2017.03.29: システムの復元が正しく完了できない問題が発生中
2017.03.22 04時: 21日以降に配信されたものは別ページに移動。
2017.03.22 03時: Windows7/8.1に品質ロールアップ(プレビュー)配信。
※Windows Update Clientの更新あり。
2017.03.21: Windows7 (KB4012215) の不具合追記
2017.03.21: KB4013429の問題を修正したKB4015438が配布された
2017.03.18: KB4013429 の不具合に追記。追加配信のKB3150513を 追記
2017.03.20: Kaby Lake や Bristol Ridge の件を追記
2017.03.15 15時:「今月分で発生する問題」追加
2017.03.15 04時: Windows10 2台目、3台目の更新メモを追加
2017.03.15 03時: 3月の月例配信分のメモを追加
2017.03.09: 初出
2017年3月分の Windows Update のメモページです。
個人的なメモや手元のPCの挙動の記録が中心です。
3月後半の配信分は別ページに移動しました
ページ内の情報量が増えたため、3月21日以降に配信されたパッチ情報は上記ページに移動させました
以下、3月15日、3月9日に配信された Windows Updateの情報およびその不具合情報です。(※3月29日追記分の原因や発生条件は未調査)
2017年3月29日追記
Windows 10
システムの復元が正しく完了できない問題が発生中
- 新品ノートPCがシステム復元エラー「0x80070091」 - マイクロソフト コミュニティ
- 富士通Q&A - [Windows 10] システムの復元を実行する方法を教えてください。 - FMVサポート : 富士通
富士通サイトより一部引用
2017年3月現在、システムの復元を実行すると、エラーが発生し、正しく完了しないことがあります。このエラーは、現在修正中です。
エラーが修正されるまで、お待ちいただきますよう、お願いたします。
- 発生条件未調査。今のところ対処方法なし。修正されるのを待つしかない模様。
今月分で発生する問題・不具合など
Windows7 (KB4012215)
KB4012215 (セキュリティマンスリー品質ロールアップ ) を適用すると Microsoft Security Essentialsn で誤検出が発生するようになる模様です。
PC環境によってはエクスプローラーが重くなる、フリーズするなどの症状も発生するようです。
- ※症状
スキャンを実行すると「予備スキャンで、悪意のある、または望ましくない可能性のあるソフトウエアがシステムに存在する可能性が検出されました。スキャンが完了した時点で検出された項目を確認できます。」というメッセージが表示されるようになる
Windows10 (KB4013429)
KB4013429 は 色々と問題が発生する模様です。
※3月21日配布のKB4015438および3月23日公開のKB4016635で解消するものと思われます。
(3月21日以降の情報はこちら)
- 動画再生できない/エクスプローラーが落ちる
- ※KB4015438で修正済み
KB4013429 をインストールすると、Microsoft DTV-DVD Decoder が正常に作動しなくなる。LAV Filters や ffdshowなど別のデコーダーを利用する必要あり。 - Microsoft DTV-DVD Decoder を利用している場合、必ず発生する。
- これにともない、(拡張子が.mpgや.tsなどの)動画ファイルが入ったフォルダを開くと、エクスプローラーが不正終了する問題も発生する。こ の場合、エクスプローラのオプションを「常にアイコンを表示し、縮小版は表示しない」に変更する (該当フォルダだけに行ってもOK)
- ネット上の情報を読み漁ってみると、1月25日にIP向けに配信された KB3216755 (次月更新の評価版) でも同様の症状が発生していた模様。
- ※KB4015438で修正済み
- KB4013429 がインストールできない
- 症状
KB4013429のインストールに失敗する。
または数時間待ってもインストールが終わらない。
一部のユーザーで発生する。 - 対処方法
Microsoft Update カタログから更新プログラムを手動でダウンロード、インストールする。 - ダウンロードリンク
KB4013429(Microsoft Update カタログ) - 参考リンク
Easy Fix for Windows 10 Cumulative Update KB4013429 Issues
Windows 10の累積的な更新プログラムKB4013429でインストール問題が発生するも簡単に解決可能?
- 症状
- ネット回線が頻繁に切断される
NIC(LANやWi-fi)は認識されているのにネットにつながらない
IEだけ正常にブラウジングできない
Google Chromeだけ正常にブラウジングできない
Windowsそのものが不安定になる
- 一部のユーザーで発生する。
システムの復元などを利用し、一旦 3月15日以前に戻し Windows Updateをやり直してみる、またはKB4013429 だけ手動でインストールしてみる、などで解消する(場合もある)
※システムの復元が使えなくなっている環境があるので注意- KB4013429をアンインストールすると問題は解消する。ただしKB4013429 はセキュリティ関連の更新を含んでいるためこの方法は極力取らないようにする。
- ネットワーク関連の問題は 3月21日配布のKB4015438で治らないケースもある・・・・?
2017年3月の不具合情報はここまで。
以下、気になった情報や、各KBの情報、手元のPCをWindows Updateした際の挙動メモなど
3月20日追記: 追加配信あり
3月20日、手元のWindows10マシンに KB3150513が来た。
- KB3150513
互換性の定義ファイル - 実際には3月16日頃に配信されていたらしい。また、すべての環境に配信されるものではない(KB3150513が降って来ないPCもある) 模様。
- 参考リンク
KB3150513 Windows 10 Update on 16 Mar. 2017 | Volitional Engineering
3月18日追記:
Kaby Lake や Bristol Ridge など、最新のCPUを搭載した Windows7 / 8.1 マシンでは、今後は Windows Updateはできなくなるかもしれません。
ニッチなPCゲーマーの環境構築さん経由で知りました。
個人的予測
- Microsoftのリンク先を読んでみると、Skaylakeの時のような「サポートしない」という表現ではなく「更新プログラムは利用できません」という表現になっているので、今回は本当にWindows Updateができない機種が出てくるんじゃないか、と思っています。
- ただし、「スキャンまたはダウンロードできない可能性があります」という文章もあるので、全ての機種 (またはすべての更新プログラム) が対象になる、というワケでもなさそうで、Skaylakeの時と同様、実際に 次回以降 の Windows Update が配信されてみないとどうなるかは分からない・・・という状況だと思われます。
その他補足
- 個人的にはSkaylakeの時の「サポートしない」は「Windows Updateは利用できるが問題が起きても修正対象にならない」という意味だと思っています。
- 今回の場合、「該当CPUを搭載した Windows 7/8.1には、たとえセキュリティパッチであっても、(問題が発生する場合は) 更新プログラムを配信しない場合がある」という感じかなあ・・・・と勝手に予測しています。
3月15日配信分
7 / 8.1 各1台ずつ、10は3台更新終了。7と8.1はすんなりアップデートできた。10は 3台中2台でやや時間がかかった。いずれもまだインストールしただけ、という状態だけど、とりあえず 大きな問題はなさそう。
Windows 7
- KB4013867
Microsoft Silverlight のセキュリティ更新プログラム (12.6 MB)
※ファイル容量はいずれも64bit版のもの - KB4012215
2017 年 3 月 Windows 7 向けセキュリティ マンスリー品質ロールアップ (145.6 MB) - KB890830
悪意のあるソフトウェアの削除ツール (7.4 MB) - 更新時のメモ
更新の確認は数分ほど。ダウンロード・インストールともに問題なく5分前後で更新終了。再起動あり。今のところ問題なし。
Windows 8.1
- KB4012216
Windows 8.1 向けセキュリティ マンスリー品質ロールアップ (194.9 MB)
※ファイル容量はいずれも64bit版のもの - KB890830
Windows 8、8.1、10 用 Windows 悪意のあるソフトウェア削除ツール (7.4 MB) - KB4014329
Windows 8.1 用 Adobe Flash Player のセキュリティ更新プログラム (20.5 MB) - 更新時のメモ
更新の確認は数分ほど。ダウンロード・インストールともに問題なく5分前後で更新終了。再起動あり (2回再起動が必要だった)。今のところ問題なし。
Windows 10
- KB4013429
Windows 10 Version 1607 の累積的な更新プログラム - KB890830
Windows 8、8.1、10 用 Windows 悪意のあるソフトウェア削除ツール - KB4013418
Windows 10 Version 1607 用更新プログラム - KB4014329
Windows 10 Version 1607 用 Adobe Flash Player のセキュリティ更新プログラム - 更新時のメモ
ダウンロードとインストールは去年と比べるとかなり順調に終了。
ダウンロードにかかった時間は約10分、インストールにかかった時間は約5分。再起動あり。再起動には時間がかかった。再起動後 問題なし。- 1台目・・・・
更新後の再起動に時間がかかった。「更新プログラムを構成しています」の画面が出るまでに20分。途中ディスクアクセスがない状態が10分ほど続き、リセット押そうか迷った(押さなかった)。「更新プログラムを構成しています」の画面が出た後は問題なく更新が進み、無事終了。 - 2台目(メインPC)・・・・
ダウンロード10分、インストール5分、再起動4分、再起動後 問題なし。 - 3台目・・・・
ダウンロードに時間がかかる(30分かかった。8~12%と95%で5~10分ほど止まった。)インストール6~7分、再起動10分。 再起動後 問題なし。
- 1台目・・・・
月例配信分はここまで。
以下、3月上旬に配信された更新プログラムの情報。
3月9日
Windows 7 に KB2952664 が、
Windows 8.1 に KB2976978 が来た。
(※実際には 3月8日 に配信されていたらしい)
手元のPCの場合、Windows 7は再起動不要、Windows 8.1 は再起動が必要だった。
KB2952664 と KB2976978について
- いずれもオプション配信。インストールする・しないは自由。
- テレメトリ関連のパッチ。
- PC内であれこれと評価プログラムを走らせて、その結果をMicrosoftに送信する。(Windowsの互換性を高めるためのもの、という事らしい)これらのKBは、過去に何度も再配信されている。
- 過去に「非表示」の設定を行い、インストールしないようにしていても再配信される。
- 既にインストールしてあるPC環境でも再配信される。
(数か月更新していないPCの場合、同じKBが複数表示される場合もある?)
これらのKBを気持ち悪いと感じる場合は削除がおすすめです。
削除方法は ニッチなPCゲーマーの環境構築 さんが詳しいです。
ニッチさんの該当記事
3月8日 配信分の個人的なメモ
どうでも良いお話ですが
▲クリックで拡大
手元の1月末から更新していないWindows 8.1 PCの場合、2月分、3月分両方の KB2976978 が表示されました。
そしてこれらをインストールしてみると・・・・
▲クリックで拡大
KB2976978 は2つともインストールされました。
過去何度も再登場したり、アンインストールする場合は何度も繰り返し削除する必要があるKBである事を考えると、インストール時のこのおかしな挙動も仕様の範囲内なのかな?
現時点の情報は以上です。