タイトル通り、Windows 10 Anniversary Update では wushowhide.diagcab は使えなくなっている・・・・かも?という内容のページです。
少なくともWindows Update経由のドライバ更新に関しては、「wushowhide.diagcab」は効果が出ない状態になっているようです。
後日追記分
通常の更新プログラムについては TH1~TH2 の頃と同じ様にwushowhide.diagcabは作動しているようです。
大型アップデートはwushowhide.diagcabでは止める事が出来なくなっているようです。
追記おわり。以下初出時の文章
まずは事のはじまりから。
昨日2月11日、私のメインPC の Windows Update にビデオカードドライバ (NVIDIA) の更新が来ました。
▲クリックで拡大
配信されたドライバは、昨年12月29日付け。
バージョンは21.21.13.7653 です。
このバージョンのNVIDIAドライバが自動配信される件は、ニッチなPCゲーマーの環境構築 さんなどでは、すでに1月後半に話題に上がっていました。
※このページの本題とは逸れますが、ドライバ関連の配信って、時期に結構バラつきがあるものなのですね。
これを適用するとバージョン 376.53 になるようです。
私の場合、昨年12月前半に配信された バージョン 376.33 で ビデオカード周辺がド安定したので、これ以降はGPU周りの設定をあまり弄らないようにしていました。
そしてちょっと諸事情があり、ビデオカードドライバの更新はできれば後回しにしたい・・・・という事で、今回も「wushowhide.diagcab」のお世話になろうと思った次第です。
まえおきおわり。ここから本題です。
Windows 10 Anniversary Update では wushowhide.diagcab の効果が出ない?
wushowhide.diagcab 適用後の画面
▲クリックで拡大
非表示指定したドライバが消えません。
wushowhide.diagcab は正常終了できた旨のメッセージが表示されるのですが、PCを再起動してみても、半日ほど放置してみても、ドライバは非表示化される気配がありません。
このPCは、Windows Update の設定を「ダウンロード手動」に変更しています。
(手順: Windows 10: Windows Updateの自動更新を無効もしくは手動更新のみにする方法)
Microsoftの資料ページを読んでみる
おかしいなあ・・・・と思いながら Microsoftの資料ページを読みに行くと、Windows 10 バージョン 1511 と 1607 (Windows 10 Anniversary Update) で 異なる手順の記載がしてありました。
資料ページ
リンク先では、「wushowhide.diagcab へのリンク」はバージョン 1511 の項目にのみ存在しています。バージョン 1607 の項目には wushowhide.diagcab がありません。
リンク先を手順ざっくり紹介すると・・・・
- Windows 10 バージョン 1511の場合
ドライバを削除する
wushowhide.diagcab を使う - Windows 10 バージョン 1607の場合
デバイスマネージャーを開いてロールバック (ドライバーを元に戻す) を行う
どちらも「すでにドライバがインストールされてしまった状態」を前提に書いてあります。(標準では自動インストール設定になっているので仕方がないのかな?)
いずれにせよ Windows 10 Anniversary Update では、(少なくともドライバ更新については) wushowhide.diagcab は有効に作動しないようです。
あとがき
いつからこの状態になっていたのか、ちょっと把握できず。
昨年8月~9月頃 ( Windows 10 Anniversary Updateが恐ろしく不安定だった時期 )は、wushowhide.diagcab は作動していた記憶があるのだけれど、当時は「ドライバは全部最新に」という使い方をしていたのでドライバに関してはノーマークでした。
また「問題のあるKBの一時停止」についても、当時は本当に一時的に停止させたのみで数時間ほどで更新再チャレンジしていたので、wushowhide がどのような挙動をしていたのかはほぼチェックしていませんでした。
とりあえず、ドライバについては wushowhide.diagcab は使えない感じです。通常の更新については、今週のWindows Updateで wushowhide.diagcab の挙動をチェックしてみる事にします。