2016.09.13: KB3179573では Windows Update Clientは更新されないことを確認
2016.08.31:「.NET Framework 用の月例更新もロールアップ化」追記
2016.08.26:「KB3176934でPowerShell が破壊される」追記
2016.08.25: 複数のドキュメントを印刷できない問題の修正パッチ情報追加。
2016.08.24: Windows10のKB3176934追記
2016.08.19: 複数のドキュメントを印刷できない問題を追加
2016.08.18 16時:「IE11が重くなってしまった場合」追記
2016.08.18 14時: IE11の「セキュリティの警告」ダイアログ追記
2016.08.18 05時:「ホームページと検索設定の選択」が表示される挙動に補足追記。
2016.08.17 18時: 第3火曜翌日配信分のメモ追記。
2016.08.17 00時: 初出
2016年8月の Windows 7/8.1/10 の Windows Update のメモと注意点。
先月に引き続き、今月もあまり時間が取れません。。。
簡易的な更新です m(_ _)m
という事で今月は、自分用のメモと一般的な注意点、両方ともこのページに書き残しています。また6月までのような速報性も期待しないでください m(_ _)m
今後 (2016年10月以降)の 大きな変更点
※注) この項目は今月分の話ではありません。
- Windows Updateのロールアップ化
Windows 7/8.1も、今年10月から複数のパッチがまとめられて単一のアップデート(ロールアップデート)として提供されるようになる
- 参考リンク
- 2016年10月から実施。今の所「Monthly Rollup」という名称。
- 新しい月例パッチがリリースされれば、前月の月例パッチは不要になる。
- CNETの記事を一部引用すると
これらの定例パッチで提供されるパッチの種類には、セキュリティに関するものと信頼性に関するものの両方が含まれる。「Servicing Stack」と「Adobe Flash」向けのアップデートは、これらの定例パッチには含まれない。との事。 - 「(各月の新しい)セキュリティのみ」のアップデートも提供されるらしい。これはWSUS、SCCM、Microsoft Update Catalog などで入手可能。
- 参考リンク
- .NET Framework 用の月例更新もロールアップ化 (2016.08.31追記)
- 参考リンク
.NET Framework 用の月例のロールアップの導入について – 日本のセキュリティチーム
Windows 用の月例のロールアップと足並みをそろえるため、.NET Framework の更新プログラムを大きく変更します。2016 年 10 月より、「.NET Framework 用の月例のロールアップ (.NET Framework Monthly Rollup)」と呼ばれる新しい更新プログラムのリリースをインストールできるようになります。
NET Framework 用の月例のロールアップは Windows Vista SP2、Windows 7 SP1、Windows 8.1、Windows Server 2008 SP2、Windows Server 2008 R2、Windows Server 2012 および Windows Server 2012 R2 で利用可能
- リンク先を読むと、なんかややこしいコトになりそう・・・・。
- 参考リンク
8月24日 (第4火曜翌日)配信分メモ
- KB3176934 (Windows10 Ver1607 build 14393.51のみ)
- 一部のPCで、ダウンロードに時間がかかる、ダウンロードが止まってしまう現象が発生する模様です。
- 手元のPCでも発生したのでメモを残しています。
Windows10のKB3176934メモ (2016年8月)
※Windows Update 直前にウイルスに感染するという失態を犯したので、汎用的な情報ではないかもしれません(^_^;
- 手元のPCでも発生したのでメモを残しています。
- KB3176934 は、インストール自体も少し時間がかかるようです。
- インストールするとWindows10のBuildは14393.82に上がります。
- 一部のPCで、ダウンロードに時間がかかる、ダウンロードが止まってしまう現象が発生する模様です。
8月26日追記: KB3176934でPowerShell が破壊される
Windows10 Anniversary Update (RS1/Ver1607)で発生。
KB3176934をインストールするとPowerShell が壊れる。
- 参考リンク
Windows 10 Update KB3176934 Breaks PowerShell
PowerShell DSC and implicit remoting broken in KB3176934 | Windows PowerShell Blog
- 以下(softpediaニュースの方を)ざっくり意訳
- Microsoftは KB3176934 が PowerShell client に問題を与える事を認めた
- PowerShell チームによると、必要な .MOFファイル が無くなったため、KB3176934 は PowerShell のDSC機能を破壊するのだという
- PowerShell ユーザーは、当面の間は KB3176934 を削除しておく必要がある
- 削除コマンド
wusa /uninstall /kb:3176934 - これに対する修正パッチは2016年8月30日(米国時間)にリリースされる。
8月17日 (第3火曜翌日)配信分メモ
- KB3177723 (重要)
エジプトのタイムゾーン(夏時間)の変更。PC再起動不要。 - KB3179573 / KB3179574 (推奨)
Win 7/8.1 のロールアッププログラム。要PC再起動。
- どのようなパッチが含まれているか、現時点では不明。
- Windows Update Client のファイルバージョンは 2016年6月/7月 のロールアップから変更なし。
(8月分に Windows Update Clientの更新ファイルは含まれない)
(Windows7用、KB3179573のみ確認) - Wuapi.dll の製品バージョン 7.6.7601.23453
- 更新日 2016/05/14
以下、8/10(第2火曜の翌日)配信分のメモ
気になった情報
今月分で気になった情報は以下2点
- IEで「ホームページと検索設定の選択」が表示されるようになる、「完了」ボタンを押しても反応しない
- IE11 「ホームページと検索設定の選択」で「完了」ボタンが機能しない -マイクロソフト コミュニティ
- KB3175443 が原因。
- 現在は修正され、KB3175443は再配布されている模様。
(8/12頃に再配信) - 手元のPCでもIEを起動すると「ホームページと検索設定の選択」は表示されたが、「完了ボタンが反応しない」という現象は確認できなかった。
- 補足情報
Web検索が無効な状態で Windows10 RS1 にアップグレードすると、 Cortana を有効にできない問題が発生する模様。
KB3175443で検索機能を再設定させるのは、この問題を解消するためらしい。
(RS1側でも Release Preview 14393.51でこの問題は解消されている)
- Windowsのセキュアブート機能が回避可能になっていた?
- 参考URL
Windowsのセキュアブート機能が回避可能になっていたことが明らかに -GIGAZINE
- セキュアブートにバックドアが発見されたため、2016年7月と8月に修正が入っています。(MS16-094/MS16-100)
- GIGAZINEさんによると、『原因は「Windows 10 v1607」開発時に加えたポリシー変更によるもの。本来は安全が確認されていたはずのところに穴が空いてしまっていたわけで、研究者はMicrosoftが我々に鍵を与えたようなものだと皮肉を指摘しています。』という事です。
- セキュアブート関連でエラーが出たり、OSが起動しない場合はこれを疑ってみるのもアリかも?
※Windows7 で数か月分更新を溜めていて起動しなくなった場合は、2016年3月16日配信のKB3133977を疑ってみる
- 参考URL
以下、手元のPCで発生した問題や、OS別のメモ&注意事項
複数枚のプリントができない
KB3177725 をインストールすると複数枚の印刷ができない不具合が発生するようです。
- MS16-098: Windows カーネル モード ドライバーのセキュリティ更新プログラムについて2016年8月9日
このセキュリティ更新プログラムを適用したあと複数のドキュメントを連続して印刷すると、最初の2つのドキュメントについては正しく印刷されます。しかし、3つ目以降のドキュメントについては印刷できない可能性があります。 - Excelファイルを3枚以上印刷しようとすると2枚しか印刷されません。 - マイクロソフト コミュニティ
印刷時に部単位のチェックを外す(Excel2013の場合は部単位をページ単位)にすることで複数部印刷可能です。
KB3177725をアンインストールすれば、3枚目以降も正常に印刷できるようです。(※ただしセキュリティパッチなので、アンインストールは慎重に)
また、印刷時に部単位のチェックを外すなどの操作を行う事でも、この問題を回避できるようです。
Microsoftも問題を把握しているので、そのうち修正パッチが出るものと思われます。
8月25日追記: 修正パッチ(KB3187022)が出た模様です。
- Print functionality is broken after any of the MS16-098 security updates are installed
このパッチは次回(日本時間2016年9月14日)のWindows Updateに含まれる模様
- 今すぐ適用する場合
修正パッチダウンロードリンク - パッチ適用時の注意事項
- Windows8系は 8.1化以降、2012系は R2以降、
Windows7系は SP1以降、2008系は R2以降に対応
7無印、8無印などはKB3187022は適用できない。
- Windows8系は 8.1化以降、2012系は R2以降、
- 今すぐ適用する場合
IE11
- HTTPとHTTPSが混在するページで「セキュリティの警告」ダイアログが頻繁に表示されるようになってしまった。
- 「セキュリティの警告」ダイアログ
▲クリックで拡大 - 私の取った対処方法
IE11 でセキュリティの警告ダイアログが何度も表示される(2016年8月)
※セキュリティ上あまり好ましい方法じゃないので、マネする人は注意する事。
- 「セキュリティの警告」ダイアログ
- IE11が重くなってしまった場合
Windows7
- 更新の確認に時間がかかる問題は今月も発生。
- win32k.sys が含まれている更新プログラム(今月はKB3177725)を先に手動で適用することで、この問題を回避できる。
- 詳細は
Windows7/VistaのWindows Updateが終わらない問題の解消方法2016年8月版
に記している。
- これ以外は大きな問題は発生していない感じ?
Windows 8.1
- 手元のPCでは特に問題なし
ネット上の情報を読み漁ってみても、大きな問題は発生していないと思われる。
Windows10
- 大きな問題は発生しないと思われるが、手元のPC (Win10 RS1) で気になる挙動が発生した。
- 手元のPCの挙動
- デスクトップが頻繁に再描画されるようになった。
- デスクトップアイコンが点滅しまくる(1日に5~6回発生するレベル)。その度にPCの挙動にもたつきが発生する。
- エクスプローラーの反応が悪くなってしまった。
- いつから?
Anniversary Update直後は問題なかった。(むしろRS1直後は非常に軽かった)
8/10から「やや重いなあ」と感じていたが、8/12~13あたりからプチフリが顕著になってきた。
※USB外付けHDDを抜き差しした後からか? - どんな症状?
「省電力設定でHDDの電源を切る設定」にした時のような引っかかり。エクスプローラーが5~10秒ほど無反応になる。
- コントロールパネルの省電力設定「次の時間が経過後ハードディスクの電源を切る」は「0分」の設定になっている。
- その他の省電力設定も「高パフォーマンス」な状態になっている。
- HDDだけでなく、SSDにアクセスした際も5~10秒待たされる。
- 解決方法
手元のPCは、何の対処もしないまま8/14~8/15あたりでこのプチフリ現象は収まってしまった。ちょっと謎。 - 解消していない人は「LPM問題」で検索してみたり、AHCIドライバやIRSTのアップデートや再インストールをしてみると良いんじゃないか、と思う (しかし確信なし)
- いつから?
- デスクトップが頻繁に再描画されるようになった。
サイト内関連ページ
上記 今月分の情報に当てはまならない問題が発生した場合は、以下のページも参考にしてみて下さい。