AVFSと云うAviSynthの仮想ファイルシステムを使用する事で、avsファイルをaviファイルとして擬似的に使用できます。
AVFSを使用する事でAviSynthを利用できない動画編集ソフトやエンコーダーでも、avsファイルの使用が可能になります。

仮想AVIファイル
▲こんなカンジにavsファイルが仮想フォルダ化され、中に仮想ファイルとなったaviファイルが出来上がっています。AviSynthを使えないエンコーダーや編集ソフトでも読み込み可能。

▼こちらのページでAVFSの存在を知りました。
TacoBlog: Badaboomにavs
Badaboomにavsファイルを食わせる方法として紹介されています。
参考になりました。

▼詳しい解説は以下ページが参考になります。
AviSynthWiki - AVFS

ちなみに以下の様な用途が想定されているようです。

  • 32 ビットの AviSynth とプラグインからのデータを 64ビットのエンコーダやメディアプレーヤに供給する。 
  • ファイル共有を通してデータをリモートシステムに(可能性としては Windows 以外の OSにも)供給する。 
  • 複雑なスクリプトを複数のシステムで並行して動作することが可能なステージに分割する。 VFW やDirectShow をサポートしていないエンコーダやプレーヤにデータを供給する。

 

AVFSのダウンロード&インストール

注:仮想ファイルシステムツールPismoFile Mount Audit Packageが必要です。
前ページにて解説してありますので、先に導入を済ませておきます。

AVFS - Avisynth Virtual File System
上記よりダウンロード。

avfs.dll
▲解凍して得られたavfs.dllを、Pismo File Mountに登録する必要があります。

avfs.dllをC\Windowsフォルダに移動させた場合、コマンドプロンプトから

pfm register c:\windows\avfs.dll

と入力します。

インストール
▲上記でインストール終了。

アンインストールする場合は同じくコマンドプロンプトから

pfm unregister c:\windows\avfs.dll

と入力し、avfs.dllをC\Windowsフォルダから削除すれば終了です。

AVFSの使い方

avfsの使い方
▲AVI化したいavsファイルの上で右クリックし、「Quick mount」を選択すると。。。

仮想フォルダ
▲avsファイルと同名の仮想フォルダが出来上がります。

仮想avi
▲フォルダの中身はこんなカンジに。
.aviファイル、.wavファイル共にAviSynth未対応のツールでも再生できるようになっています。

注意点

Pismo File Mountは日本語対応していません。
aviファイルに日本語のファイル名を使用した場合、上手く作動しない場合があります。

AviSynth各種プラグイン、フィルタとの相性

  • mtプラグイン:全く問題なし。
  • リサイズフィルタ:全く問題なし
  • 2DNRフィルタ:未調査
  • 3DNRフィルタ、GPUプラグイン:読み込むツールによってはエラーが発生。
    エラーが出た場合は、「ConvertToRGB() 」でRBG化してやる必要アリ。

FFMpeg、Mencoderなど、YUY、YV12形式の読み込みに対応したツールでも、GPUプラグインとの組み合わせではConvertToRGB()フィルタが必要みたいです。

VirtualDubModの場合、読み込みでエラーが発生したり色空間がおかしくなったりしても、F5連打してるとそのうちまともに読み込んでくれます(笑)

変換速度

RGB化したファイルはそれなりに速度低下が発生(10~15%程度)

しかし色空間の変更無しなら、仮想化したから変換速度が落ちる、
と云う事は全く無い模様。
 ・FFMpegでは速度低下全くなし。
 ・Automenでは5%スピードダウン(avs直食いだと10%スピード落ちる)
 ・VirtualDub全く速度低下なし。

 

BadaboomをCore i7で使用した場合なんか、リサイズが律速になってそうなんで非常にスピードアップが期待できそうだけど、試用期間が過ぎてて未調査。Badaboomが期待できそうなバージョンアップをした際に購入して試す予定。

追記2009.04.22

FFT3DGPUを2個、_GPU25、mtプラグイン、リサイズフィルタなど、それなりに多くのプラグインを噛ませると一気に速度低下しました。

AVS直読み65FPS⇒仮想AVI読み込み10~40FPS

CPU使用率
▲CPU使用率も10~30%程度に。

速度アップの為にはスクリプトはシンプルにしとかないとダメかも。

感想

Ulead Media Studioでavsファイルが読み込めるのが非常に嬉しい。
イチイチ中間ファイルを作りたくない場合なんかスゴク有効。

GPUプラグインを使用してもYUY2、YV12形式のまま読み込めたら常に使っていたいレベル。
AviSynth+Automen(Mencoder)で使用したかったけど、GPUプラグインを使用した場合は、色空間をRGBに変換しないとかなり不安定。

ウチの環境では使いどころは限られるけど、これは嬉しいツールでした。