HDDだけでなく、USBメモリやSDカードもローレベルフォーマット可能なツール「HDD Low Level Format Tool」の紹介です。
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HDD Low Level Format Toolでローレベルフォーマット終了した画面
ウイルス感染等、何らかの理由でMBRが破壊されてしまったHDDなどは、ローレベルフォーマットでMBRも削除する必要が出てきます。
チェックディスクでエラーが発生したHDDなども、(症状が軽い場合は)ローレベルフォーマットで再び利用可能になったりします。
ソフト概要
ダウンロード: HDDGURU
対応OS: Windows XP/Vista/7
ライセンス: フリーソフト
(フリー版は50 MB/s、18GB/hourの制限あり。個人利用なら3.3ドルで制限解除可能)
サポートインターフェイスなど
- S-ATA (SATA), IDE (E-IDE), SCSI, SAS, USB, FIREWIRE
- Big drives (LBA-48)のサポートあり
- Maxtor, 日立, Seagate, Samsung, 東芝, 富士通, IBM, Quantum, Western Digital製HDDに対応
- SD, MMC, メモリースティック、CFカードのローレベルフォーマットにも対応
- DiskのSMART値を表示する機能もあり。
インストール
公開サイトには、インストーラー付きのタイプ、無しのタイプ、両方が用意されています。
インストーラー無しのタイプは、HDDLLF.x.xx.exeファイル1個だけ。
好きなフォルダに設置して利用します
日本語フォルダ内に設置しても作動するようです。※ダメ文字注意
使い方
以下、インストーラー無し(実行ファイルのみ)の「HDD Low Level Format Tool」を利用した際の使い方手順です。
初めにUACの許可を与え、
次に使用許諾書に同意します
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フリー版を利用する場合は、一番下のボタンをクリック
フォーマットしたいドライブを選択します
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間違って別のドライブを選択しないよう、十分に注意しましょう。
(画像では、2GBのUSBメモリを選択しています)
ローレベルフォーマットするには、真ん中のタブを指定します。
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画面右下の「FORMAT THIS DEVICE」をクリックすると、フォーマットが始まります。
念のため、もう一度確認ダイアログが表示されます。
▲ローレベルフォーマットを行うと、そのドライブのデータは全て、完全に消去されます。
フリー版は50 MB/sの速度制限がありますが、USB2.0デバイスの場合は元から20~40MB/s程度の速度しか出ないため、この速度でも十分。
(とはいえ、1TBのHDDをローレベルフォーマットする場合は5~6時間かかります)
余談
64GBのSDXCカードをローレベルフォーマットできるツールを探していてこのツールに辿り着きました。
2週間ほど前に紹介した Check Flash というツールでもローレベルフォーマットが可能なのですが、SDXCカードの謎の領域の意味が未だに理解できず、実行を躊躇し、ツール集めばかり行っています(^_^;
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SDXCカードの謎の未割り当て領域。東芝・Sandisk・サムスン、どのメーカーのカードにも存在しています。規格でそう決まっている感じ。
ローレベルフォーマットの後、これがどうなるかが怖い。
SDXCカードはまだまだ高値だからねえ・・・気軽に試せないです。