDにコピーするのに便利なのは
    • DVDFab Passkey、DVDFab HD Decrypter、DVD Decrypter 
  • 1枚の4.7GB DVD-Rにコピーしたいなら
    • DVD ShrinkまたはDVDFabコピー(現在は有料版のみの機能)

どんな機能がついているの?

解読できるプロテクト別にまとめてみると以下のようになる。

DVD Fab Passkey DVD Fab HD Decrypter DVD Decrypter DVD Shrink
RC
CSS
APS
Rip
Guard
RCE
UOPs
ARcc OS
CPRM
AACS 試用中△
購入後○
試用中△
購入後○
BD+ 試用中△
購入後○
試用中△
購入後○
RC・・・・リージョンコード
APS・・・マクロビジョン
AACS・・・ブルーレイのみ
BD+・・・・ブルーレイのみ
CPRMの解析機能については未調査

ブルーレイのAACS技術は常に更新されており、DVD Fabなどを使った場合でもインターネット経由でサーバー接続しなければ解読できない場合が多い。

用途別にまとめると以下
他ソフトで直接DVDの読み込み(ドライバとして常駐)HDDへの抽出またはISOイメージ化DVDメニューの変更や削除操作不能項目の除去変換機能ライティング機能
DVDFab Passkey
DVDFab HD Decrypter有料版で可能有料版で可能
DVD Decrypter
DVD ShrinkDVD形式のまま圧縮可
上記項目の「できる」「できない」は各ツールの設計思想が大きく異なるから。

DVDFab HD Decrypter、DVD DecrypterはDVDデータのリッピングのみを目的として作られていて、DVDFab Passkeyは再生ソフトなどでもデータを利用できるように作られています。

DVDShrinkは、2層式(8.5GB)のデータを1層式(4.7GB)のDVD-Rに納める事を目的として作成されたツールです。 

いずれもDVD-Rへのライティング機能は無く(もしくは貧弱)、データの抽出後は別のライティングツールを利用する事になります。(有料版DVDFabには強力なライティング機能が付いています)

どのコピーツールが便利なのか

  ・フリーでも使えること。
  ・対応するプロテクトが多い事。
  ・PCが不調になる事がほぼ無い。
上記3点の理由から私はDVDFab HD Decrypterを利用しています。
DVDFab Passkeyなどデバイスドライバとして作動するツールは、PC環境によっては上手く作動しなかったり、他の仮想ドライブツールとの併用で不具合を起こす事があります。

私は仮想ドライブツール(PismoFile Mount)を利用している事や、BD -REドライブが不調になる事が多く、DVD Passkeyの利用はなるべく避けています。
(環境によっては、このような問題は起きないようです。)

また上表のように各ツール「出来る」「出来ない」項目が異なってくるので、幾つかのツールを組み合わせて使う事が重要。

※比較表から外したツール

以下は、最新のWindowsでは作動しなかったり、開発元が不安定な状況にあるために比較リストから除外したツールです。

  • Any DVD HD(有料・試用期間あり)
    • 2016年2月、SlySoft閉鎖。
      現在はRedFoxが開発(中のメンバーは同じ)。

    • シェアウェアだが、21日間の試用期間あり。
      試用期間中はデータベースサーバーへのアクセスが出来ず、コピーの制限は意外と多い。
    • DVD・Blu-rayの再生目的で利用可能。
    • 対応するプロテクトの種類は一番豊富。ブルーレイのAACSも解析。
    • 常駐してデバイスドライバとして機能、暗号解読のみを行う。
      (最新版にはリッピング機能もあり)
    • DVDFab Passkeyと相性が悪い。
  • DVD 43(フリーソフト)
    • Windows8以降および64bit版Windowsと互換性がなく、公式サイトはプログラムの配布を終了。
    • 常駐してデバイスドライバとして機能、暗号解読のみを行う。
      (ツール自身にコピー機能なし)
    • DVDの再生目的で利用可能。
    • 変換ツール、リッピングツールを使用する時にバックグラウンドで作動させる。
    • 64bit版Windowsで作動させるには、別途プラグインをインストールする必要がある。
    • 好みによるが、これが一番使いやすいという人も。

 

以下、その他よくあるFAQなど

DVDがコピー出来ない

市販されている(時には個人が製作したものでも)DVDには、著作者の権利や利益を保護するため、コピーガードが掛けられています。通常はコピー出来ません。

また、DVDメディアに傷が付いている、汚れている場合でも、(たとえ再生できても)コピー出来ない事は頻繁にあります。

最新のコンテンツ(DVDビデオやBlu-rayビデオ)には、上記以外のプロテクトがかけられていて、コピーができない場合があります。時には諦めも肝心。ツールが対応するのを待つのもあり、です。

コピープロテクトを外すと法律違反じゃないの?

現在は、コピープロテクトを外し「複製」を行った時点で(個人利用・家庭内の利用を含め)全て違法となっています。

2012 年10月1日の法改正で、コピーガードのかかった映像ソフトの「複製」は法律で全て禁止されました。今の所、複製行為には罰則は無いようですが、「市販のDVDを購入しiPhoneなどスマートフォンに転送するためにリッピング」なども個人で楽しむ範囲内から外れ、違法となっています。

現時点では「リッピングツールを所有しているだけ」では違法とみなされないようですが、それらで複製行為を行った時点で法律に反する事になります。

コピーガードにはどんな技術があるの?

主なコピー防止技術のみ紹介。
  • RC(リージョンコード)
    • 特定の国。地域でのみ視聴を可能にするための技術。
    • メディア・ドライブ両方に設定されている。
    • 日本のリージョンコードは2
    • コピーガード技術ではなく再生を制限するもの。
  • CSS
    • これを解除して複製すると違法になります
    • DVD Shrink、DVD Decrypterなど古いコピーソフトでも解読可能。
    • 昔からある、一般的なDVDのコピー防止技術
    • 厳密には「アクセスをコントロールする技術」で「コピーを防止する技術」ではないとして、過去グレーゾーンとして扱われてきましたが、これを解除し複製することも違法となりました。
  • ARccOS
    • これを解除して複製すると違法になります
    • DVDFab HD DecrypterまたはAny DVDで解読できる。
    • ソニー独自のプロテクト技術。通常の再生時に不具合を起こす場合もあり、使われなくなる傾向に。
  • RipGuard
    • これを解除して複製すると違法になります
    • DVDFab HD DecrypterまたはAny DVDで解読
    • 意図的にエラーとなる領域を記録しておくことで、コピー時の読み込みエラーを誘発させるもの。
    • 普通に再生・視聴する場合でも不具合が多く、最近では使われる事は無くなった。
  • CPRM
    • これを解除して複製すると違法になります
    • DVD-R、DVDドライブ、再生ソフト、全てがCPRMに対応する必要がある。
      暗号解読する際も、DVD-R、DVDドライブ、再生ソフトなどが揃っていないと無理。
    • Any DVD HD・DVDFab HD Decrypterで一部メディアは解読可能?(未確認)
    • メディア製造毎にキーを変更出来るので、あるDiscがコピー出来ても、別のDiscがコピー出来ないとか容易に発生。
    • 通常はCPRM対応メディアにしか記録できない。
    • 専用の解除ツールも存在するが、かなり特殊なのでこのページでは扱わない。
  • AACS
    • これを解除して複製すると違法になります
    • 常に新しいものが出るので、対応ツールも最新のものを使う必要がある
    • Any DVD・DVDFab は定期的なアップデートで対応している。
    • ブルーレイで採用されている技術。
  • APS・マクロビジョンなど
    • これを解除して複製すると違法になります
    • PCで視聴、デジタル機器での視聴には無関係。
    • アナログ形式でのコピーを防止する機能。
  • UOPs(User Operation Controls)
    • DVD冒頭のロゴ・コマーシャル等々、ユーザーが操作・スキップ・早送り不能な部分に利用されている