KP41病は、疑い過ぎない方が良い

はじめに

旧KP41問題のカテゴリーでは、主に「オーバークロックを施した Sandy Bridge 世代のPCのKP41問題」を解決するための情報ページとして作成していましたが、公開から数年経った現在でも多くのアクセスがあり、かつ訪問者の多くが一般的なメーカー製PCやノートPCのユーザーである・・・という状態になってしまいました。

現在のこのサイトのKP41情報は閲覧する方々の役に立っていないと感じたため、(KP41問題/KP41病に関しては、私も未だによく分からない部分が多く、本日以降で掲載する情報も推測だらけになってしまうのですが)メーカー製PCやノートPCのユーザー向けの新カテゴリーを設置する事にしました。

このカテゴリーの内容

過去に「KP41病/KP41問題」と呼ばれた現象を、次ページ以降で細かく分類していき、トラブルの原因(だと思われる)事象の切り分けを行っています。

このカテゴリーの内容
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このカテゴリー全体について

この新カテゴリー「KP41病を疑うな」では、2015年2月時点の「私のKP41病に関する持論」を展開しています。推論ばかりで確証に乏しい内容ですが、トラブルシュートする時はKP41病は疑わない方が良いと考えています。

以下、このページでは、まず
 ・カテゴリー新設の経緯
 ・KP41病という概念を改めて考え直す
この2点について記載しています。
具体的な内容は、次ページ以降に掲載しています。
(つまり、このページ自体にKP41の情報はなく、このカテゴリー自身の説明ページとなっています。)

注意事項

このカテゴリに記載する情報は、あくまでも持論・推論であり、正しい情報であると断定はできません。
PCの不調をすべて「KP41病」で片付けてしまうと、解決するトラブルも解決しなくなると感じたため、注意喚起のために作成しました。

最終的には「KP41病なんて無かったんだね」もしくは「対処方法はあるんだね」という結論に結び付けば良いなと思っています。

なぜカテゴリを新設したか?

 主な理由は以下の2点です。
  • 過去、このサイトでは「原因の特定・対策の難しいKP41エラーをKP41問題、KP41病などと呼ぶ」という定義を用いていましたが、これらの情報は、自作PCユーザーやオーバークロッカーなど、ある程度トラブルシュートの経験がある人に向けた情報であり、また対象PCの環境も限定的なものでした。
  • ネット上でKP41関連のトラブルに遭った人の経験談を読むと、だいたい半分くらいで「あ、それKP41問題じゃない。原因は別にある」と感じるようになりました。(ただし、このサイト内の過去ページでもKP41問題の一部として扱った事があったorz)

上記のような経緯で、KP41問題に関しては、カテゴリーも一新して情報をまとめなおす必要性を感じました。

以前の「KP41問題」カテゴリについて

情報が古くなりすぎ、現在では通用しない情報も多く含まれています。

また正直な話、KP41問題のカテゴリーページを公開した当時は、メーカー製PCやノートPCでも似たような症状が発生するとは想定していませんでした。

過去のKP41病の対処方法について

自作PCやオーバークロックされたPCに行う対処方法は(このサイトに限らず)ネット上に溢れていますが、これらは一般的なPCに行う対処方法としては不適切です。
効果が薄かったり、対処できない場合があります。

またトラブルシュートの経験が浅い場合、「KP41病」の対処法として良く紹介されている情報を、闇雲に「あれも、これも、、、」と全てを疑っても混乱するだけで、PCのトラブルは解決しません。
「KP41病」は、トラブルシュートに迷走したユーザーによって命名されていますので、その情報を鵜呑みにすると同じように迷走します。
特に「メモリ電圧を上げる」という手法は、現在のメーカー製のデスクトップPC、ノートPC、タブレットPCでは(稀に効果が出るケースはあるかと思いますが) 殆ど無意味です。

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