一月ほど前に紹介した動画編集ソフト LoiLoScope2 があまりに面白い&簡単操作が可能なため、複数ページに分割して本格的なレビュー&使い方紹介に書き直しました。

LoiLoScope2 は動画編集・変換ツールとして優秀かつ独特の機能を持ってる上に、「アプリに触る楽しさ・面白さ」も持ってます。すげーよ、これ

LoiloScope2
▲クリックで拡大:LoiLoScope2起動画面。
見た目は超シンプルだけど、同じ価格帯の動画編集ソフトと同レベルの機能を持ってます。

公式サイト:LoiLoScope2
30日間無料体験版あり。体験中は画面左下に小さなロゴが入る。それ以外は制限なし。

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主な特徴

  • 次世代のインターフェイス搭載。
      iPhoneやタッチパネルPCのような感覚で簡単操作できる。
      完全に次世代を意識した作り。WindowsのUIルール無視しすぎw
      戸惑うを通り越して、逆に面白いw
      このUIがすげー便利で、もう他の編集ツールに戻れない!
  • HD動画もサクサク編集
      32bitアプリだけど、2時間を超えるHD動画もサクサク編集が可能。
      1万円前後の編集ツールでこの軽さは驚き。
       (一部にVista/7のみ有効な機能があるので、XPじゃHD動画サクサクしないかも)
  • Quick Sync Video、CUDAなどの GPGPU対応。
      GPU処理の中でもSandy BridgeのQuickSyncVideoと特に親和性が高いです。
      CPU内部でデータをやりとり出来るから、でしょうかね?
  • 初心者でも直感的に簡単操作・編集可能
      特に、ホームビデオを派手に演出するような用途に向いてます。
      本当に簡単に、おもしろい効果を付け足す事が可能です。
  • CUDAでCQP指定、品質固定が可能!
      CQP指定できるCUDAエンコーダは貴重!今の所、他ツール見当たらない。
      Bフレーム、Iフレームの挿入頻度を指定することも可能です。
  • 地デジTSファイルの音声ch切替を認識!
      地デジTSファイルを変換する場合は、音声ch切り替えとドロップフレームが同時に発生している場合はエラーが出るけれど、それ以外は安定してエンコード出来ます。音ズレなし。
  • Windowsマシンで再生出来る動画なら、ほぼ何でも読み込み&編集が可能。
      PCにコーデックパックをインストールすると、対応動画が増えます。
      公式サイトではCCCPのインストールを推奨しています。
      .rm形式以外は、何でも読み込める感じ。

 

LoiLoScope 2
株式会社 LoiLo
売り上げランキング: 342
2011年9月現在、1万円切ってます。お買い得。

次世代のインターフェイス・その使い方

LoiLoScope2は、初心者でも直感的な操作が可能なのが最大の特徴。

PowerDirector、VideoStudio、Adobe Premiere elementsなど、他の動画編集ツールを使ってみて、難しくて諦めた人などには、是非これを体験して欲しいです。

LoiLoScope2はiPhoneやAndroidなど、スマートフォンを操作する感覚に非常に似ています。文章で説明するのが凄く難しいのですが、これは公式サイトの「Loiloタッチ」(LoiLoScope2の下位グレードでタブレットPC用) の紹介動画が、非常にわかり易いです。

▲これを1回見たら、スキルトレーニングとかマジで不要かも。
LoiLoScope2も、上ビデオと同様の操作がマウスで可能。
指2本を使ったピンチイン・ピンチアウトみたいな操作は、拡大縮小したい所でダブルクリック・シングルクリックすれば可能です。

使い方を簡単に図にするとこんな感じ。
LoiLoScope2の使い方
▲クリックで拡大

他の動画編集ツールに慣れているパワーユーザーは初見で拒否反応が出るかもしれませんが、上のYouTube動画を見て感覚を掴んだ後なら、サクっと使いこなす事が可能なはず。

お絵かきツール(ペンモード)が楽しい!
LoiLoScope2の使い方:お絵かきツールが楽しい
▲クリックで拡大
再生中の映像に合わせて手書きした文字や特殊効果が、そのままビデオ化できます。楽しい!
テレビ録画素材をエンコする場合は不要だけど、ホームビデオを編集する場合を考えると・・・・・これは楽しい&ラクチンすぎ。

 

HD動画もサクサク編集

2時間を超えるHD動画をストレスなく編集出来る事に驚き。
手持ちの1~2万円前後の動画編集ツールの中では、ダントツの軽さです。

以前64bitツールのPowerDirector 9をレビューした際に「HD動画の読込み&カット編集程度は快適」と書いていますが、コイツはそれ以上。ストレスを感じないレベルで編集可能。

タイムラインの拡大・縮小も、クリック1回またはマウスホイールをグリグリすることで簡単に行えるので、テレビ放送のCMカットなども超簡単。TMPGEncみたいな「コツを掴むまでカット編集面倒」ってのが無い。

発売開始当初のプレスリリースを探し出してみると、「世界初のGPUアクセラレーション動画編集エンジンを作成」という記述もあり、PixelShader 2.0あたりを利用して編集画面を出力している事が、サクサク編集できる秘密かもしれません。

他ツールと比較

LoiLoScope2は1万円前後のホームユーザー向けの動画編集ソフト。同価格帯の動画編集ソフトと比較すると、以下な感じです。

adobe premiere elements と比較
  ・PSD画像の利用不可(PNG画像のアルファチャンネルには対応してる)
  ・huffyuvなのどの動画アルファチャンネルも未対応。
  ・複数トラックのオーバーレイ・焼き込み合成処理は出来ない。
  ・フィルター類のプリセットは少ない
(premiere elementsは、この価格帯で一番高機能。ただし使い方も一番難しい。)
(ちなみにpremiere elements最大の弱点はHD動画への対応が不十分なこと。。。)

PowerDirector やVideoStudio比較
  ・特殊効果の種類が少なめ
  ・マット処理が出来ない事
上記2点が気になりますが、それ以外は操作性含めLoiLoScope2の方が圧倒的に便利。
LoiLoScope2は各機能へのアクセスが凄く直感的で、操作を覚えておく必要が無いのが良いです。

地デジ素材読み込みについて
LoiLoScope2の地デジ録画素材の読み込み機能は良好な部類。
生TSを読み込むと、ワンセグ部分を本体と認識する確率が高いので注意。
音声chの切り替え部分はエラーなく変換するが、電波強度不足などのエラーには弱い。
この辺はPowerDirector 9よりやや劣る。
(PowerDirector 9はどんなエラーがあっても無理矢理読み込む。映像・音声が破綻しててもそのまま変換する)

向いた映像・向かない映像
アルファチャンネル付きのトラックを複数重ね合わせて、ミュージックPVのような凝りまくった映像を作るなんて用途ならば、adobe premiere elementsには適わない。
でもホームビデオに特殊効果を付け足す映像ならば、LoiLoScope2の方が圧倒的に便利&簡単。意外と簡単に臨場感が出せます。アナログちっくな映像作成に効果を発揮しそう。

難点とか個人的わがままを書くと・・・

以下は個人的なわがままというか、「ここまで出来れば理想的なんだけど。。。」って部分。それを補って有り余るくらい魅力的なソフトだけど、敢えて書くと

  • スマートレンダリング機能なし
      一度編集が済んだ箇所をHDDにキャッシュして高速処理してくれる技術。
      私はスマレン利用する事は殆ど無いので、実はわりとどうでもよい。
      変にキャッシュを溜め込まなくても、高速なのでストレス感じない。
  • 逆テレシネ・プルダウン(30→24fps化)機能なし
      テレビ放送の映画を録画して、CMカット編集したい場合に必要な機能。
      avisynth + AVFS の仮想aviファイルを読み込む事で対処してる。
      ちなみにLoiLoScope2は、仮想aviの読み込みが意外とスムーズで驚いている。
  • 地デジ生TSファイルを読み込むと、ワンセグ側が本体と認識される事がある。
      編集前に分離するのが無難。
  • CUDA変換した場合でも、Iフレームの自動判定挿入の機能が欲しい。
      これを実装しているのはTMPGEncとBadaboom2くらい。
      初心者向けツールにIフレームの自動挿入があると色々問題出る
      (再生負荷が高すぎる動画を作って手に負えなくなる等)
      から仕方が無いかなぁ。。。
上記あたりがLoilo2じゃ出来ない。これ以外の機能にはすごく満足してる。

 

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あとがき

関係ない話になるけれど、私はマイクロソフトの次期OS Windows 8 のインターフェイスに疑問をもつ人間でした。。。が、Loiloscope2を触っていくうちに、マウス操作でもタブレットPC感覚の操作はアリなんじゃないだろうか、と思うようになりました。

LoiLoScope 2
株式会社 LoiLo
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なんちゅうか、私のGUIに対する意識を変えちゃうくらいにLoiloscope2のインターフェイスは「あり」でした。画面をクリックする度に「うにょん・うにょん」と動く感覚も楽しいですよ。