2021年4月の Windows Update メモページ。
「作っておかないと自分が困る」という事態が発生するため、個人的に必要が生じた際に、必要最低限のレベルで作成を続けています。

まえおき

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今月の注意事項

Windows10 1909 などが来月でサポート終了

以下、来月 5月12日の Windows Update を最後にサポートが終了します。
※ 当サイトでの更新チェックは既に終了しています。

サポート終了する主なバージョン

Windows10 にて、v20H2 / 2004 / 1909 / 1903 へのメジャーアップデートは注意が必要

※昨年11月より引き続き発生
現在、Windows 10 をメジャーアップデートすると、システム証明書とユーザー証明書が消失する場合がある。

Windows 10 v2004 / 20H2 不具合情報

Windows 10 をメジャーアップデートする際は、以下のような情報ページに目を通し、自分の環境で大きな問題が発生しないか、対処方法はあるのか、などをチェックする。

今月分のメモ

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4月14日配信分 (月例更新)

共通項目(配布される更新プログラム)

  • 全OS共通
    • 悪意のあるソフトウェアの削除ツール
      KB890830 今月はあり
      ※ 2020年5月以降、KB890830 は四半期に一度のリリースとなるはずだったが・・・・

Windows 10 バージョン 2004 / 20H2 共通

  • KB5001330 概要/ダウンロード
    2021-04 Windows 10 v2004 / 20H2 の累積更新プログラム
    • 注意: この更新プログラムを適用する前に、最新のサービススタック更新プログラム(KB4598481)を適用することを推奨 (Windows Updateを使用している場合は自動で提供される)
    • 発生する問題:
      • ふりがな文字の入力が正常に機能しない
        • Microsoft日本語入力方式エディター(IME)を使用、ふりがな文字の入力を自動的に許可するアプリに漢字を入力、で発生。
          正しいふりがな文字が得られず、ふりがな文字を手動で入力する必要がある場合がある。※影響を受けるアプリはImmGetCompositionString()関数を使用しているとのこと。
        • 現時点の回避策
          • 「設定」から「日本語 IME の設定」>「全般」を開く
            「以前のバージョンの Microsoft IME を使う」をオンにする
            ※一時的な回避策。この設定を長期間使用することは非推奨
        • 今後のリリースでアップデートを提供する予定
      • システム証明書とユーザー証明書が消失する場合がある
  • KB4023057 概要/ダウンロード
    2021-02  Windows 10 更新プログラム
    • Windows 10 を強制的にメジャーアップデートさせるためのプログラム。
      4台チェックし、バージョン 20H2 の1台のみに配信された。
      バージョン 21H1の準備か?

Windows 7

MSEの更新プログラム配信あり。
悪意(KB890830)配信あり。

  • KB2310138 概要/ダウンロード
    Microsoft Security Essentials のセキュリティ インテリジェンス更新プログラム
  • ※「Windows 7 有償サポート延長プログラム」に加入した環境には、最新の更新プログラムが配布されるが、ここでは割愛する。

Windows 8.1

  • KB5001382 概要/ダウンロード
    2021-04 Windows 8.1 向け マンスリー品質ロールアップ
    • 注意: この更新プログラムを適用するには、最新のサービススタック更新プログラム(KB5001403)を事前にインストールしておくことが推奨されている。 (Windows Updateで「更新プログラムを自動的にインストールする(推奨)」を選択している場合は自動で提供される)
    • 既知の問題など
      • クラスター共有ボリューム(CSV)上のファイル操作で「STATUS_BAD_IMPERSONATION_LEVEL(0xC00000A5)」エラーが発生する場合がある。
        • 管理者権限を持たないプロセスからCSV所有者ノードで操作を実行すると発生。
        • ファイルまたはフォルダーに対して実行する特定の操作 (名前の変更など)で発生。
        • 回避方法
          ・管理者権限を持つプロセスから操作
          ・CSVの所有権を持たないノードからの操作
        • 今後のリリースでアップデートを提供する予定

Windows Update に失敗する場合 (サイト内関連)

今月は、大きな問題はほぼ発生していないものと思われる。Windows Update が失敗を繰り返したり、何か問題が発生する場合、まずは以下のような一般的な対処方法を試してみる。

先月から引き続き掲載する項目

以下、先月更新より、重要なものをピックアップし、今月も再掲載する。

  • ※ 2021年3月より引き続き掲載
    Windows10 v20H2 / 2004 にてエラー0x800f0823 (CBS_E_NEW_SERVICING_STACK_REQUIRED) が発生する事がある。
  • ※ 2020年7月より引き続き掲載
    セキュリティ上の脆弱性のため、すべてのWindows UpdateでRemoteFX vGPU 機能が無効になる。(参考リンク:KB4570006)
    • RemoteFX vGPUが有効になっている仮想マシン (VM) は起動失敗する
  • ※ 2020年8月より引き続き掲載
    Microsoft Defender Antivirus は手動で無効化できなくなった
  • ※ 2020年10月より引き続き掲載
    一部ドライバーのインストールでエラーが出るようになった。
    • Windows 8.1/10 共通:ドライバーの署名検証が厳格になったため、不適切なフォーマットのドライバーをインストールするとエラーが表示されるようになった。(つまり不具合ではなく、ドライバーベンダー側のミスに対し厳格になった)
  • ※ 2020年10月より引き続き掲載
    2020年12月末に Edge・IE の Flashサポート終了する旨の詳細がアナウンスされた
    • Update on Adobe Flash Player End of Support - Microsoft Edge Blog
    • マイクロソフト、EdgeとIEのFlashサポートを2020年12月末に終了 - Engadget 日本版
    • 2020年12月末から、セキュリティアップデートも受信できなくなる。
    • 2021年1月以降は、Flashがデフォルトで無効になる。
      2020年6月以前の古いバージョンはブロックされる。
      Microsoftのウェブサイトでホストされている Adobe Flash Player 関連のリソースも利用できなくなる。
    • 2021年夏以降には、Windows 10 や 8.1 を含む複数の Windows バージョンにまたがる累積的なアップデートを通じ、Flash 関連の API やグループポリシー、ユーザーインターフェイスが削除される。
      ※ Flash関連のコンポーネントを削除できる「Update for Removal of Adobe Flash Player」が 2021年1月より提供予定