- (64bit OS含め)Windows 7 / Vistaマシンを使っている。
- Windows XP時代から利用していたソフトを使いたい。
- 色々なサイトで「対応ソフト表」や「作動報告」を読んでみると、使いたいソフトは特に不具合はなさそうだ。
- なのに、自分のPC環境では何故か上手く作動しない。
こんな場合には何が原因なのか、どう対処すべきか、の一例です。
基本的なトラブルシュート
まずは以下を試します。
- 未対応ソフトは管理者権限で実行してみる
- 互換モードをXP SP3などに変更してみる
- インストールフォルダを「Program Files (x86)」や「Program Files」以外にしてみる。
- Program Filesフォルダ内にユーザーデータを保存してしまうタイプのアプリケーションに有効。
- その他
XP→7とアップグレードした場合などは、未対応ソフトを再インストールしてみる
基本的なトラブルシュートは以上。
以下、それでも動かない場合の原因や、私の体験した特殊な例の紹介。
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他の人が「動くよ!」と言っている場合は、何か固有の原因がある。
主な原因&対処法
- Administratorでログインしてインストールを行う。
- 有料ソフト、フリーソフトを問わず、設計が古いモノやシステムの根幹をいじくるタイプのソフトにはAdministratorでログインしてインストールしなければ上手く作動しないツールが多い。
- ソフトウェアが単体で作動するタイプではない。必要な別アプリをインストールしていない。
- 代表的なものだとVBランタイムパックとか、.NET Frameworkとか、最新のDirectXとかを必要とするツール。
- 動画変換ツールだとiTunesやAviSynth必須のツールもあり。
- Office製品を中途半端にインストールしていると不具合が出るケースもあり(今回初めて遭遇した)
- 代表的なものだとVBランタイムパックとか、.NET Frameworkとか、最新のDirectXとかを必要とするツール。
- Aero無効にしなければ作動しないツールもある。
- このタイプのものはアチコチの作動報告サイトに解説があるはず。
特殊な例
今回ハマッたのは、「DVDAuthorGUI」というフリーのDVDオーサリングソフトだった
DVDAuthorGUI
▲他のオーサリングツールと比較して色々と面倒なソフトですが、メニュー画面のカスタマイズ性が抜群に優れているのがお気に入りです。
こいつが64bit版 Windows7 professionalで上手く作動しません。
具体的なエラー箇所
- 静止画ビデオを作成する(jpgやbmpなど静止画からメニューを作成する画面)で「有効なパスではありません」とエラー
- 「タイトルセット・メニュー・マネージャー」でm2vファイルの画像が表示されない。
▲本来ビデオ画像が表示される場所が真っ暗に。 - 「XP互換モード」や「管理者権限」で起動しようとすると「ComDlg32.ocxがありません」とエラー表示される(VB6ランタイムはインストール済み。PC内検索をするとComDlg32.ocxは存在する)
- オーサリングで作成したVOBファイルが、MPC HCで上手く再生出来ない。
(XPモードにインストールしたDVDAuthorGUIでオーサリングすると上手く再生する) - その他、色々なメニュー操作でプチ・フリーズのような症状が多発。
これは、どうもウチだけの現象らしい・・・?
- 様々な検証報告サイトでも不具合は報告されていない。
- 昨年7月、Windows7 RC(64bit版)にDVDAuthorGUIをインストール、DVD作成した時には全く問題が無かった。
- つまり、普通の環境ならば作動するはず。
- DVDAuthorGUI日本語版公式サイトではVista対応版(2007年7月)、
本家サイトではWindows7対応版(2010年2月)が配布されている。
(でも、どちらを試しても ウチの環境では作動しない。) - 必須の外部ツール(DVDAuthorGUIの場合、AviSynthとVB6ランタイム)はインストール済み。
- VB6ランタイムを色々なサイトから探してきて、何度もインストールするが解決しない。
- DGIndexやAviSynthをインストールし直しても改善しない。
今回はこれで作動するようになった
- AdministratorでログインしてDVDAuthorGUIを再インストール
- AdministratorにログインしたままでDVDAuthorGUIを起動すると、なんとエクセルのインストールCDの挿入を求めてきた!(一般ユーザーでインストール、起動しても求めてこない)
- 指示に従ってエクセルのCDをセットすると、不足ファイルのインストールが始まり、DVDAuthorGUIは無事完全に作動するようになった。
- (補足:私の利用しているのはExcel2000です。)
私はWindows95の時代からWord、Excelをインストールする時はカスタムインストールを選択し、必要な機能のみをインストールしているのですが、、、(Windows7 RCの時だけは完全インストールを行っていた)
旧MS Office製品を中途半端にインストールした場合、Windows7ではVBランタイムに不具合が出るのかもしれません。
まとめ
今回、たまたま必要な部分をインストールしなかったのが原因なのか、Windows7に古いエクセルをインストールする際には完全インストールが望ましいのか、その辺は良く分かりません。
しかし、Windows7に(古い)Office製品をインストールして、その後の利用で不足ファイルが発生しても、Administratorでログインしていなければ「不足ファイルに対する警告」や「追加インストール」のダイアログは出ない事があるっぽいです。一般ユーザーでログインしている場合は単にアプリケーションエラーが出て終了です。
古いアプリのインストールはAdministratorでログインして行うのが基本です(^_^;