MSI R9 280X Twin Frozr 4S OC の電圧変更が出来ない-その4 (完結)

電圧ロックされた MSI R9 280X Twin Frozr 4S OC の電圧変更方法が、だいたい分かって来ました。

MSI R9 280X Twin Frozr 4S OC の電圧変更が出来ない-その4 (完結)

電圧ロックされた MSI R9 280X Twin Frozr 4S OC の電圧変更方法が、だいたい分かって来ました。このページの方法を行えば、BIOSの書き換えは不要な感じです。コメント欄でppさんに教えて頂いた情報を元に、アレコレ調べ倒し、「現状、この手法が正解なのかな?」という所まで辿り着いたのでまとめてみます。

ちなみに、タイトルに「完結」と付けていますが・・・・私の環境ではまだ上手く作動していません(^_^;

情報入手元リンク

MSI R9 280X for SlazsH question - Guru3D.com Forums
上記フォーラムでは、RivaTuner の作者 アレクセイ ニコラチョフ(ハンドル名Unwinder)氏が度々降臨し、AfterBurner β版を利用したMSI R9 280XのOCや、電圧ロックの解除方法をいろいろ伝授しています。

また、R9 290でも同様の手法が通用する感じです。
How To Overclock R9-290 Past the 1235 Core Clock Limit in MSI AfterBurner???
▲コメ欄でppさんに教えて頂いたリンクです。感謝。

 

以下、Unwinder氏の情報から、重要な部分のみを抜粋しています。

手順1: Afterburner β版を入手、インストールする

ダウンロード先: Afterburner β

注意
AfterBurnerをバージョンアップする際、旧バージョンの情報は全て削除し、PCを再起動しましょう。またこのページ執筆時のバージョンは、3.0.0 Beta 18 です。
新しいAfterburner β版や、新しいBIOSが搭載されたR9 280Xがリリースされた場合、このページの手法は通用しなくなるかもしれません。

手順2: I2Cバスのマッピングをダンプする。

Afterburner betaに以下のパラメータを付けて起動すると、I2Cバスのマッピング状況をダンプできます。

"C:\Program Files (x86)\MSI Afterburner\MSIAfterburner.exe" /I2CD

I2CD
▲クリックで拡大
Afterburnerのショートカットをコピーして、上記の様に「 /I2CD」を付け足せばOKです。

これを起動すると、I2Cのマッピング状況がダンプされます。
I2Cのダンプ
▲成功すると、上記の様なメッセージが表示されます。
ダンプは、MSIAfterburner.exeがインストールされたフォルダに「i2cdump.txt」というファイル名で保存されています。

手順3: ダンプの内容をチェック

生成されたテキストファイルを開いてみると、以下の様になります
(MSI R9 280X、シリアルナンバー912-V277-072(38SB)の場合)

Scanning GPU VEN_1002&DEV_6798&SUBSYS_27751462&REV_00&BUS_1&DEV_0&FN_0...
Scanning I2C bus 0...
Probing device 00...
Invalid device
Probing device 01...
Invalid device
Probing device 02...
(中略)
Scanning I2C bus 6...
Probing device 00...
Invalid device
Probing device 01...
Invalid device
Probing device 02...
(中略)
Probing device 32...
28 14 1F 00 10 18 60 4E 82 15 31 66 66 40 FF FF
A2 22 B2 10 20 FF FF A4 00 00 00 00 00 00 00 00
00 00 9A A0 1A 22 FF A0 00 E4 20 2D 27 54 11 20
CE 0A CC 7C 6A 88 05 1C C4 E0 00 00 00 FA 64 00
A8 90 4A 70 49 60 00 00 14 14 80 7B 00 60 A0 FF
FF 00 20 78 54 C8 84 14 52 82 68 18 68 43 00 4D
4B 63 42 00 B8 19 00 98 42 00 00 00 00 FF 06 FF
FF 20 00 00 00 00 00 00 00 00 00 00 15 15 00 00
00 00 00 00 00 00 00 00 88 88 01 C2 40 F1 00 1F
00 05 43 70 00 00 30 72 61 A9 60 00 01 5C 1E 41
00 00 00 00 00 00 01 01 08 51 E0 78 F7 00 00 03
2E 00 00 00 00 06 00 F4 00 00 76 A4 3D 16 00 00
00 00 01 82 B3 00 00 00 00 00 00 01 00 40 00 00
00 00 AD 50 0C 00 10 00 3F 00 00 00 23 C0 F0 00
00 00 00 10 01 03 01 88 00 00 00 00 00 00 00 00
00 00 00 00 00 33 00 00 00 00 00 00 00 00 00 00
Probing device 33...

この場合、I2Cのバス6アドレス32Hに何か大切な情報が詰まっている事を意味しています。

手順4: 電圧のオフセット変更

Afterburner β版に、以下のようなパラメータを付属させることで、GPUカードの電圧をオフセット値で調整する事が可能です。
/wi(バスID),(アドレス),8d,(オフセット値)


"C:\Program Files (x86)\MSI Afterburner\MSIAfterburner.exe" /wi6,32,8d,00
赤字の00部分が、実際に電圧を変更する部分です。

以下の様に電圧が変更されます。
18・・・・ +150mv
10・・・・ +100mv
08・・・・ +50mv
00・・・・ デフォルト
F8・・・・ -50mv
F6・・・・ -100mv
F2・・・・ -125mv

※ちなみに、ここで指定できる電圧は、GPUコア電圧ではなく、メモリ電圧のようです。

複数枚のGPUカードを挿している場合は、以下の様な制御も可能です
MSIAfterburner.exe /sg0 /wi6,30,8d,10 /sg1 /wi6,30,8d,10
「/sg」でデバイス別にオフセット値を決める事が可能です。

 

注意
上記で作成したAfterburnerのショートカットをダブルクリックしても、オフセット値が変更されるだけでAfterburnerは起動しません。
さらに電圧やクロックの変更を行いたい場合は、別途Afterburnerを起動させる必要があります。

手順5: Afterburnerに電圧変更スライダを登場させる

Afterburnerをインストールしたフォルダ内の「Profiles」フォルダを開きます
Afterburner内の「Profiles」フォルダ
▲クリックで拡大

「VEN_1002~~~」で始まるcfgファイルに以下の設定を追記します。

[Settings]
VDDC_IR3567B_Detection = 32h
VDDC_IR3567B_Output = 0
MVDDC_IR3567B_Detection = 32h
MVDDC_IR3567B_Output = 1

cfgファイルを保存後、AfterBurnerを起動すると、電圧変更スライダが表示され、電圧ロックされたカードでも電圧変更が可能になります。

注意点
この方法は、電圧スライダは登場しますが、AfterBurnerやGPU-Zでの電圧モニタリングで正しい値が表示されない場合が多いとの事です。
GPUの発熱量や、ワットモニターで消費電力をチェックする等の確認が必要になります。

私の環境では・・・・

私の手元のMSI R9 280X (シリアルナンバー912-V277-072(38SB))の場合、

 ・成功: MSIAfterburner.exe /wi6,32,8d,XX ・・・・オフセット電圧変更可能
 ・失敗: cfgファイルの追記・・・・ 電圧スライダ登場せず。

なぜだ。。。

同フォーラム内にも、同様に電圧スライダが表示されないユーザーが多数存在しているようですが、
Unwinder氏はそれについて「どこかにイージーミスがあると思う。この設定で表示、変更可能になる筈だ」というコメントを残しています。
う~ん。。。私の手順のどこかにミスがあるのか。。。

 

その他1: なぜMSIの280Xは電圧ロックされたの?

280Xの電圧がロックされた事に対し、MSIに抗議したユーザーがいる模様。

MSIの回答
MSIに抗議した返事
▲クリックで拡大
「280Xを高電圧、長時間利用し、カードを焼いちゃうユーザーが続出しているため、当社ではGPU電圧をロックし、BIOS書き換え及び電圧の制御に関するサポートは行わない方針を採る事にしました」

・・・・なんかこう・・・予想してたコトが・・・・予想以上に起きている感じ(笑)

その他2:できないロットがあるんじゃね?

ロットナンバー「V277-067」では、このページの手法が通用しないユーザーが多数いる模様。
(しかしUnwinder氏は、現在流通しているカードは全て、ほぼ同じアーキテクチャを利用しているので、この方法で出来るはずだ。とアドバイスしています)

サイト内関連リンク

その他3:蛇足。自分用メモ

cfgファイル書き換え時、上手くいかなかった時の自分用メモ

AfterBurnerの設定
AfterBurnerの設定

AfterBurnerを一旦削除してみた
あああ
▲ここで「No」を指定してアンインストールしても効果が無かった。



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更新日 2014/05/25(2014年03月公開)このページはリンクフリーです

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