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2018.01.14: こっそり更新(サイト内リンク追加)
2017.08.09: OSクリーンインストール直後の注意点を追記。

2017.06.30 19時: さらに検証して情報を補足。
2017.06.30 01時: 初出


Windows 7 と Windows 8.1 で発生していた 「最新の Windows Update Client を先入れしなければ更新の確認に2~3時間かかる」という問題が、いつの間にか解消しているようです。

まえおき

Windows7、8.1ともに、クリーンインストール直後の状態でも Windows Update の「更新の確認」が5~10分程度で終わるを確認しました。

また2017年7月以降、クリーンインストール直後の状態で最新の品質ロールアップを先に適用すると、Windowsのシステムに不具合が発生するケースがあるように思います。1年以上更新を放置しているPCに対し、「手動で品質ロールアップを先に適用する」ことは控えた方が良いかと思われます。
※関連:
Windows 7 SP1 クリーンインストール直後の Windows Update
Windows8.1 クリーンインストール直後のWindows Update (どのKBを先入れすると時間がかからなくて済むか?)

まえおきおわり。以下本文です。

Windows7 SP1の場合

以下は2017年6月にテストとした時の画像。
更新の確認が7~8分で終わった
▲クリックで拡大
クリーンインストール 直後の状態の Windows7 SP1で「更新の確認」をしてみた結果です。最新の Windows Update Client を先入れしなくても、およそ7~8分で更新の確認が終わりました。

画像では「起動時間14分25秒」となっていますが、Windows Updateを始める前にPCを3~4分ほど放置しています。また、最終確認日時と現在の日時を比較してみると、実際には7~8分ほどで更新の確認が終了している事がわかります。

Windows8.1の場合

クリーンインストール 直後の状態の Windows8.1でテストした結果
更新の確認が5分で終わった
▲クリックで拡大
こちらは4~5分ほどで更新の確認が終わりました。
最新の Windows Update Client も、最新の Flash Player 対応セキュリティ更新プログラムも先入れしていない状態です。

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Windows Update Client の先入れ [あり/なし] で比較してみる

テストに使ったKB

Windows 7・・・・・・ KB4022719 (2017年6月 配信 Windows Update Client を含むKB)
Windows 8.1・・・・ KB4022726 (2017年6月 配信 Windows Update Client を含むKB)

Windows 7 をクリーンインストールした状態での検証

何もしない状態・・・・ 7~8分で更新の確認終了
KB4022719先入れ・・・・ 1~2分で更新の確認終了

Windows 8.1 をクリーンインストールした状態での検証

何もしない状態・・・・ 4~5分で更新の確認終了
KB4022726先入れ・・・・ 10~20秒で更新の確認終了

とりあえず、Windows 7、8.1 ともに「最新の Windows Update Client を含むKB」を先入れした方が 更新の確認は早く終わるようです。
ただし、手間がかかる割には数分しか時間短縮できないため、今後はKB先入れよりも「PCのメンテナンス」や「Microsoftが配布している修復ツール」「Windows標準のトラブルシューティングツール」を使うのがトラブル解消の近道になりそうです。

2017年8月追記:
OSクリーンインストール直後に 特定KBの先入れは非推奨

 
検証日: 2017.07.12 および 08.09

  • OS クリーンインストール直後の状態で、
  • 「サービス スタック更新プログラム と 最新の品質ロールアップ のみ」を適用すると、
    • その後何度かPCを再起動するとWindowsが起動しなくなる
    • スタートアップ修復では修復不可能
    • システムの復元に1時間以上かかる、もしくは失敗する
という症状が何度か発生した。
※Windows7 ・・・・2017年7月12日の更新後に発生
 Windows8.1 ・・・・2017年8月9日の更新後に発生

あくまでも手元のPCに限った事ですが、クリーンインストール直後の状態に「最新の品質ロールアップのみ」を適用すると、2017年7月以降は何かしらの不具合が発生するようになったと感じます。

現在は Windows Update Clientを含んだKBの先入れそのものの効果が薄くなっている事も踏まえると、1年以上更新を放置しているようなPCには特定KBを先入れするのは控えた方が良いかと思われます。

2017年8月追記分ここまで。

サイト内 Windows Update に関連したPCメンテナンスページ

Windows Updateに時間がかかる場合、以下のようなPCメンテナンスが有効になります。

このページの情報は以上です。

KB先入れ関連のサイト内 情報ページ

おまけ: この問題はいつから発生していたか?

この問題は、Windows 7 では2015年4月頃から、Windows 8.1 では (記憶がおぼろげだけど) 2016年7月頃から発生していた様に思います。

当時の記録

解消するまで本当に長かったですね(^_^;
(このまま スムーズに更新できる状態が続くと良いなあ・・・・)