液晶保護フィルタを貼るだけで、iPhone4/4Sが裸眼3D表示可能になるという、グローバルウェーブ Pic3D-II 3D保護シートPIC3D2を購入してみました。

Pic3D-II 3D保護シート PIC3D2
▲Youtubeの3D映像をiPhone4で再生中。

以前にAQUOS PHONE Softbank 006SH(2011年モデル)で3D動画を視聴した事があり、そのレベルの立体感を期待していたのですが・・・残念ながら遠く及ばない感じです。まあ、値段や仕組みを考えると仕方が無いかな(^_^;

Pic3D-II 3Dは、奥行きを感じる3Dのみに対応している感じ (飛び出す側はどうしても二重にブレる) で、大きな期待はしない方が良いです。しかしまあ、それなりの3D効果はあります。目が慣れてくると結構イイ感じに視聴できます。

公式サイト

 Pic3D
Pic3D-IIは、サイドバイサイド形式の動画に対応しています。
上記URLから、iPhone4/4S用の専用再生ソフトや、3D動画のサンプルムービー(ページ内下段)をダウンロードする事が可能です。
※サンプルムービーを視聴・DLするには、パスワードが必要です。

商品パッケージ

Pic3D-II 3D保護シート PIC3D
▲厚手のボール紙に挟まれた、簡素なパッケージです。

中には、3D保護シート、パネル掃除用のレンズ拭き、保護シートの貼り方ガイド、貼り方を具体的に解説した動画のURLを記した紙が入っています。

裏面に大雑把な商品概要が書いてあります。
Pic3D-II 3D保護シート PIC3D
▲クリックで拡大

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再生ソフト

専用の無料再生アプリ「Pic3D-II Player」がAPP Storeでダウンロード可能。
  • iOS4では、古いバージョンのPlayerしかダウンロード出来ません。
    (今でもダウンロード可能。且つ、ちゃんと作動しました)
  • 最新バージョンは、公式サイトではiOS6までの対応となっていますが、iOS7.0.3でも無事作動することが確認できました。

余談
「ソフト側が最新バージョンならもっと立体的に見えるかな・・・?」とトンチンカンな期待を寄せてiPhone4をiOS7にアップグレードし、最新のPic3D-II Playerを試してみましたが・・・やはり3D効果に差は出ませんねえ( ̄▽ ̄;)

まあ、新しいバージョンの方がYoutube動画の再生安定性は高いです。ただしOSのアップデート含めて動きがモッサリしちゃったので、iOSを無理にアップグレードしない方が良いかも・・・です。

貼り方を具体的に解説した動画


▲保護フィルムの貼り方は、インターネット上で解説されています。
この解説どおりに貼れば良く、特に難しい所はありません。
とは言っても、位置合わせは かなりシビアです。

解説動画のように縞模様が1~2本で済むような貼り方をすれば、裸眼3D映像がバッチリ拝めるらしいのですが、不器用な私では、縞模様 3~4本まで減らすのが限界でした(^_^;

私が貼った保護シート (テストパターンの確認)
PIC3D2
▲目とiPhone4の距離が30~50cmの場合、この辺が限界です。(アマゾンレビューを読んでみても、縞模様3~5本が限界な気もします(^_^;)

 

この状態でも、iPhone4と目の位置を1.5~2mくらい離すと、テストパターンの縞模様は1本以下になります。
PIC3D2のテストパターン
▲iPhone4から1.5m離れて撮影。

30~50cmの距離でもテストパターンがこの位になるように保護シートを貼る事が出来れば、iPhone4で3D映像をバッチリ楽しめますが、ちょっと難しいです。。。

まあ、気を取り直してこの状態で3D映像を楽しむ事にしてみます。

Youtubeで3D映像を探すコツ

「サイドバイサイド 3D」
「side by side 3D」
「3D trailer」
などで検索すると、Youtubeで3Dに対応した動画を視聴可能です。

※3D trailerで検索した場合、「サイドバイサイド」が用意されていない動画はPic3D-II で3D化できません。

どのくらい3Dに見えるのか?

ぶっちゃけ、微妙なレベルです(^_^;
該当商品Amazonカスタマーレビューページjackson-jacksonさんの意見とほぼ同意見。1.5~2.0mほど離れて視聴すると、良い感じに3Dに見えます。
って・・・・4インチのモニタを2m離れて視聴するって何の罰ゲームですか(^_^;

それなりのコツもある

ん~と、まあ30~50cm離れた距離でも、それなりに3Dに見えるようにするコツはあるカンジで、モニタの奥15cmくらいに目の焦点を合わせて画面全体をボンヤリ眺めると、多くの3D動画で立体感を確認できます。
(液晶画面内の一点に集中すると、途端に3D効果がなくなる)

全く効果のないコンテンツもある

LG電子の3Dモニタのプロモーション動画など(画面から激しく飛び出して見える系の動画)は、被写体が二重にブレちゃってとてもじゃないけどマトモに見れませんでした(^_^;

LG電子の3Dプローモーション動画の一つ
LG電子の3Dプローモーション1
▲冒頭のこのシーンはPic3D-IIでも素晴らしく立体的に見えます。
これは見る価値あり・・・!と言いたくなるくらい良い感じに立体的です。

LG電子の3Dプローモーション2
▲しかし、空手家の兄ちゃんがアップになったあたりから、Pic3D-IIでは映像が二重になりブレブレ(^_^;
このシーンはキチンとした3Dモニタで視聴すると、画面の手前に飛び出して見えるんでしょうねえ。

その他「3D trailer」で検索した場合、「パイレーツオブカリビアン」や「ホビットの冒険3D」あたりが自然なカンジで3D映像として視聴できました。
3D映画として話題になったアバターのトレイラーは、飛び出す系の3Dが多くてPic3D-IIではあまり楽しむことが出来ませんでした。

保護フィルムを貼り直して、悪戦苦闘してみる

保護フィルムの貼る位置を微調整したら、もう少し立体的に見えるんじゃね?と少しばかり悪戦苦闘してみました。

  • 1回目の保護フィルムを貼りつけ
    • 貼り付けにかかった時間5~10分程度。
      まあ3Dに見えるが物足りない・・・・。
  • 2回目
    • 剥離シートを剥がした後に再度貼り付けるの難しい。
    • 貼り付けにかかった時間30分程度。
      バッチリ貼れたらしく、1回目より数倍3Dに見える!
    • しかし、シート内側に入ったゴミが気になり、シートを半分剥がして異物除去を行った。この際に保護シートが微妙にズレたらしく、3D効果は殆どなくなってしまった。0.5~1mmズレただけなのに・・・。位置合わせは非常にシビアだ。
  • 3回目
    • 3度も貼り直すと、流石に大量の異物が混入してしまった。
      貼り直しにかかった時間はなんと2時間(爆)
    • 2回目の貼り直し失敗の例があるので、異物除去は諦めよう。
    • 3D効果は、1回目に貼った時と同程度。
    • 2回目の貼り付けでバッチリ3Dになった時に、異物&気泡を諦めれば良かったなあ・・・( ̄▽ ̄;)

商品に対する感想や要望

手作業でフィルムを貼り付けるタイプの商品の場合、3D効果は、まあこんなもんだろう。ってレベル。ここは納得が行く。
ただ、貼り付け失敗する場合のことを考えて、同じ値段で2~3枚セットで販売してくれたら嬉しかったなぁ・・・と思ってしまいます(^_^;

あとがき

ん~・・・・液晶に保護フィルムを貼って無理に裸眼3D化する商品だと、こんなモノですかねえ。。。上手く貼る事が出来ればもう少し化けそうな気もしますが、保護フィルムの貼り付けに3時間弱かかったあたりで集中力が途切れました(^_^;

まあ、ようやく私の手元に3D視聴できる環境が出来たので、これで良しとしましょうかw

グローバルウェーブ Pic3D-II iPhone4(S)用3D保護シート PIC3D2
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おまけ

HARUDAKEという、WindowsノートPCに貼り付ける3Dフィルムを発見。
偏光3D眼鏡を利用して視聴するタイプです。
 ・12.1インチ 1280x800(画素ピッチ0.204mm)
 ・15.6インチ 1366x768(画素ピッチ0.252mm)
上記の液晶モニタ限定の商品で、なおかつ単体販売をしていない感じですが、これも面白そう。。。

ちなみに私の所有しているノートPCは、13.3インチ1366x768(画素ピッチ0.216mm)、メインPCのモニタは画素ピッチ0.26mmです。どっちも微妙にサイズが違う。本格的に3D視聴を楽しみたい場合は、キチンとした3Dモニタが必要なのかな。。。