x264でAVCHD動画を作成する際に、Level設定をミスっちゃったら(それをインポートした)Adobe Encoreでブルーレイオーサリングが出来なくなっちゃったお話です(^_^;
x264でブルーレイ規格なh.264ファイルを作成したはずが、Adobe EncoreやmultiAVCHDでのオーサリングが出来なくて困った。
原因は初歩の初歩的なミスだったが、当初は全く気が付かずドツボにはまってしまった。
▲Adobe Encoreのエラー画面
こんな風にエラーが出て、途中で止まってしまった・・・。
原因
h.264エンコード時に、レベルの設定を間違っていた。
1280x720 60fps のファイルをLevel 3.1で作成してしまっていた。。。。
※1280x720 60fps のファイルは、通常Level 4.0以上にする必要がある)
Level 3.1・・・・1280x720は30fpsまで
Level 4.0・・・・1280x720は68fpsまで
▲変換時の設定
1280x720/60fpsのソースに、メインプロファイル3.1を設定してた。
▲動画変換時
変換は可能だが、上記のような警告が出る。
この時点では、設定ミスっている事に全く気が付かなかった。
▲Adobe Encore、multiAVCHD 共にインポートは正常に行える。
また、この時点では正常なファイルとして扱われている。
▲Adobe Encoreのエラー画面
「Blu-ray エラー: "fatal error"、コード:"6"、注:"Stream coding info has invalid value. - Invalid level is specified for AVC video stream coding info."」
ここでようやくエラーが出るとか、かんべんして欲しい('Α`)
h.264ファイルをLevel 4.1で作成しなおしたら、ピタリとエラーは止まった。。。
Adobe Encoreは1280x720/30fpsのオーサリングフォーマットが無いので、最初に作った1280x720 Level 3.1動画はEncoreではどうしても使えない・・・
あとがき・愚痴
Adobe Encore、multiAVCHD、共にAVCHDファイルのレベルチェックはオーサリング直前なんですねえ。今回のミスで初めて気が付きました(^_^;
それにしても、何で変換設定時に気が付かなかったのかなあ・・・
っていうかこの項目、ずっとLevel 4.1で固定していた筈なのに。。。
自分でも何時ここを弄ったのか思い出せない(^_^;
当初、「h.264のセッティングに間違いはない筈だ」と原因をメニュー作成方法や音声部分に求めてしまったので、解決に2日要してしまった。
まあ「正常にオーサリングが終了したけど、家電再生機器で再生不能になった」みたいなトラブルにならなくて済んだので、良しとするか(^_^;
おまけ
上記トラブルが発生した際、音声ファイルを映像より4~5秒ほど長いものを用意していた。(映像2時間9分、音声2時間14秒、どちらも素材ファイルをブルーレイ規格に合わせ、再変換されないようにしていた)
この状態でAdobe Encoreを使ってオーサリングした場合も、原因不明なエラーでオーサリング不能となった。
multiAVCHDでは試していないので、どうなるか解らない。