2020年7月の Windows Update メモページ。
「作っておかないと自分が困る」という事態が発生するため、個人的に必要が生じた際に、必要最低限のレベルで作成を続けています。
まえおき
- 以前のような更新頻度と更新スタイルは期待しないでください。時間に余裕のある時に限り作成・更新する、という感じです。
- 各更新プログラムの概要リンクは英語ページに飛ぶように設定しています。
ページ内リンク
今月分のメモ
- 2020年5月から停止していた 非セキュリティのリリースは、
- Windows 10 および Windows Serverバージョン1809以降では 2020年7月から再開される。
- Windows 8.1 は メインストリームサポートの終了に達したため、非セキュリティリリースはなくなる。
- 2020年7月から、セキュリティ上の脆弱性のため、すべてのWindows UpdateでRemoteFX vGPU 機能が無効になる。(参考リンク:KB4570006)
- RemoteFX vGPUが有効になっている仮想マシン(VM)を起動しようとすると失敗し、次のようなメッセージが表示される。
- 「Hyper-VマネージャーですべてのRemoteFX対応GPUが無効になっているため、仮想マシンを起動できません。」
- 「サーバーに十分なGPUリソースがないため、仮想マシンを起動できません。」
- RemoteFX vGPUが有効になっている仮想マシン(VM)を起動しようとすると失敗し、次のようなメッセージが表示される。
- Windows 7 / 8.1 を含め、Microsoft Edge Update が本格的に始まった。
- Windows 10、8.1、7 いずれも KB4559309 が配信される。
※Microsoft Update Catalog では配布されていない
※推奨扱いなので、無理して入れる必要は無い。
- Windows 10、8.1、7 いずれも KB4559309 が配信される。
- 今のところ、大きな不具合は観測されていない。
今月の注意事項
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Windows 10 v2004 一般リリース開始
- ※ 先月より引き続き掲載
5月28日から Windows 10 バージョン2004 が一般リリースされている。
作動確認の取れた環境から、順次 Windows Update でも配信されていく。
- Microsoft が提供する不具合情報ページ
Windows 10, version 2004 and Windows Server, version 2004 - Windows Release Information | Microsoft Docs
主な不具合は、上記ページで確認できる。
- Microsoft が提供する不具合情報ページ
7月15日配信分 (月例更新)
共通項目
- 全OS共通
- 悪意のあるソフトウェアの削除ツール
KB890830 今月はなし
※ 2020年5月以降、KB890830 は四半期に一度のリリースとなる。 - Flash 関連のセキュリティ更新プログラム
今月はなし
- 悪意のあるソフトウェアの削除ツール
Windows 10 バージョン 2004
- KB4565503 概要/ダウンロード
2020-07 Windows 10 v2004 の累積更新プログラム
- 注意: この更新プログラムを適用する前に、最新のサービススタック更新プログラム(KB4566785)を適用することを推奨 (Windows Updateを使用している場合は自動で提供される)
- 発生する問題:
- 日本語 IME でエラーが出る、マウスでドラッグしようとすると、アプリが応答を停止したり閉じたりする場合がある
- ImeModeプロパティを使用していると発生。
※一部のアプリでは、ImeModeプロパティを使用して、個々のテキスト入力フィールドの入力方式エディター(IME)モードを制御し、入力効率を高めている。 - 現時点の回避策
- 「日本語 IME の設定」>「全般」を開く
「以前のバージョンの Microsoft IME を使う」をオンにする
※一時的な回避策。この設定を長期間使用することは非推奨
- 「日本語 IME の設定」>「全般」を開く
- 今後のリリースでアップデートを提供する予定
- ImeModeプロパティを使用していると発生。
- 日本語 IME でエラーが出る、マウスでドラッグしようとすると、アプリが応答を停止したり閉じたりする場合がある
- KB4565627 概要/ダウンロード
2020-07 .NET Framework 3.5 および 4.8 の累積的な更新プログラム
Windows 10 バージョン 1909 / 1903 共通
バージョン1909 と 1903 は 配信される ロールアップの KB番号 が同じ。
※ Microsoft Update カタログからダウンロードする場合 1903 と 1909 は別物なので注意。
- KB4565483 概要/ダウンロード
2020-07 Windows 10 v1909 / v1903 の累積更新プログラム
- 注意: この更新プログラムを適用する前に、最新のサービススタック更新プログラム(KB4565554)を適用することを推奨 (Windows Updateを使用している場合は自動で提供される)
- 発生する問題:
- インターネットにアクセスできない場合がある
- 今年2月から発生、Microsoft の KB 情報ページには 5月から掲載されているもの。
- ワイヤレスワイドエリアネットワーク(WWAN)LTEモデムを搭載したWindows 10デバイスで発生する
- ただし、通知領域のネットワーク接続ステータスインジケーター(NCSI)は、インターネットに接続していることを示している
- 今後のリリースでアップデートを提供する予定
- インターネットにアクセスできない場合がある
- KB4565633 概要/ダウンロード
2020-07 .NET Framework 3.5 および 4.8 の累積的な更新プログラム
Windows 7
今月もMSEの更新プログラムは配信されていた。
- KB4567409 ※Microsoft Update Catalog では配布されていない
Microsoft Edge Windows 7 の更新プログラム - KB2310138 概要/ダウンロード
Microsoft Security Essentials のセキュリティ インテリジェンス更新プログラム - ※「Windows 7 有償サポート延長プログラム」に加入した環境には、最新の更新プログラムが配布されるが、ここでは割愛する。
Windows 8.1
- KB4565541 概要/ダウンロード
2020-07 Windows 8.1 向け マンスリー品質ロールアップ- 注意: この更新プログラムを適用するには、最新のサービススタック更新プログラム(KB4562253)を事前にインストールしておくことが推奨されている。 (Windows Updateで「更新プログラムを自動的にインストールする(推奨)」を選択している場合は自動で提供される)
- 既知の問題など
- クラスター共有ボリューム(CSV)上のファイル操作で「STATUS_BAD_IMPERSONATION_LEVEL(0xC00000A5)」エラーが発生する場合がある。
- 管理者権限を持たないプロセスからCSV所有者ノードで操作を実行すると発生。
- ファイルまたはフォルダーに対して実行する特定の操作 (名前の変更など)で発生。
- 回避方法
・管理者権限を持つプロセスから操作
・CSVの所有権を持たないノードからの操作 - 今後のリリースでアップデートを提供する予定
- クラスター共有ボリューム(CSV)上のファイル操作で「STATUS_BAD_IMPERSONATION_LEVEL(0xC00000A5)」エラーが発生する場合がある。
- KB4566519 概要/ダウンロード
2020-07 .NET Framework 3.5、4.5.2、4.6、4.6.1、4.6.2、4.7、4.7.1、4.7.2、4.8 のセキュリティおよび品質ロールアップ - KB4567409 ※Microsoft Update Catalog では配布されていない
Microsoft Edge Windows 8.1 の更新プログラム
Windows Update に失敗する場合 (サイト内関連)
今月分では、今月分固有の問題はほぼ発生していないものと思われる。
Windows Update が失敗を繰り返したり、何か問題が発生する場合、まずは以下のような一般的な対処方法を試してみる。
- Windows Update のエラーコード別対処方法
- Windows updateができない・失敗をくりかえす時の一般的な対処方法
- Windows Updateが終わらない問題の対処方法 (2018年版)
- コマンドプロンプトで修正する (Windows10では非推奨)
- Windows update後に起動しない、再起動ループする
Windows 7 の場合 / Windows 10、8.1 の場合