Windows7では、DirectShow Filter Toolを利用してコーデック類のメリット値を変更する事ができない・・・というか挙動がおかしい。特にMicrosoft DTV-DVD Video DecoderとAudio Decoderは、登録を解除してもすぐに復活しちゃうので非常にやっかい。

この状態のままでは、Windows 2000~XP時代に利用できた[一部の動画編集ツール]が画面がまっ黒なままになったり、音が出ない・ブツブツに切れまくる状態になっちゃうのだ。

こいつを何とかしようと言うのがこのページの目的。

はじめに

Windows7環境に移行して以来約2年間、
「Windows7環境でコーデック類のメリット値の変更ってどうやるんだっけ・・・?」
という疑問を持ちつつも、(特に困っていなかったので)本気で解決する気があんまり無くて放ったらかしにしていました。

現在、「DVDstylerの使い方を覚えて見たけれど、やっぱり DVDAuthorGUIを使いたい!」って気持ちになってやっきに解決方法を探っています。そして、今更の様に KEN のMovie計画さんのx64 Windows 7導入に伴う当面の問題点を読んで、色々試行錯誤中・・・といった次第。

転載させて頂きました

以下KENのMovie計画さんのx64 Windows 7導入に伴う当面の問題点の一部分。
非常に役に立ちます。
DSFilter ベースの動画編集・変換・管理ツールへの影響
Windows 7では、新規に搭載されたMicrosoftのデコーダ
(Microsoft DTV-DVD Video Decoder:msmpeg2 vdec.dll 等)は、メリット値を無視して優先的に使用されており、DS Filter依存の動画ツールがそのデコーダを上手く利用出来ない場合がある。

例えば、
Easy RealMedia Producer 1.94、TMPGEnc Plus 2.56NSV Batch Encoder4/19/03は、MPEG2ファイルを素材として利用する事が出来ない Y (>_<、)Y
DirectShow Filter Tool でMicrosoft DTV-DVD Video及びAudio Decoderの登録を解除しても復活してしまい、OSレベルで保護されているようだ。

DSFilter ベースの動画ツールで入力ファイルの対応を検討する際は、
Windows Media Player以外のDSフィルタ依存のメディアプレイヤーを指標とする必要ある。
筆者はこの目的に 「DV」v0.78aプレイヤーを使用して再生している。
DS Filterの再生過程を解析するには、GraphEditの進化版MONOGRAM GraphStudioここから入手)を利用すればDSFilterの解析能力が優れ、プレイヤー付きなので便利だ。
  

Preferred Filter Tweaker for Windows 7ここから入手)が開発されており、これを使用してメリット値を無視するMicrosoftのデコーダを無効化する事が可能だ \(^o^)/
 ⇒Preferred Filter Tweaker for Windows 7の有用性を参照

下図の如く優先フィルタを設定し、無効化の前・後で検証してみた。

転載元:http://www.katch.ne.jp/%7Ekakonacl/douga/tool_os/win7.html

サイトの横幅の関係上、改行箇所を修正しています。
全文参照したい方は上リンクを辿って下さい。

なるほど、Preferred Filter Tweaker for Windows 7を使うのか。。。

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Preferred Filter Tweaker for Windows 7

ダウンロード:Preferred Filter Tweaker for Windows 7

最新版をダウンロードしてみたら、アチコチの解説サイトはおろか本家サイトの解説ともGUIが違う感じです。

使い方

まず、起動している全てのアプリケーションを停止させましょう。
インターネットブラウザが起動しているだけでも変更ができない場合があります。

Preferred Filter Tweaker for Windows 7設定
▲MPEG2の項目を変更します。
左の32bit Mpeg2コーデックをMicrosoft以外に。
右の64bit Mpeg2コーデックは(コーデックが1個しか無いので)そのままに。
[Apply]をクリック。

2つめの画面の設定は変更せず、
3つめの画面に移動
Preferred Filter Tweaker for Windows 7設定その2
Microsoft 関連のコーデックを無効にします。
Microsoft DTV-DVD Video Decoder
Microsoft DTV-DVD Audio Decoder
この4つを[Disable]にチェック

64bit版コーデックの一部は、再起動しないと設定が有効にならない場合があるかも?です。

結果

DVDAuthorGUIのメニュー
▲DVDAuthorGUIのメニュー画面が復活した\(^o^)/
※ただし復活したのは英語版(Ver1.029)のみ。
 日本語版(Ver1.014)ではメニュー再生終了時にポーズがかからない素材がある。
 英語版・日本語版ともにDVDAuthorGUI内で作成した1フレームm2v は表示できない

別の解決方法

Win7CodecsとMPC -HCを導入しているPC環境ならば、以下方法でも解決可能でした。

Win7Codecsの設定
▲Win7Codecsの「MPG~MP4」の項目を変更する。
・support older MPG's
・Set MPEGS to use FFDshow
など、主のみで設定を変更する。

Win7Codecsの設定2
▲Win7Codecsの「SWAP」の項目も変更する。
MPEG2 codes in DirectShow Playersの項目で
・Use FFDshow codec
などに設定。

MPC-HC
▲クリックで拡大
MPC-HCなどで、オプション画面 [再生]>[出力]画面で
DirectShowビデオを[旧レンダラ]または[オーバーレイ]に変更すると旧タイプのデコーダーが利用出来る。

結果
DVDAuthorGUIのメニュー
▲こちらの方法でもDVDAuthorGUIのメニュー画面が復活した\(^o^)/
※ただし復活したのは英語版(Ver1.029)のみ。
 日本語版(Ver1.014)ではメニュー再生終了時にポーズがかからない素材がある。
 英語版・日本語版ともにDVDAuthorGUI内で作成した1フレームm2v は表示できない