MonacoinやDogecoinのマイニング前提で新しいPC組みました。
280Xを2枚挿し、マイニング中の消費電力は(OC や電圧変更なしの状態で)595~610W、1400KHash/sです。
▲とりあえず誰も使っていない部屋に設置して、テスト稼動している所。
自分でPC組むのは面倒なので、BTOショップのストームさんにPC発注。
正式な注文から8~9日で以下のPCが届きました。
まえおき
昨年の秋ごろから軍資金を20万ほど貯め、Quadro K5000欲しいなあ・・・Surface Pro 2の512GBモデル欲しいなあ・・・・でもどっちを買っても(自分の場合)持て余す可能性がデカいんだよなあ。。。と悶々としながら過ごしていました。
そして、今年の1月中旬から突如のめり込んでしまった暗号通貨の世界。
暗号通貨およびマイニングの存在を知ってから約7日ほど「コレに夢中になっても良いものだろうか?」と色々思案していましたが、1月20日にとうとう「本格的にやってみよう」と決意。コツコツ貯めた20万の軍資金はマイニング専用PCへと向けるコトになりました。
PC構成
CPU:Intel Core i3-4130T
CPUファン:COOLER MASTER Vortex 211Q
M/B: ASRock Fatal1ty Z87 Killer
メモリ: DDR3-1600 8GB(4GBx2) PC3-12800
VGA: Radeon R9 280X 3GB (MSI)・・・・・2枚
ストレージ: Samsung SSD 840 EVO Series 120GB
光学ドライブ: DVD Super Multi/黒
ケース:XENON REFROID XE-6238B-JP(フルタワー)
電源:LEPA MaxGold G1000-MB
OS:Windows 8.1 64bit DSP
モデル本体小計: \170,256(送料・消費税別)
Storm Power Gamerモデルを元にカスタマイズを行ったのですが、まったく原型を留めていません(^_^;
マイニング専用機としては、色々と無駄があるのは分かっている(あと3~4万は安く出来る)けれど、Windows8.1マシンが1台欲しかったので、CPUやストレージ廻りでチョッピリ贅沢しました。
購入の際にポイントとした所
BTOでパーツ選びする際にポイントとしたのは、
・フルタワーケース
・PCIeX16を3枚させるM/B
・R9 280Xを2枚挿し。
この3点でした。
とりあえず現時点では、採掘に使うGPUは R9 280X が(新品購入の場合は)一番コスパ良いです。お値段3万5千~4万円、消費電力250~300Wで700Khash/s出せます。
ケースの中身
▲さすがにフルタワーだと余裕がありますねえ。
M/BもPCIeX16を3枚させるモノを選んだので、GPU 2枚の隙間をこれくらい大きく取れます。(ただしフロントUSBやオーディオケーブルの挿し込みが非常に窮屈になりました)
室温5~15℃程度の部屋では、ほぼ無音で稼動してくれます。
あとでGPU電圧を下げて500W前後で運用する予定なので、電源は1000Wとケチっています。(通常は1250W電源を選ぶ構成です)
それでも、上側に付いたR9 280Xは結構温度が上がります・・・
▲クリックで拡大
・上側の280X・・・・77~80℃、FAN1600~1800回転
・下側の280X・・・・60~65℃、FAN1300~1400回転
・測定時の室温13度
2枚のGPUを隣接したPCIex16で運用すると、上側の280Xが80℃、FAN2200~2400回転くらいなったので、やっぱGPU間の隙間は重要です。
2枚ともサクっと700~715Khash/sくらい出たのでひとまずは安心。
ちなみに消費電力はシステム込みで600~620Wくらいです。やっぱGPU電圧を下げないと1000W電源では24時間フル稼働はキツいかもねえ。。。(50%出力で稼動させたい)
あと思ったより静かなので、とりあえずサイドパネルに23cmくらいのFANを取り付ければ、夏場でもケースを閉めて運用できるんじゃないかなあ・・・と淡い期待を寄せています(^_^;
StormさんのBTOカスタマイズの特徴
今回BTOマシン購入で利用したStormについて。
「とっつきにくいサイトだなあ」と敬遠してたけど、マイニング専用PCをBTOしたい場合は、すげえ便利なBTOショップだと気が付きました。
ショップリンク:Storm
他のBTOショップとは比較にならないほど自由度が高いので、極端な構成のPCをBTOしたい場合には非常に有効です。
見積もり画面はこんな感じ。
各パーツごとに、これだけ自由に選べます。
▲PCケースの選択
▲GPUの選択
- 2枚挿(CFXやSLI)したい場合は、一旦見積り書の発行依頼を出し、受け取ったメールの見積りに追加パーツの希望を付け加え、再見積りの依頼をメールします。
(無茶な構成でお願いすると、見積もり不可のメールが来ます(^_^;) - ビデオカードのベンダーの指定は出来ません。ストームさんの在庫状況や仕入れ状況で、何が使われるかが変わるそうです。
※ちなみに私の注文した280Xは、MSI R9 280X Twin Frozr 4S OCになりました。(1枚4万円前後で計算されてました。価格com最安値で比較すると1割高)
CPUやGPUはもちろん、M/Bやケース、電源も10~20種類のパーツから選択可能です。お値段は「パーツ別に価格comで最安値ショップで購入」する場合と比較して10%くらい割高になるかな?と云う感じで、1店舗でまとめ買いしてBTO組んでもらう分には十分安いです。
あと、選択した各パーツの外箱を付けてくれます(´∀`)ノ
▲何気に嬉しいこのサービス。
ストームさんは、BTOで選択したパーツの外箱や説明書、CD、余りケーブルなど、全て送ってくれました。中古処分する時、外箱があるかないかで買い取り価格が倍くらい違いますよね。これは嬉しいですねえ(´∀`)ノ
でも自作すればもうちょっと安く出来るよね(^_^;
とにかく安く済ませたい・・・!って場合は、私の選んだ構成はあまり良い選択ではありません(笑)- OSはLinux前提で、CPUはセレロン、CPUクーラーはリファレンス、光学ドライブなし、M/Bも一番安いヤツでOK、ストレージは500GBのHDDでOK・・・とかやれば、似たような構成でも4万円くらい削れます。(18万→14万円)
- BTO辞めて最安値ショップを探しまくってパーツ調達して、自作&ケース無しのまな板運用すれば、さらに3万~4万円くらい浮きます。(14万→10~11万円)
- あと、マイニング専用でGPUを挿す場合は、PCIeX16のスロットじゃなくても良いみたいです。(ホントに大丈夫なのか?と不安で試さなかった)
ちゅうか280X2枚挿をするより、安物M/Bと電源を二つ用意した方が安上がりになりそう。
R9 280Xの注意点
Radeon R9 280Xは、初期版・現行版の2種類が存在しています。
初期版・・・・Tahiti XT2 コア
現行版・・・・Tahiti XTL コア
※Tahiti XTLの方が省電力かつ高クロックで回る(と言われている)
外箱での見分けはほぼ不可能。
この情報だけ見ると「現行版の方が良いじゃん?」って思いますが、MSIの280Xの場合、現行版(?)の280Xは電圧変更が出来ませんでした。(BIOSが変わっているだけかも。コアについては未確認)電圧変更したい場合にはBIOSの書き換えする必要が出てきます。
購入直後にサポート外の行為を行う必要が出てくるので、チョット凹みます(^_^;
重要: その他の注意点
暗号貨幣の周辺は、先週末(2/7)あたりから一気にキナ臭くなってきました。
・ロシア、仮想通貨ビットコインを非合法化 | Reuters
・アップルストアからウォレット削除される
・インドネシア、仮想通貨ビットコインの使用を禁止
・2/7~2/10: mtgox一時的なビットコイン引き出し停止
└ ビットコイン総合情報局 Bitcoin Rumors: Mt.Gox(マウントゴックス)広報担当者がインタビューに応じる
完全にマイニング専用のPC組む場合は、この辺のリスクを考えておきましょう。
暗号通貨に夢中になり過ぎ、大金を投じるのも控えておきましょう。
あとがき
PC組むのチョット遅かったと後悔しています(笑)
本格的に「暗号通貨やってみよう!」と思い立った時、速攻でPC組めば良かったです(^_^;
どんなPC構成にするか悩むこと10日、注文してから手元にPC届くまでに8日、その間で、びっくりする位に暗号通貨する人が増えちゃいましたねえ。
手元にマイニングPCが届く頃にはMonacoinの難易度が3~4倍上昇し、コインの価格は4~5倍上昇しました。1月20~23日頃にこのマシンが手元にあったらなあ・・・と少し残念に思っています(^_^;