Wavファイルなど音声ファイルを加工して遊べる音ネタを3発ほど。

用意するもの:音声加工できるツール

SoundEngine、wavy、Audacityなどなど、なんでも良いので音声加工、編集ソフトを使用します。
私は使い慣れているWaveLabLite(シェアウェア)を使用しています。
(Win95時代に購入したものなので、もう12~3年使っている事になります(^_^;)

1.音が鳴っている筈なのに聞こえない・・・?

コピー&ペーストで、ステレオ音源の左右のチャンネルを全く同じ音にします。
またはモノラル音源を強制的にステレオに変換します。

左右同じ音
▲図にするとこんなカンジ。左右の波形を全く同じにします。

片方のチャンネルの音声を全選択して。。。

位相反転
▲英語ソフトなら「Invert phase」、日本語ソフトなら「位相反転」を選びます。

位相反転
▲右と左のスピーカーから、全く同じ音が流れます。
しかし音波の減圧は逆向き。スピーカーによっては、音が曇ったり、聞こえなくなったりする筈。

でも、ウチのスピーカーからは、普通に聞こえます。。。。
980円のオンボロスピーカーじゃ無理なのかな(;´ω`)
それともなにか考え方を間違えているかな?
(システムによっては対策されちゃっているのかも。)

スポンサー リンク

2.同じ音量で鳴っているはずなのに・・・!

以前もネタにした左右の音ズラシ技。

「1.」と同様、左右のチャンネルで同じ波形の音声データを使用します。

千分の一秒
▲で、こんな風に片方のチャンネルのデータを千分の一秒ほど遅らせると。。。

あら不思議。片方から鳴っているように聞こえます。
これの詳細は過去に書いているのでソチラ参照。
人の耳は千分の一秒を聞き分ける

3.市販CDのボーカルが・・・!

市販されている一般的な音楽CD、アーティストのボーカル入りと、カラオケバージョンが入ったモノがありますよね?
これを使ってアーティストの歌声だけを抜き出しちゃおうという技です。

■やり方
「1.」の技の応用になります。
通常の歌入り楽曲、カラオケ楽曲、どちらかの音源の位相を反転させます。
歌入り楽曲とカラオケ楽曲を、0.0001秒の狂いも無く、キチンと位置合わせしてミックス貼り付けを行います。

ミックス
▲WaveLabLiteだと「Edit」≫「Paste special」≫「Mix」を選択

ボーカルリッピング
▲ボーカルだけ抜き出すことに成功。

別の楽曲に別の歌を載せてみると、結構面白い遊びができますよ。

ちなみにこの技、全てのCDで可能なワケではないのであしからず。
最近のCDは対策されていてほとんど出来ません。

1998年~2000年頃、レコーディングスタジオ全体がデジタル化されて間もない頃のCDはかなりこの技が使えます。それより以前に発売されたCDでは、アナログ処理される部分があったりしますし、それ以降では対策されちゃっててこの技が使えません。