初心者のエンコードとPCとアニメ

初心者のエンコードとPCとアニメさんというブログで「DVDの一生」と題し、
 「晴れた日の9時~17時(計8時間)、ずっとDVD-Rを太陽にあて耐久度をチェックする」
 という実験をされ、とうとう結果が出た模様です。

結果ページは以下
  DVDの一生!! (実験結果!!とダイジェスト)

非常に興味のある内容だったので、僭越ながら私もまとめさせてもらう事にしました。

以下、データは全て初心者のエンコードとPCとアニメさんからの転載になります。

実験内容

直射日光(紫外線)にあてると、DVD-Rは何日で読み取り不能になるか?

メディア
  4.7GB(片面1層) 16倍速 CPRM対応 三〇化〇メディア株式会社製(原産地:台湾 )
  最も一般的と思われるDVD-R。
ライティング  : 4倍速
検証の読込み: 16倍速

  • DVD-Rには大きなファイル(動画・音楽ファイル等)と小さなファイル(テキストや画像)両方が記録してある
  • 1日8時間(9時~17時)DVD-Rを直射日光に当てる(クリアケースに納めた状態)
  • 検証は晴れた日に行う。一日中曇り、雨、雪は出さない
  • 1日1回品質チェック。及びDVD内のファイルが読み取れる事の確認
  • 品質チェックソフトはNero CD-DVD Speed Version 4.7.7.5

※Nero CD-DVD Speedとは、Nero製ドライブツールや各社DVDやBDドライブにバンドルされたユーティリティです。単品で入手する方法は一般的にはありません(怪しいサイトには落ちてるけど(^_^;)

結果

初心者のエンコードとPCとアニメのsdykpさんはチェックソフトで測定不能になるまで検証を行い、直射日光に当てた場合の寿命は実用レベルで6日、完全に読み取り不可になるまで10日間という結果になったようです。

そして、その検証の「過程」を追うことで、記録メディアの耐性と言うか特性と言うか、、色々分かるのが面白いです。

グラフにまとめてみた

検証日数 時間換算 品質スコア 備考
開始日 0
97 読み込み他、全て問題なし
1日目 8時間 94 全てのファイルの読み込みが可能。
画像ファイルを開くのに、やや時間がかかるようになる
2日目 16時間 90
3日目 24時間 95 品質スコアが復活?
4日目 36時間 96
5日目 40時間 91
6日目 48時間 0 品質スコアがいきなりゼロに!
でもまだ全てのファイルの読み込みは可能らしい。
7日目 56時間 0 動画・音楽ファイルが読み取り不能に。
テキストや画像は読み取り可能。
8日目 64時間 0 なにか読み込みソフトがあれば、まだ大丈夫?との事
9日目 72時間 0 テキストや画像は読み取り可能だが、相当時間がかかる、との事
10日目 80時間 不能 自動再生が作動しない。大きなファイルは全て読み取り不可。
小さなテキストファイルなど、一部読み込み可能なファイルもある模様。

上記表内の備考欄は、私がザックリとまとめたものです。
細かな表現や過程における機微を感じたい方は、是非ご本人の記事を最初から目を通して下さいませ。

初心者のエンコードとPCとアニメさんの個別検証ページ

Nero CD-DVD Speed Version 4.7.7.5の計測結果 画像

画像も拝借しましたm(_ _)m 

各画像クリックすると拡大されます。
実験開始前 1日目 2日目 3日目 4日目 5日目 6日目 7日目 8日目 9日目 10日目

▼各画像、ここをチェック
チェックポイント
上記は各グラフの「PIエラー数」の目盛り数値
似たようなグラフ形状でも、ここが段階的にドカンと増えたりしています。

検証から分かる、結果のポイント

ポイント
  1~2日目:品質スコアが約3~4%ずつ落ちる :最初に徐々に劣化
  1~5日目:品質スコアは90台で安定 :ある程度の所で安定期に入る
  6日目   :品質スコアいきなりゼロに :いきなり劣化が進む!
  7日目   :読めないファイルが発生

と言う事で、
  • ライティング直後から、品質5~6%ダウンするまでは予想以上に早い。
    品質スコア95前後ならば、まだ安心してても良いかも。
  • 品質スコアが90前後になったら要注意。
    ここから一気に劣化が進む場合が多いかもしれない。
    読み込みに時間がかかるようになったら寿命間近!!
  • 品質スコアが0になっても、まだファイルの読み込みは可能な場合あり。
    上記画像6~7日目あたりのスコアがギリギリのライン。
  • そしてある日を境に、読めないファイルが徐々に増えて行く。

 

DVD-Rでエラーが出た場合、最初にすべき事は何か?

答え: まずはドライブの回転速度を落としてもう一度読み込みトライする。

16倍読み込み 16倍読み込み
▲16倍読み込みと8倍読み込みでの計測結果

ちょっと経験のある方ならばご存知かと思いますが、光学ドライブの回転数を落として、ゆっくり読み込めばエラーの出る確率は格段に減ります。
ディスクのダメージが小さい場合は、これで読み込み可能になります。

ドライブ回転数についての余談

書き込み時もなるべくゆっくりライティングした方がエラーは少なくなります。
しかしライティングソフト・光学ドライブ・光学メディアの相性により、最低速が一番エラーが少ないと言えないのも事実です。マニアな人は、ドライブを新調したりライティングソフトを変更した時に、数枚のメディアを利用して一番相性の良いセッティングを模索したりします。 

あとがき

この実験から気をつける事は、
品質スコアが95~90になったら、なるべく早く別メディアにバックアップを取るようにする事。
品質スコアが90を下回ったら、すぐに別メディアにバックアップを取る事。
でしょうか。

そこから以降は、ある日を境にいきなりDVD-Rの劣化が始まる感じです。

私の「机の引き出し保管」しているDVD-Rは、5年目あたりのメディアが丁度この検証の5日目あたりのスコアになっています。
通常の保管をしている場合は、上記検証の1日=1年換算で考えておくと良いかも知れません。