私は滅多にお絵かきしないのですが、一応ペンタブレットも所持しています。今までは2001年頃に発売された、WacomのPenStationという3000円程度の一番安い入門機を利用していました。
AdobeCS5の体験版を色々と弄っているうちに新しいペンタブレットが欲しくなったので、大奮発してIntuos4 PTK-640/K0を購入。 2万5千円ナリ。
ということで、ちょこっとレビューします。
▲10年近く使っていたWacom PenStation
デバイスの精度も悪かったし、筆圧検知も微調整が難しかったしで、「線の抜き」みたいな表現は非常に難しく、専用のお絵かきソフトで水彩風の表現ならギリギリ使い物になるレベル。
ぶっちゃけ私には使いこなせませんでした。 またWindows7に移行してからはXPモードでなければ筆圧感知せず、結局10年間で15~20回使った程度でした。。。(^_^;
前回の様に 「購入したのは良いけれど、よっぽどの事が無い限り使わない」ってな事にならないように、今回は価格よりも評判・性能を重視しての選択です。
デカイ。想像以上にデカイ。
今まで使用していたPenStationの作業エリアが小さすぎた(8cm X 6cm)ので、縦横ともに少なくともその倍の面積が欲しいな、と言う事でMサイズ(読み取り可能範囲 22×14 cm)を注文。
▲B5サイズのマンガ雑誌と並べて撮影。箱が異様にデカイ。。。
▲本体も結構な大きさだった。読み取り範囲22cm X 14cmってのを甘く見てた。。。
私はマウス・キーボード・モニタなどの入出力機器は通販を使わず店頭購入する派なんですが、なにぶん田舎なもので近隣のPCショップには殆どペンタブレットは置いておらず、久々に実物を見ずに購入となったワケですが、やっぱ微妙に失敗しますね(^_^;
▲以前愛用していたPenStationとの比較。
作業エリアの「縦横2倍」だけで判断したのは早計だったか。。。 PCデスクにはかろうじて乗せる事の出来る大きさでしたが、私にはちょっと大きすぎたかも。 う~ん。。。Sサイズ(15cm×10cm)で十分だったかなぁ。。。(^_^;
使ってみての感想:やっぱIntuos4スゲー!
Intuos4には「最高200ポイント/秒の高速で2048レベルの筆圧表現」や「1gON荷重」などの謳い文句が付いています。
▲滑らかな曲線も、線の抜きも、線の強弱も、かなりアッサリと思い通りのものが引けます。
「1gON荷重」がホントにスゴイ。フワフワっとした軽いタッチでも、キチンと感知して線を引いてくれる。ギュッとペンを押すとそこからブワーっと太い線が引ける。
感激。 PenStationの100倍使いやすいっす。
▲自分好みの筆圧に調整可能。
私の場合、筆圧は「やや硬め」の設定がベストでした。
上記くらいの設定にした時、ほぼ思い通りの線の強弱が付けられました。
今までもペンタブレットに特化したペイントツールを使えば、それなりに思った線は描けていたのですが、これで複数のツールを使い分けなくてもそれなりのモノが描けそうな感じです。
まあ私は絵描きとしては2流どころか、3流4流の腕前なので、道具が良くなったからといって劇的に良いものが描けるワケじゃないのですが(^_^;
替え芯10本が標準で付属
▲標準でペン立てが付属、その中にはこれまた標準で替え芯が10本も付属。
黒: 標準のポリアセタール芯
灰: フェルト芯。硬質。抵抗感あり。ペンとして使う。
内白外黒:エラストマー芯。弾性と粘り気あり。パステル?クレヨン?
白(バネ付き):ストローク芯。ブラシのような感触。筆として使う。
現在、標準芯とフェルト芯を使い比べてます。
確かに書きあがる線は違う。でも手に伝わる感触の違いが、私には殆ど解らない(^_^;
現在 練習中
なんにせよ、久々のペンタブレット。そして久々のお絵かき。ある程度の腕前を取り戻すため、練習あるのみ。
以下、いずれも PhotoShop CS5体験版を使用。
Intuos4のペン先はデフォルトの「ポリアセタール芯」
文字の練習
意識すれば簡単に線の強弱を出せるが、無意識に文字を殴り書きしてるだけじゃ強弱を出すのは難しい。文字を書く時は「ストローク芯」にペン先を変えた方が良いかも。
直線の練習
こちらはかなり良い感じ。1週間やってればそれなりに良い線が引けるようになりそう。
PenStationなんてとっとと捨てて、Intuosにすべきだった。
円の練習
時間はかかりそうだが、思い通りの線が引けるようになる予感はしてくる。PenStationの時は1日目にして絶望感が漂ったものだ(遠い目)
トレース
▲トレースの練習。こんな調子じゃ、模写もオリジナルもまだまだ先だ。
元絵はこちらとこちら
縮小しているから何とか見れる絵になっているが、まだ線はガタガタ。でも今回はハードのせいじゃなく、自分の腕のせいなのが自分でも納得できる。
・・・と、ここまで描いてからNekoPaint試したらサクっとキレイな線が描けた。トレスもかなりいい感じで進みそうだ。第一次修行タイム終了(笑)
PhotoShop 6+ PenStationの組み合わせより全然サラサラ描けるので、CS5にはペンタブ補正が入っていると早合点しちゃったけど、入っていないんですね(^_^;
よし、後は気が向いた時にトレースを繰り返し、気が向いたら次のステップへ進もう。
腰痛からの完全復活はまだ先だなぁ('Α`)
4~5時間書き込んだ所で、めっちゃ腰が痛くなって来た。。。 私は椎間板ヘルニアで入院・手術した身なんですが、まだこういう事が出来る身体じゃないのかもしれないっす(>_<、
(2年前は2~30分で限界が来たので、まぁそれなりに回復はしているナー)
ペン先の消耗、(筆圧によるけど)結構早い
それから、ペン先を替えてみたら(標準→標準なのに)書き味がめっちゃ違ってビビった。
おおぅ。。。確かに4~5時間前はこの書き味だった。。。私は筆圧かなり強めなのかもしれない。かる~くササ~ッと描かないと、替え芯の消耗が激しい事になりそうだ。
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一応、今でも年に1~2度オリジナルで線を引かなければならない事があるので、その時の為、今は練習あるのみ。
ぼちぼちと頑張るぞう。