2021年12月の Windows Update メモページ。
「作っておかないと自分が困る」という事態が発生するため、個人的に必要が生じた際に、必要最低限のレベルで作成を続けています。
まえおき
- 以前のような更新頻度と更新スタイルは期待しないでください。時間に余裕のある時に限り作成・更新する、という感じです。
- 各更新プログラムの概要リンクは英語ページに飛ぶように設定しています。
ページ内リンク
今月の注意事項
Windows 11 および 10 20H2 / 21H1 不具合情報
Windows 11、10 をメジャーアップデートする際は、以下のような情報ページに目を通し、自分の環境で大きな問題が発生しないか、対処方法はあるのか、などをチェックする。
- Windows 11 known issues and notifications | Microsoft Docs
- Known issues and notifications Windows 10, version 21H1 | Microsoft Docs
- Known issues and notifications Windows 10, version 20H2 and Windows Server, version 20H2 | Microsoft Docs
今月分のメモ
- Windows 10 の KB5008212が、かなり時間がかかった
- ここ数ヶ月、かなり時間がかかっていたのでチョット観察してみた
- 更新の履歴に「失敗」は残らなかったが、3台中2台でやりなおしが発生
- インストール中 - 21% で長時間止まる
- 「状態:インストールの保留中」「状態:ダウンロード中」「状態:インストール中」を行ったり来たりするカンジ?
多くの環境に悪影響を与えるような問題は発生しないと思われる。 - プリンター関連のエラーは修正されている。
「既知の不具合」には、新たに掲載されたエラーはなく、数か月前から発生しているエラーのみが掲載されている。
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12月15日配信分 (月例更新)
共通項目(配布される更新プログラム)
- 全OS共通
- 悪意のあるソフトウェアの削除ツール
KB890830 今月はあり
- 悪意のあるソフトウェアの削除ツール
Windows 11
Windows 10 バージョン 2004 / 20H2 / 21H1 共通
- KB5008212 概要/ダウンロード
2021-12 Windows 10 v2004 / 20H2 / 21H1 の累積更新プログラム
- 注意: この更新プログラムを適用する前に、最新のサービススタック更新プログラム(KB5003173)を適用することが推奨される (Windows Updateを使用している場合は自動で提供される)
- WSUS や Microsoft Update カタログからスタンドアロンパッケージで更新プログラムを適用する場合の条件は以下
- 2021年 5月11日 リリースの KB5003173 がインストールされていればOK
- KB5003173 がインストールされていない場合
8月10日 リリースの KB5005260 をあらかじめインストールしておく必要がある。
- WSUS や Microsoft Update カタログからスタンドアロンパッケージで更新プログラムを適用する場合の条件は以下
- 発生する問題:
- ※先月より引き続き発生
スマートカード認証が接続に失敗する場合がある
- リモートデスクトップを使用して信頼されていないドメイン内のデバイスに接続すると発生
- 「クレデンシャルが機能しませんでした」
「新しいクレデンシャルを入力してください」
「ログイン試行に失敗しました」
などのメッセージが出る - 解決策
Known Issue Rollback: Helping you keep Windows devices protected and productive - Microsoft Tech Community
- ※先月より引き続き発生
「PSFX_E_MATCHING_BINARY_MISSING」というエラーが出て更新プログラムをインストールでない。
- 一部環境で発生。2021年6月21日リリースの KB5003690 をインストールした環境で発生する。
- 回避策
KB5005322 - Some devices cannot install new updates after installing KB5003690 (June 21, 2021)
上リンク先のざっくりした内容↓
- 問題の修正には、インプレースアップグレードが必要。
- 何もしなくても、しばらく放っておくと自動的にインプレースアップグレードがはじまる。
- リンク先の手順に従い、自分でインプレースアップグレードを行うことも可能。(すぐにアップグレードが始まるわけではない。最大 48時間待つ必要がある。)
- ※先月より引き続き発生
Legacy版 Microsoft Edge が削除される可能性がある
- カスタムオフラインメディアまたはカスタムISOイメージから作成されたWindowsインストールを備えたデバイスの一部で発生
- 2021年3月29日以降にリリースされたスタンドアロンサービススタックアップデート(SSU)を最初にインストールせずに、このアップデートをイメージにスリップストリームすることによってカスタムオフラインメディアまたはISOイメージが作成された場合にのみ発生
- LCUをスリップストリームする前に、2021年3月29日以降にリリースされたSSUをカスタムオフラインメディアまたはISOイメージに最初にスリップストリームすれば発生しない
- ※先月より引き続き発生
- 注意: この更新プログラムを適用する前に、最新のサービススタック更新プログラム(KB5003173)を適用することが推奨される (Windows Updateを使用している場合は自動で提供される)
Windows 7
MSEの更新プログラム配信あり。
悪意(KB890830)配信あり。
- KB2310138 概要/ダウンロード
Microsoft Security Essentials のセキュリティ インテリジェンス更新プログラム
- ※「Windows 7 有償サポート延長プログラム」に加入した環境には、最新の更新プログラムが配布されるが、ここでは割愛する。
Windows 8.1
- KB5008263 概要/ダウンロード
2021-12Windows 8.1 向け マンスリー品質ロールアップ- 注意: この更新プログラムを適用するには、最新のサービススタック更新プログラム(KB5001403)を事前にインストールしておくことが推奨されている。 (Windows Updateで「更新プログラムを自動的にインストールする(推奨)」を選択している場合は自動で提供される)
- 既知の問題など
- ※先月より引き続き発生
クラスター共有ボリューム(CSV)上のファイル操作で「STATUS_BAD_IMPERSONATION_LEVEL(0xC00000A5)」エラーが発生する場合がある。
- 管理者権限を持たないプロセスからCSV所有者ノードで操作を実行すると発生。
- ファイルまたはフォルダーに対して実行する特定の操作 (名前の変更など)で発生。
- 回避方法
・管理者権限を持つプロセスから操作
・CSVの所有権を持たないノードからの操作 - 今後のリリースでアップデートを提供する予定
- ※先月より引き続き発生
Windows Update に失敗する場合 (サイト内関連)
今月固有の問題はほぼ発生していないものと思われる。Windows Update が失敗を繰り返したり、何か問題が発生する場合、まずは以下のような一般的な対処方法を試してみる。
- Windows Update のエラーコード別対処方法
- Windows updateができない・失敗をくりかえす時の一般的な対処方法
- Windows Updateが終わらない問題の対処方法 (2018年版)
- コマンドプロンプトで修正する (Windows10では非推奨)
- Windows update後に起動しない、再起動ループする
Windows 7 の場合 / Windows 10、8.1 の場合
先月から引き続き掲載する項目
以下、先月更新より、重要なものをピックアップし、今月も再掲載する。
- ※ 2020年7月より引き続き掲載
セキュリティ上の脆弱性のため、すべてのWindows UpdateでRemoteFX vGPU 機能が無効になる。(参考リンク:KB4570006)
- RemoteFX vGPUが有効になっている仮想マシン (VM) は起動失敗する
- ※ 2020年8月より引き続き掲載
Microsoft Defender Antivirus は手動で無効化できなくなった- 「Microsoft Defender Antivirus」を無効化するレジストリは非推奨、アップデートで削除へ - 窓の杜
サードパーティーソフトを検知すると自身を自動で無効化する仕組みになっている部分はそのまま。レジストリキー「DisableAntiSpySware」が削除された
- 「Microsoft Defender Antivirus」を無効化するレジストリは非推奨、アップデートで削除へ - 窓の杜
- ※ 2020年10月より引き続き掲載
一部ドライバーのインストールでエラーが出るようになった。
- Windows 8.1/10 共通:ドライバーの署名検証が厳格になったため、不適切なフォーマットのドライバーをインストールするとエラーが表示されるようになった。(つまり不具合ではなく、ドライバーベンダー側のミスに対し厳格になった)