プリンタの顔料インクと染料インク 比較メモ（コピー用紙利用時）

そういえばPX-1600Fの購入後、プリンターのレビューを書いていなかったなあ･･･と思い出したので、レビューがてら、コピー用紙にプリントした場合の顔料インクと染料インクの違いなどをメモしときます。

購入したプリンタは以下。

比較対象
　・エプソン複合機 PX-1600F (顔料インク:2012年購入。4色インク)
　・キャノンPIXUS9900i (染料インク:2005年購入。去年壊れた。6色インク)
どちらもA3プリント対応。一般向けプリンタの中ではそれなりに上位機種

お話のメインはPX-1600Fになりますので、主語が無い場合はPX-1600Fのお話か顔料インクのお話だと思ってください。

コピー用紙にプリント

顔料インクのPX-1600Fは染料タイプと比較すると、コピー用紙に写真をプリントした場合は画質がかなり粗いです。ぱっと見で粗いと分かります。
1999～2002年頃のプリンタ品質です。
ただし発色は顔料インクのモノの方が断然良いです。染料インクは紙に染み込んじゃうので色がくすむ。

文字や図形など、事務用の文書をプリントした場合も、顔料インクの方がクッキリ印刷できます。しかし目を凝らして見ると文字のフチはかなりガタガタしています。これも1999～2002年頃のプリンタ品質。

専用紙にプリント

専用の写真用紙にプリントした場合は、発色･解像度共に染料インクの方が上になります。顔料インクの場合、物凄く目を凝らすとインクの粒が見えます。また透明感のある画像などでは、その表現力でも負けているカンジです。
PIXUS9900iは6色インクだったので、その辺の恩恵もあったかも知れません。
とは言ってもその違いはわずかで、顔料インクでも不満の無いレベルの品質に仕上がります。

給紙について

またエプソン複合機 PX-1600Fに「キャノンの専用用紙」を使っても、1枚ずつ給紙すれば問題なく使えます。画質も良好です。
　(画質は全く問題なけど、複数枚給紙すると紙詰まりを起こす)
　(以前キャノンのプリンタを使っていた関係で、写真用･プロフェッショナルが大量に余っている)

まとめ ＆ あとがき

コピー用紙にプリントする事を前提に考える場合は、解像度･発色共に顔料インクのプリンタに分がありそうです。ザラザラのツブツブが丸見えですが、クッキリ印刷できるので有難いです。音も静かな部類、というか普通だと思います。

プリント物を陽の当たる場所に置くことが多いので、日光に強い顔料インクを選んだのですが、染料インクと結構違った傾向が出ますねえ。

その他のレビュー

PX-1600F買う前のプリンタやスキャナが2005年、2002年、1999年頃に購入したモノなので単純比較出来ないのですが、プリントやスキャナ速度に特に不満は無いです。
今、(恐らくケーブル長不足で) USB接続した時にスキャナが機能しない問題はあるけど、、、それ以外は十分満足な出来です。

コイツを購入するまでは「複合機」というジャンルを敬遠してきたのですが、いざ買ってみると複合機って良いですね。自宅でサクっとカラーコピー出来ちゃう事が、こんなに便利だと思わなかったです。