2016.01.01: KB3132372追加(ページ冒頭)
2015.12.25: KB3124200追記(ページ後半)
2015.12.19: Windows Updateに時間がかかる問題、対処方法が出ました
2015.12.15: KB3093594追記。
2015.12.11: KB3104002追記。更新の確認に時間がかかる問題に追記

2015年12月のWindows Updateに関する注意事項をまとめたページです。
今月はトラブルは少なめです。通常のPC環境の場合、問題なくWindows Updateが可能なものと思われます。

参考: 過去のトラブル情報

過去の「月例別」Windows Update 不具合対処方法まとめページ
2014年8月以降の記事をリスト化しています。
このサイト内の「過去の月例別トラブル情報」を確認したい場合、上記リンク先を利用してください。

2016.01.01追記: KB3132372

Windows10の一部で、KB3132372(12/30配布)をインストールすると「IEが起動しなくなる」「Flashを利用したページでIEが強制終了する」などの問題が発生する模様。
※Windows8.1マシンでも、発生する場合がある模様

回避策
 ・IEの アドオン管理画面でFlash objectを無効にする
 ・IEのキャッシュをクリアする
  (ローカルに保存したswfファイルがあるとエラーが出るらしい)
 ・Flashを利用しているサイトは、IEを使わない
 ・KB3132372をアンインストールする(セキュリティ上の問題から非推奨)

いずれにせよ、Microsoftから修正パッチが出ない限り、根本的な解決は出来ない状況です。

追記終わり。以下、2015.12.10公開分。

今月の主な注意点

おもな注意点は以下3つです。

 

個別の更新パッチ情報

このサイト内には情報なし。
以下2サイトの情報が読みやすい。

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Outlook 2010がセーフモードで起動してしまう

KB3114409が原因です。

  • すべての Outlook 2010ユーザーに発生する訳では無い。
  • Microsoftも問題を認識しており、現在は配信を停止している。
    December 8, 2015, update for Outlook 2010 (KB3114409) 
  • 直し方(どちらか一方)
    1. KB3114409をアンインストールし、PCを再起動する
      (セキュリティパッチではない。削除しても問題ない。)
    2. または、以下の様にレジストリを変更し、PCを再起動する
      キー :HKEY_LOCAL_MACHINE\Software\Microsoft\Office\14.0\Outlook\Security
      名前 : DisableSafeMode (存在しない場合は新規作成する)
      種類 : DWORD 値
      値 :  1
      参考リンク: Update adds support for administrators to prevent Outlook 2010 from starting in safe mode

Windows Updateがはじまらない、
「更新の確認」から進まない

2015.12.19追記
Microsoftから「Windows Updateが非常に時間がかかる問題」の対処方法が出ました。
修正プログラム ( Hotfix ) を適用すると時間がかかる場合の対処方法について -Ask CORE - Site Home - TechNet Blogs


  • 時間がかかる理由
    • 修正プログラム ( Hotfix )適用時、適用済みのセキュリティ更新プログラム等に含まれるファイルについて再評価を行っているため時間がかかる
  • 適用にかかる時間を短縮する方法について (汎用的な対処方法 )
  • サイト内 手順解説ページ
 以下、追記前の古い情報

多くのWindows7環境で「Windows Updateが非常に時間がかかる問題」が発生しているようです。
サイト内「Windows7のWindows Updateが終わらない、遅い、進まない問題の解決方法」でも効果は出ない状態で、有効な解決策は無いものと思われます。
気長に待つ他に 手段は無さそうです。

  • 手元のWindows7マシンでも、「更新の確認」が1時間待っても始まらない状態でした。
    • 該当PCは「2015年10月の月例アップデート」から「2015年12月2日のKB3101246」まで問題なく「更新の確認」が出来ていたマシン。(※2015年8月と9月は非常に時間がかかった)
    • このサイト内で紹介している解決策を行った場合でも、「更新の確認」を抜け出すのに40~50分かかった。
    • 問題のマシンは、VMware内の仮想PC。
      現在「Windows Updateの確認専用機」と化していて、変な環境設定は行っていない、普通のPC。
  • 追記
    コメント欄にて以下を先に手動インストールする事で更新時間を短くできるのでは?との情報を頂きました。

 

KB3093594 (Windows Liveメール 2012)

※私はWindows Live メール2012ユーザーではないので、この件は良く分からない。

2015.12.11追記分

KB3104002
当方未確認。ニッチなPCゲーマーの環境構築さんの所で情報を拾いました。
何か問題があるようで、12月15日修正が入る予定のようです。
ソース: Windows Update breaks multipart/form-data

  • 「VBScript.dll と JSCript.dll 」が更新されたことで、「古い ASP application をインストール」したWindows Server 2012のサーバーで画像アップロードなどが出来なくなった、というお話がメインのようです。
  • KB3104002は IEの累積的なセキュリティ更新プログラムです。
    古いWebアプリが作動しなくなる等の問題はありそうです。
  • KB3104002(MS15-124)は緊急のセキュリティパッチである事、OSやIEのバージョンにより更新プログラムが異なる事、今のところ問題が起きているのはサーバーマシンのみ?という事で、問題の出ていない人はKB3104002は削除せず、そのまま利用するのが良いかと思います。

2015.12.25追記分

KB3124200
当方未確認。ニッチなPCゲーマーの環境構築さんの所で情報を拾いました。
「Microsoft Wordの定型句、マクロ、マージンやフォント、カスタムスタイル、エンベロープリターンアドレス、オートコレクトとオートフォーマットの設定、その他多くのデフォルトのテンプレート設定が使えなくなる場合がある」
という情報が記載されています。

更にネット上で情報を集めると、Word以外でも色々と問題が発生する場合があるようです 

上記以外のトラブルが発生した場合

今月分のWindows Updateは、上記以外では特に問題は発生しないようです。サイト内の以下ページにある手順を行う事で、「Windows Updateできない」などのトラブルは解消すると思われます。

  ・Windows updateができない・失敗をくりかえす時の一般的な対処方法
  ・OSが起動しないなど 深刻な場合 (Windows7/Vista)
  ・OS が起動しないなど 深刻な場合 (Windows 10/8.1)
  ・Windows updateのコンポーネントリセットツールを試す

このページの情報は 以上です。

参考: 過去のトラブル情報

過去の「月例別」Windows Update 不具合対処方法まとめページ