更新履歴 [ 全て表示戻す ]
2016.03.12 21時:「田」マークをクリックしただけで予約が完了する模様

2016.03.12 19時: 「X」や「三」のない画面をキャンセルする方法追記 (別ページ)
2016.03.12 15時: アップグレードが始まってしまった場合の対処法、再調査した結果を追記。
2016.03.10: ネット上の情報も収集してまとめなおし
2016.03.08: 初出


このサイト内の「Windows10への強制アップグレードを回避する方法」最終ページはこちら → Windows10への自動アップグレードを回避する方法

以下、古い情報。資料として残っています。



2016年3月現在の、Windows10への「今すぐアップグレード」ボタンの現在の挙動や、そのキャンセル方法を紹介したページです。

追々記:「田」マークをクリックしただけで予約が完了する!?

【緊急警告】知らず知らずにWindows10にアップグレードされるように。マイクロソフトついに禁じ手を使う: パソコン修理職人のお悩み相談 ピーシーアシストAIZU
田マークをクリックするだけでWindows10のアップグレード予約が入るようになった事が報告されています。

むうう。。。一番の原因はコレのようです。

追記: 3月12日、再調査した結果

はっきり分からなかったので予測です。
「全PCが対象の強制アップグレード」が始まっているワケではなさそうです?
ただし、過去に一度でも何かしらの予約行為を行ったPCが、今回の強引なアップグレードの対象になっているかもしれません?

調査した範囲では、皆「直前にアップグレード操作をした覚えは一切ないが、過去にさかのぼれば予約した心当たりはある」でした。

今回の場合「かなり昔に予約した」・「無意識に予約してしまった」など、過去に何かしらの予約行為を行い、それを忘れてしまっている、または先延ばしにしているケースで「ユーザー側から見ると強制と受け取れる」強引なアップグレードが発生していると思われます。

追記 再調査分ここまで。
以下、3月8日~10日に書いた情報です。
※一部に追記と整合性のない情報が含まれます。

スポンサー リンク

まずは、ご近所ユーザーさんの証言や、ネット上の情報を (3/8~3/10に)集めてみた情報をざっくりまとめると以下のようになります。

表示されるメッセージ

Windows7/8.1マシンで、いきなり (というかしつこく?) 以下の画面が出る場合がある模様。

今夜アップグレードする
▲クリックで拡大

 

さらに海外の場合・・・
海外のGet Windows10アプリ
▲クリックで拡大

重要: マジで強制アップグレードが始まっている可能性あり

希望していないのに自動的にwindows10へのアップグレードが始まって非常に困っています。
3/8時点では、国内の報告はこのリンクのみのようですが・・・

前項目のMicrosoftのWindows 10 アップグレード スケジュールを読むと、Windows の推奨される更新プログラムの受信を選択しているユーザーは、スケジュールされた日時にアップグレードをインストールする準備ができたことを知らせる通知を受け取る場合があります。」という説明があります。

Windows の推奨される更新プログラム
▲クリックで拡大
ここにチェックが入っている場合、「今すぐアップグレード」のボタンだけ・・・・という状態が発生し、Get Windows10アプリの通知が届いた時点で勝手に予約状態になってしまう可能性があります。
(症例が少なく、かつMicrosoft側で「順次行う」旨の説明があるので、現在どれくらいの規模で発生しているか不明)

 

以下、予約をキャンセルする手順や、勝手に始まったアップグレードをキャンセルする手順。

予約を行わない場合

予約前にキャンセルする方法
▲クリックで拡大

  • 「今すぐアップグレード」の画面が出た場合、キャンセルしたい場合は、右上の「X」ボタンを押します。
  • 「Windows の推奨される更新プログラム」にチェックを入れているユーザーの場合は、この方法ではキャンセルできない場合もありそうです?

そして、そもそも この画面を出さないようにするには

いずれかの方法を取るのがベストです。

すでに予約ボタンを押してしまった場合

別ページで紹介しています。
すでに「後でアップグレード」「今夜アップグレード」ボタンを押してしまった場合のキャンセル手順は、以下の手順でキャンセルします。
勝手に予約されたWindows10のアップグレードをキャンセルする方法

 

「X」や「三」のない Windows10アップグレード画面をキャンセルする方法

[X]も[三]もないアップグレード開始画面
▲クリックで拡大
アップグレード画面を正しくキャンセル出来ていない場合、このような「Xも三もない」という状態になる場合があります。
こうなった場合の対処方法は別ページに記載しています。
 → 「X」や「三」のない Windows10アップグレード画面をキャンセルする方法

アップグレードが始まってしまった場合

拒否できるタイミング (ライセンス条項に関するダイアログ) は、アップグレードのかなり後半で登場します。
これは法的文書です
▲クリックで拡大
Windows10のダウンロード → インストール → 再起動など、1~2時間が経過した後、アップグレードがほぼ終了した段階で「これは法的文書です」という画面が表示されます。

  • アップグレードをキャンセルするには、ここで「拒否」を選択します。
    • もう一度「拒否しますか?」と確認されるので拒否。
    • 「元のバージョンに戻しますか?」と聞かれるので「はい」
    • これで元のOSに戻りますが、元に戻るまで1時間前後かかります。
  • 「戻る」ではキャンセルできません。

・・・・とまあ、キャンセルするには一度Windows10にアップグレードする必要がある状態です。アップグレードが始まったら、キャンセルして元に戻すまでに最低でも3時間くらいかかります。
また拒否すると「PCが使えなくなってしまいそう」というイメージがあるらしく、何の情報もなしにここで「拒否」を選ぶのは相当 勇気が必要な感じです。

 

現在発生している状況のまとめはここまで。
以下、2名の方のご近所さんにお邪魔してPCを拝見させて貰ったり、色々とお話を伺った内容です。

なぜアップグレードされてしまったのか

ここからは2名の方のご近所さんのお話です。
トラブルに遭遇された2名の方は、いずれも
予約前にキャンセルする方法
▲クリックで拡大
この画面でのキャンセル方法が分からず「後でアップグレード」を選ばれたようです。
※表示されたメッセージが「後でアップグレード」「今夜アップグレード」どちらだったのかは、よく覚えていない模様。(多分「今夜」のほう、という回答でした)

2台のPCとそのユーザーさんのPCスキルについて

  • いずれの方もほぼPC初心者。IEとWordは使える。PCトラブルを自分で解決する事は出来ないレベル。
  • Windws8.1を利用している。
  • ここ1年ほど、Windows Updateは私が行っている。
  • 2名のユーザーさんそれぞれ、Windows10へのアップグレードは「するかもしれないし、しないかもしれない」というスタンス。
    • Windows10のメリット・デメリットついて軽く説明はしたけれど、アップグレードの最終判断はユーザーさんにお任せしていた。
    • 上記の理由でGet Windows10アプリは停止させず、そのまま作動させていた。
    • Get Windows10アプリでアップグレードボタンを押すとWindows10になる事は一応説明していた。
    • 上記は2015年8~10月頃に説明。
      その頃と状況が変わっているし、説明内容を忘れている可能性もあり。

症状としてはこんな感じ

トラブルに遭遇した方にお話を伺った感じでは、以下のような状況のようです。

  1. 勝手にアップグレードされた訳では無い。
    • 今すぐアップグレード
      ▲クリックで拡大
      とりあえず、この画面が出た事は確かなようです。
  2. キャンセル方法が分からなかった
    • 今すぐアップグレード
      ▲クリックで拡大
      キャンセル方法が分からず、仕方がないので「後でアップグレード」を選択したらしいです。
      • ここでキャンセルする方法
        ※ページ上部と同じ画像。
        最新の「KB2952664」
        ▲クリックで拡大
        キャンセルしたい場合は、右上の「X」ボタンを押します。
        ※今回の場合、右上の「X」で閉じても、一定時間経つと再び画面が出る感じかな・・・・?聞き取りしたけれど、細かいニュアンスは分からずじまいでした。
      • ※2016年2月以降、Windows Updateを「自動更新設定」にしてこれらの「アップグレード」ボタンを押すと、自動的にWindows10へアップグレードされます。→ 2016年2月版:GWXアプリからの自動アップグレード防止&停止方法-その1
  3. 「後でアップグレード」ボタンを押した後、どうなったか
    • その日のPC操作では、特に異変は無かったらしい。
    • PCをスリープして、翌日PCを起動したら、何やら見慣れぬ画面が現れて、あれよあれよという間にWindows10化したらしい。
  4. 以下の同意画面は出なかった(?)らしい。
    • ライセンス条項に同意するか?しないか?
      ▲クリックで拡大
      アップグレードの途中、このような画面は出なかったのかを聞いてみましたが、「何度かボタンの付いた画面はでた(と思う)けど、キャンセルできそうなボタンは無かった」との事でした。
    • 代わりに以下の画面が出た模様。
      これは法的文書です
      ▲クリックで拡大
      この画面で「拒否」を押す勇気は無かったとの事。
  5. 2016年1月~2月頃に「Windows Updateの設定」が変わっていた?
    • 「重要なプログラム」の状態をチェック
      ▲クリックで拡大
      ドコかのタイミングで、ここが「更新プログラムを自動的にインストールする」に変わっていたと思われます。
      • 既にアップグレードされた後なので正確に把握できないのですが、いずれのPCも「更新プログラムを確認するがダウンロードとインストールを行うかどうかは選択する」にしていたと記憶しています。

その後、お二方はどうされたか

お二方とも「元の状態 (Windows8.1) に戻してほしい」というお答えでした。

元に戻す理由は何だったか

大きな理由は二つでした

  1. 自分の意志に反し、ほぼ強制的なアップグレードだった事が気に入らない
  2. インターネットが使えなくなったのが辛い
    • 注意
      お二方の「インターネットが使えなくなった」は以下の2点を指していました。
      • EdgeにIEのお気に入りが入っていない事
      • Edgeでお気に入り登録の操作手順が変わった事
      Edgeにお気に入りをインポートしたり、Windows10にもIEが存在している事を説明したり、IEのショートカットをタスクバーやデスクトップ登録しなおしたりと、色々と提示してみましたが、いずれも強く拒否されました。
    • 「データや設定が引き継がれるとメッセージが出てて、それを信じていたのに、こんな面倒な事をしなきゃ使えないなんて話が違う」との事でした。

デフォルトブラウザが変更され、過去のお気に入りがそのまま使えなくなる事はかなりの負担になる模様です。
この辺は私には自覚が無く、これが「Windows10へのアップグレードのデメリット」という感覚はありませんでした。なるほど。一つ勉強になりました。

その他

  • タイトルバーが白いのが嫌 (ウインドウをつまめない)
  • スタートメニューは8.1の全画面表示されるモダンUIの方が良い
    • 2名のユーザーさんはそれぞれ、
      XP → 8.1
      Vista → 8.1
      という経歴の持ち主。XPやVistaの小さなスタートメニューより、8系の画面全体のスタートメニューの方が使いやすかったようです。
    • こちらもIEと同じく、私が全画面設定やタイトルバーの色をWindows8.1風に変更しても8.1の方が良いとの事でした。
    • Windows10でも全画面表示は可能なものの「ユーザー側でカスタマイズする必要がある」ことが嫌な模様。
  • デフォルトのブラウザがIEでない事
    • Windows10化される事にある程度は覚悟しているつもりだったらしいけど、ネットの使い勝手が大きく変わる事は想定していなかった。これが大きなストレスになる模様。
    • デフォルトのブラウザが(たとえIEに変更しても)定期的にEdgeに戻ってしまう場合がある事を説明したら、もうWindows10は無理、との事。

その他2

  • お二方とも、過去WordやExcel のバージョンアップ(リボン化等UIの変化)は乗り越えられたけど、ブラウザの変化は耐えられなかった模様。
    • 不意打ち的なアップグレードがキツかったのか?
    • ブラウザの場合、「学ぶ」というより「楽しむ」という要素が大きく、無意識で操作している部分だったためか?

互換性はどうだったか、不具合の発生はあったか

お二方とも、東芝のノートPC(dynabook)ユーザー。2014夏、2015年夏モデル。
8.1に戻す前にWindows10での作動をざっくりと状態確認した限り、不具合の発生なし。

問題なく元に戻せたか?

このページの手順で問題なく元に戻す事ができた。
一方のユーザーさんはログインパスワードをなしに設定しており、ちょっとだけ心配したけど問題なく戻せた。

 

※初出時の「3/5~3/8の サイト内関連ページのアクセス状況」は削除しました。
※「この情報の信ぴょう性の評価」としてを公開していたもので、多数のPCで発生している状況が確認できたため不要と判断しました。