2014.11.20:ダウンロードリンクの修正。本文の修正無し。

DivXは新バージョンの「DivX 7」からh.264形式をサポートするようになりました。
従来と同様、再生だけのバージョンは無料で使用できます。

個人的に気になっているのはH.264動画の再生性能。
そのデコードエンジンは再生負荷が軽くて有名な「CoreAVC. H.264」と同等のパフォーマンスを持っているという話もあり、その辺りだけに注目してレビューしてみたいと思います。

DivX公式サイト
▲DivX公式サイト

今回はDivX公式サイトから最新のDivX7をダウンロードせず、
デコーダー部分のみを配布しているサイトからDivX H.264 Decoder単体をダウンロード、使用してみました。

DivX H.264 decoder 8の特徴

  • DivX H.264 decoder 8はH.264/AVC動画を再生するためのDirectShowフィルター。
  • CoreAVCコーデックと同等のパフォーマンスを持つ(らしい)
  • 低スペックPCでもHD動画を再生する事が可能。

DivX H.264 decoder 8のダウンロード

DivX H.264 decoder 8は以下のサイトからダウンロード出来ます。

Codecs.com | Downloads for DivX H.264 Decoder 8.2.0.26

余談:DivX H.264 Decoder Beta 3

DivXのフォーラムには開発途中のH.264  Decoder betaを扱うグループがあります。
DivX H.264 Decoder Beta 3 | DivX Labs
DivX Labsで会員登録をし、他会員にコンタクトを取り、H.264  Decoder beta グループへの招待を受ければ最新のH.264  Decoderをダウンロード、評価する事が出来ます。

コンタクトを取る相手が悪かったのか、私の拙く雑な英語が悪かったのか、H.264  Decoder beta グループへの招待は受けられませんでした(^_^;
「beta testへの協力と言うより自分が楽しみたいだけ」ってのが見透かされたかも。

DivX H.264 decoder 8のインストール

話をDivX H.264 decoder 8に戻します。
上記で配布されるDivX H.264 decoder 8は.exeタイプで、ごく一般的なインストーラーが付属しています。インストールの際に、特殊な操作は必要ありません。

DivX H.264 decoderをインストールしてもMP4 H.264動画が再生出来ない人は、Haali Media Splitterをインストールしてみましょう。

セッティング

DivX H.264 decoder 8のプロパティ
▲DivX H.264 decoder 8のプロパティ画面

設定できる項目は少なく、非常にシンプル。

確認
▲デコーダーが作動しているかどうかは、MPCなどでMP4動画を再生中、画面を右クリックすることで確認できます。

DivX H.264 decoder以外のフィルターが表示される様でしたら、表示・作動しているフィルターをオフにしてから再度プレーヤーを起動してみましょう。

DivX H.264 decoder 8の再生能力を検証1

例によってHD画質のH264 MP4動画を用意して、各種再生プレーヤー、デコーダーで再生比較しました。

  動画:1440X1080、29.97fps Mencoderを使用したx264 6000kbps、aac 128kbps
  デブロックなし、cabacなし、partitionsなし等々、出来るだけ再生負荷を軽くしたもの
  PC:Athlon64、1.2Ghz、シングルコア、GPU nVidia 6600GT

MPC+DivX H264 decoder
Divx
MPC+CoreAVC
CoreAVC
VLC
VLC
DivX H264デコーダー、なかなかの性能です。コマ飛び、音ズレ全然なし。CoreAVCよりやや負荷が高いか? ▲毎度の事ながら、十分満足に再生してくれる。コマ飛び、音ズレ全然なし。
▲動きの激しい部分にさしかかると紙芝居状態に。
KMPlayer
KMPlayer
SMPlayer
SMPlayer
▲今回は一応満足出来るレベルで視聴出来ました。が、ギリギリ。これ以上再生負荷が高いと音ズレが発生します。 ▲再生負荷が100%に達するとコマ落ちが発生します。が、すぐに再生は追いつくので音ズレは発生しません。
優秀な部類。

DivX H264 decoder、なかなかの高性能っぷりです。
確かにCoreAVCと比較しても遜色ないかもしれません。

DivX H.264 decoder 8の再生能力を検証2

次にH264動画のエンコード設定をかなり高画質に振って、再生負荷の高い動画を用意して検証。デブロック、cabac、partitions、色々な設定をアリアリにして動画を作成し、再生してみました。

  動画:1440X1080、29.97fps Mencoderを使用したx264 crf18、aac 128kbps
  Bフレ参照4、デブロック有効、partitions=all、me=hex、cabac有効等々
  PC:Athlon64、2.4Ghz、シングルコア、GPU nVidia 6600GT
  (低スペックPCではCoreAVCでも満足に再生出来ない動画を作ってしまいました(^_^; )

MPC+DivX(標準設定)
Divx標準設定
MPC+DivX(Deblock OFF)
DivxデブロックOFF
MPC+CoreAVC (標準設定)
CoreAVC標準設定
▲CPU100%状態の所でコマ落ち発生。しかしすぐに再生は追いつき、音ズレは発生しない。
デコーダープロパティのDeblockingをOFFにする事で、CPU100%となってもコマ落ちは発生せず、満足に再生してくれるようになった。 ▲さすがはCoreAVCと云うべきか、Deblockingフィルタが有効でも満足に再生してくれています。コマ落ち、音ズレなし。

総評

さすがにCoreAVCと比較すると再生能力はやや落ちる感じだが、その差は僅か。エンコード設定で再生負荷の軽い動画を作っていれば、両者の再生能力に差は無いようです。

デブロックフィルタを有効にした素材の場合はCoreAVCデコーダーの方が再生能力は優れますが、HD画質の動画ならば多少ブロックノイズが発生していても「一般的な視聴」では気にならないもの。

「フリーで配布されているCoreAVCコーデックなんて怪しいなぁ」とお考えの方、DivX H.264 decoderは十分に代用が利きます。その差は僅かですよ。