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2021.06.10: Windows 10 バージョン 21H1 の配信情報を修正
2021.06.10: Windows 10 バージョン 21H1 の配信情報を修正
2021.06.09: 初出
2021年6月の Windows Update メモページ。
「作っておかないと自分が困る」という事態が発生するため、個人的に必要が生じた際に、必要最低限のレベルで作成を続けています。
まえおき
- 以前のような更新頻度と更新スタイルは期待しないでください。時間に余裕のある時に限り作成・更新する、という感じです。
- 各更新プログラムの概要リンクは英語ページに飛ぶように設定しています。
ページ内リンク
今月の注意事項
Windows 10 バージョン 21H1 、配信始まる
Windows 10 バージョン 21H1 は、6月3日頃より一部ユーザーに配信が始まった模様。※ 現在の適用対象は、一部の「バージョン 2004」のみ。
6月10日、手元の 20H2 マシンに 21H1 の配信があった(※強制ではない)
動作確認の取れた環境から順次配信されている模様。
- 参考情報1
「Windows 10 バージョン 21H1」への自動更新が開始 ~一部の「バージョン 2004」が対象 - 窓の杜 - 参考情報2
- 「Windows 10 バージョン 21H1」で確認されている問題まとめ - やじうまの杜 - 窓の杜
Microsoftは「バージョン 21H1」の配信にあたり、ユーザーから寄せられた膨大なフィードバックを機械学習(ML)技術を活用してトラブルを早期に検出する仕組みを整えています。 ~~~ 中略 ~~~ 「Windows Update」に「バージョン 21H1」のアップグレード案内は表示されないうちは、無理にアップデートしない方がよいでしょう。
- 「Windows 10 バージョン 21H1」で確認されている問題まとめ - やじうまの杜 - 窓の杜
Windows 10 20H2 / 21H1 不具合情報
Windows 10 をメジャーアップデートする際は、以下のような情報ページに目を通し、自分の環境で大きな問題が発生しないか、対処方法はあるのか、などをチェックする。
- Known issues and notifications Windows 10, version 21H1 | Microsoft Docs
- Known issues and notifications Windows 10, version 20H2 and Windows Server, version 20H2 | Microsoft Docs
- 6月9日 現時点では、21H1 に大きな不具合は確認されていない。
オーディオのきしみ音や、ふりがな自動入力など、バージョン2004以降で発生している問題のみが表記されている
今月分のメモ
- テストした 20H2 マシン 3台のうち 1台にて、以下の問題が発生した。
- 上記の問題以外、手元の環境はすべてスムーズに更新できた。
今のところ、多くの環境に悪影響を与えるような問題は発生しないと思われる。
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6月09日配信分 (月例更新)
共通項目(配布される更新プログラム)
- 全OS共通
- 悪意のあるソフトウェアの削除ツール
KB890830 今月はあり
- 悪意のあるソフトウェアの削除ツール
Windows 10 バージョン 2004 / 20H2 / 21H1 共通
- KB5003637 概要/ダウンロード
2021-06 Windows 10 v2004 / 20H2 の累積更新プログラム
- 注意: この更新プログラムを適用する前に、最新のサービススタック更新プログラム(KB4598481)を適用することを推奨 (Windows Updateを使用している場合は自動で提供される)
- 発生する問題:
- システム証明書とユーザー証明書が消失する場合がある
- 詳細は先月から引き続き掲載する項目に記載
- ゲームパフォーマンスが低下する
- 一部のユーザーで発生。
2つ以上のモニターを使用し、ゲームをフルスクリーンモードまたはボーダレスウィンドウモードで実行すると発生しやすい。 - このページ(英語)に書かれている方法で解決可能。
※ただし、即効性はないので注意。効果が表れるのに最大24時間かかる場合がある。
- 一部のユーザーで発生。
- オーディオ再生でノイズやきしみ音が発生する
- 特定のオーディオ デバイスと Windows 設定で発生
特定のアプリで 5.1 Dolby Digital オーディオが再生され、高音のノイズやきしみ音が発生する。 - 通常のステレオ再生を使用する場合、この問題は発生しない
- 今後のリリースで修正予定
- 特定のオーディオ デバイスと Windows 設定で発生
- ふりがな文字の入力が正常に機能しない
- Microsoft日本語入力方式エディター(IME)を使用、ふりがな文字の入力を自動的に許可するアプリに漢字を入力、で発生。
正しいふりがな文字が得られず、ふりがな文字を手動で入力する必要がある場合がある。※影響を受けるアプリはImmGetCompositionString()関数を使用しているとのこと。 - 現時点の回避策
- 「設定」から「日本語 IME の設定」>「全般」を開く
「以前のバージョンの Microsoft IME を使う」をオンにする
※一時的な回避策。この設定を長期間使用することは非推奨
- 「設定」から「日本語 IME の設定」>「全般」を開く
- 今後のリリースでアップデートを提供する予定
- Microsoft日本語入力方式エディター(IME)を使用、ふりがな文字の入力を自動的に許可するアプリに漢字を入力、で発生。
- Legacy版 Microsoft Edge が削除される可能性がある
- カスタムオフラインメディアまたはカスタムISOイメージから作成されたWindowsインストールを備えたデバイスの一部で発生
- 2021年3月29日以降にリリースされたスタンドアロンサービススタックアップデート(SSU)を最初にインストールせずに、このアップデートをイメージにスリップストリームすることによってカスタムオフラインメディアまたはISOイメージが作成された場合にのみ発生
- LCUをスリップストリームする前に、2021年3月29日以降にリリースされたSSUをカスタムオフラインメディアまたはISOイメージに最初にスリップストリームすれば発生しない
- タスクバー右側の通知領域の表示に異常が発生する
- ※ ユーザー報告情報/一部のユーザーで発生
タスクバー右側の通知領域のアイコンが、重なったり、消えたり等、正常な表示ができなくなる。 - 『ニュースと関心事項』が無効になっている環境で発生する。
これを有効にすることで正常表示される。 - 5月26日公開のプレビュー版 KB5003214 以降で発生
※ KB5003214 でタスクバーの通知領域に『ニュースと関心事項』を表示した状態がデフォルトとなった
- ※ ユーザー報告情報/一部のユーザーで発生
- システム証明書とユーザー証明書が消失する場合がある
- KB5003254 概要/ダウンロード
2021-06 .NET Framework 3.5 および 4.8 の累積的な更新プログラム
- チェックせず
Windows 7
MSEの更新プログラム配信あり。
悪意(KB890830)配信あり。
- KB2310138 概要/ダウンロード
Microsoft Security Essentials のセキュリティ インテリジェンス更新プログラム - ※「Windows 7 有償サポート延長プログラム」に加入した環境には、最新の更新プログラムが配布されるが、ここでは割愛する。
Windows 8.1
- KB5003671 概要/ダウンロード
2021-06 Windows 8.1 向け マンスリー品質ロールアップ- 注意: この更新プログラムを適用するには、最新のサービススタック更新プログラム(KB5001403)を事前にインストールしておくことが推奨されている。 (Windows Updateで「更新プログラムを自動的にインストールする(推奨)」を選択している場合は自動で提供される)
- 注意その2
今月分の更新は、最新のSSU (KB5001403)を事前にインストールしておかないと、上手く更新できないかもしれない。 - 既知の問題など
- クラスター共有ボリューム(CSV)上のファイル操作で「STATUS_BAD_IMPERSONATION_LEVEL(0xC00000A5)」エラーが発生する場合がある。
- 管理者権限を持たないプロセスからCSV所有者ノードで操作を実行すると発生。
- ファイルまたはフォルダーに対して実行する特定の操作 (名前の変更など)で発生。
- 回避方法
・管理者権限を持つプロセスから操作
・CSVの所有権を持たないノードからの操作 - 今後のリリースでアップデートを提供する予定
- クラスター共有ボリューム(CSV)上のファイル操作で「STATUS_BAD_IMPERSONATION_LEVEL(0xC00000A5)」エラーが発生する場合がある。
- KB5003781 概要/ダウンロード
※ オプション配信
2021-06 .NET Framework 3.5、4.5.2、4.6、4.6.1、4.6.2、4.7、4.7.1、4.7.2、4.8 のセキュリティおよび品質ロールアップ
- オプション配信なので無理にインストールする必要はない。
チェックせず
- オプション配信なので無理にインストールする必要はない。
Windows Update に失敗する場合 (サイト内関連)
今月固有の問題はほぼ発生していないものと思われる。Windows Update が失敗を繰り返したり、何か問題が発生する場合、まずは以下のような一般的な対処方法を試してみる。
- Windows Update のエラーコード別対処方法
- Windows updateができない・失敗をくりかえす時の一般的な対処方法
- Windows Updateが終わらない問題の対処方法 (2018年版)
- コマンドプロンプトで修正する (Windows10では非推奨)
- Windows update後に起動しない、再起動ループする
Windows 7 の場合 / Windows 10、8.1 の場合
先月から引き続き掲載する項目
以下、先月更新より、重要なものをピックアップし、今月も再掲載する。
- ※ 2021年3月より引き続き掲載
Windows10 v20H2 / 2004 にてエラー0x800f0823 (CBS_E_NEW_SERVICING_STACK_REQUIRED) が発生する事がある。
- この場合、最新のSSU (KB4598481) を手動でインストールする
KB4598481 ダウンロードリンク
- この場合、最新のSSU (KB4598481) を手動でインストールする
- ※ 2020年7月より引き続き掲載
セキュリティ上の脆弱性のため、すべてのWindows UpdateでRemoteFX vGPU 機能が無効になる。(参考リンク:KB4570006)
- RemoteFX vGPUが有効になっている仮想マシン (VM) は起動失敗する
- ※ 2020年8月より引き続き掲載
Microsoft Defender Antivirus は手動で無効化できなくなった- 「Microsoft Defender Antivirus」を無効化するレジストリは非推奨、アップデートで削除へ - 窓の杜
サードパーティーソフトを検知すると自身を自動で無効化する仕組みになっている部分はそのまま。レジストリキー「DisableAntiSpySware」が削除された
- 「Microsoft Defender Antivirus」を無効化するレジストリは非推奨、アップデートで削除へ - 窓の杜
- ※ 2020年10月より引き続き掲載
一部ドライバーのインストールでエラーが出るようになった。
- Windows 8.1/10 共通:ドライバーの署名検証が厳格になったため、不適切なフォーマットのドライバーをインストールするとエラーが表示されるようになった。(つまり不具合ではなく、ドライバーベンダー側のミスに対し厳格になった)
- ※ 2020年10月より引き続き掲載
2020年12月末に Edge・IE の Flashサポート終了する旨の詳細がアナウンスされた
- Update on Adobe Flash Player End of Support - Microsoft Edge Blog
- マイクロソフト、EdgeとIEのFlashサポートを2020年12月末に終了 - Engadget 日本版
- 2020年12月末から、セキュリティアップデートも受信できなくなる。
- 2021年1月以降は、Flashがデフォルトで無効になる。
2020年6月以前の古いバージョンはブロックされる。
Microsoftのウェブサイトでホストされている Adobe Flash Player 関連のリソースも利用できなくなる。 - 2021年夏以降には、Windows 10 や 8.1 を含む複数の Windows バージョンにまたがる累積的なアップデートを通じ、Flash 関連の API やグループポリシー、ユーザーインターフェイスが削除される。
※ Flash関連のコンポーネントを削除できる「Update for Removal of Adobe Flash Player」が 2021年1月より提供予定
- ※ 2020年11月より引き続き掲載
Windows 10 をメジャーアップデートすると、システム証明書とユーザー証明書が消失する場合がある。
- 対象: Windows10 バージョン1809以降の環境
v20H2 / 2004 / 1909 / 1903 へのメジャーアップデートは注意が必要
- 以下の条件を満たしていると発生。
- バージョン1809以降から
後継バージョン (20H2、2004、1909、1903) へアップデートした際に
- 2020年9月16日にリリースされた最新の累積更新プログラムを既にインストールしている
- その後、2020年10月13日以降の更新プログラムが統合されていないメディアやインストールソースを使用して Windows 10の 新しいバージョンへ更新する
- バージョン1809以降から
- どのような状況で発生しやすいか
- 主に、Windows Server Update Services(WSUS)やMicrosoft Endpoint ConfigurationManagerなどの更新管理ツールを介して古いバンドルまたはメディアを使用して管理対象デバイスが更新された場合に発生する。
- 最新の更新が統合されていない古い物理メディアまたはISOイメージを使用している場合にも発生する可能性がある。
- WindowsUpdate for Business を使用しているデバイスや WindowsUpdate に直接接続しているデバイスは、影響を受けない
- 問題発生後の対処方法
- 以前のバージョンにロールバックできる場合は、ロールバックする事で問題を軽減できる(どれくらい軽減できるか不明)※ロールバック期間が過ぎている場合の救済方法などの案内は今のところMicrosoftから出ていない。
- 今後数週間で更新されたバンドルと更新されたメディアを提供予定。
- 対象: Windows10 バージョン1809以降の環境