1440x1080サイズで16:9のh.264動画を作成しようと思ったらアスペクト比の設定をミスッちゃったのでメモ。
そういや今まで1440x1080サイズで動画作成した事がなかった。x264のsarパラメータは1:1ばっかり使っていたので気が付かなかった。

x264でエンコする場合のパラメータ

x264でエンコする場合は以下な感じに設定する。
(注:ブルーレイ用のパラメータも混じってます)
--weightp 0 --bframes 3 --nal-hrd vbr --vbv-maxrate 30000 --vbv-bufsize 30000 --level 4.1 --keyint 24 --b-pyramid strict --slices 4 --aud --colorprim "bt709" --transfer "bt709" --colormatrix "bt709" --sar 4:3

 

x264で指定するパラメータはピクセル比。
1440x1080動画を16:9で再生したい場合は、1920:1440=4:3 と云う事で、sarのパラメータは4:3になる。
何も考えず--sar 16:9 に設定してたら無駄に横長な動画が出来上がってしまった。

もう一回動画変換するのは面倒臭いので、素通しエンコでアスペクト比だけ変更しちゃおう。

素通しエンコでアスペクト比をする場合

YambのMux機能を使って素通しエンコするのが楽。Yambの詳細な使い方は、このページで解説してます。

Yambで素通しエンコで指定する箇所は以下
Yambの設定
▲クリックで拡大
Yambで指定するパラメータは再生時のアスペクト比。

詳細な手順
  1. [Creation]から[MP4]を選択し、「アスペクト比を間違えた動画」を登録する
  2. [Properties]を選択し、上画像のように[Pixels Aspect Ratio]の欄で[16:9]を指定する。
  3. あとの設定は変更せず、そのまま出力すればOK

 

x264で指定するパラメータはピクセル比。
Yambで指定するパラメータは再生時のアスペクト比。
間違えないよう気をつけよう。