サイバーリンク社製DVD再生ソフトPowerDVDのデコードエンジン「PDVD7」は非常に優秀なのですが、x64OSを正式にはサポートしていないようです?

#追記補足: 後日頂いたコメントによると、PowerDVD7そのものはx64 Vistaで作動実績があるようです。MPC-HCなどに「デコードエンジンのみを登録する」事が難しいようです。

先日Adobe PremiereElements 7を購入しこのブログでレビューした際に「Mpeg2エンコードエンジンはかなり性能が悪い」と書いちゃいましたが、半分間違った情報でした(^_^;

確かにCCEやTMPGEncと比べるとかなり画質は落ちるし、VideoStudioのエンコードエンジンと比較しても「やや落ちる」のは確かです。しかし、「ぅわっ画質悪い~!」と思ってしまった一番の原因は、愛用しているデコーダーが作動していないのが原因でした。

実際、目くじら立てる程の画質の差はありませんでした。
画質を落としていた(と感じていた)一番の原因は、CyberLink PowerDVDに搭載されているPDVD7デコーダが64bit Windowsではまともに作動しない事が原因でした。

※PDVD7をMpeg2やDVD再生に使用すると、ハードウェア再生支援が有効になったり、画像補正機能が優秀だったりで、(Windows標準のデコーダと比較して)「画像がキレイに見えたり」「60fps再生でコマ落ちが無くなったり」「アスペクト比変更によるガタつきが無くなったり」などのメリットがあります。

PDVD7で再生する分には、(ビットレートが充分足りていれば)CCE、TMPGEnc、VideoStudio、Premiere Elements、どれでエンコードしても画質に差は感じないレベルになります。

最近VideoStudio入れたりPremiere Elements入れたりでコーデック類がぐちゃぐちゃになっちゃったので、今日はお昼からDirectShow Filter Toolを使ってメリット値を変えたり、必要ないフィルタを削除したりしてました。
でも、何をどう頑張ってもPDVD7が有効にならない。各種スプリッターや当面必要ないコーデックを完全にアンインストールしてもダメ。

仕方が無いのでネットに情報を求めると。。。。
2009年03月03日のブログ|代官山 散策
▲(一部引用)「Windows Vista 64bit環境には動作保障対象外となります。
32bit環境での動作をサポートしております旨、何卒ご了承下さいませ。」

あ~、、、x64には完全に対応していなかったのか。。。。
この一ヶ月、作動していない事に全く気が付かなかった(^_^;
(PowerDVDは起動もするし再生もできたから油断してました。)

当環境でのPDVD7作動確認結果

OS:Windows7 RC(x64)
CPU:Core i7 920(C0)
GPU:NVIDIA9600GT

PowerDVD7.3 BD Edition(BR-616FBS-BK付属)
起動する。再生も出来る。動画の補正機能を見る限りPDVD7でデコードもしているっぽい。
が、スポーツ中継を60fps再生するとカックンカックンになるのでハードウェア支援が効いていない模様。

PDVD7単体
MediaPlayerClassic等、別の再生ソフトでPDVD7が有効にならない。
他コーデックのメリット値を下げたり、削除をしたりしても機能しなかったのでx64Windowsでは当面無理っぽい。

 

HD画質のインターレース動画を再生しようと思うと、Core i7積んでいてもハードウェア支援がないと時々コマ落ちしまくる素材と出会います。SD画質の動画を見る分には特に不自由ないけど、そのうち機会を見つけて代用品を探さなきゃ(;´ω`)

サイト内関連

MPC-HCにPowerDVDのフィルターを登録する方法

追記

今 他にやる事があって訳していない&試していないけど、解決方法が書いてあるかもしれない英語ページをメモ
http://social.technet.microsoft.com/Forums/en-US/w7itpromedia/thread/4b53828b-ba95-42c0-bba5-f2060038ac4c