GH3で撮影したデータを、いかに自分好みの色合いやコントラストに仕上げられるか・・・を色々と研究。いろいろと頑張りましたが、既に様々なサイトで先人の方々が検証している通りなカンジになりますね(^_^;

Panasonic GH3 Camera Setup Tips for Grading.

「コントラスト15%アップ」が(目安として)とても参考になりました。
標準サイズでは違いが分かりにくいのですが、全画面フルHD設定で視聴するとかなり違いが出ているのが分かります。

セッティングの目安

スタンダード: -2 / -2 / -2 / -4
人物: -2 / -2 / 0~-1 / -4
あたりの設定で、「色や輝度が飽和しないように」、かつ「ノイズを残してノッペリしないよう、ディティールを潰さないよう」撮影し、後から「コントラストを調整する」のって手法に落ち着くみたいです。良かった。考え方間違っていなかった。

スチルの場合はRAW撮影しておけば、あとでかなり補正が出来ます。しかしJPGオンリーで撮影する場合や動画撮影する場合は、撮影時に上記の設定しておく事が必須ですね。

更に質感を調整したい場合

ポイントは「彩度を下げる」です。
撮影した動画の質感を映画っぽい雰囲気にしたい場合は、サイト内「自分で撮影した動画をサクっと映画風の質感に仕上げる方法」を読んでいただくと、何となくコツが分かるかと思います。
 

銀塩とデジカメの比較

インターネット上で、ハッとするような良い写真を撮っていらっしゃる方々のブログを色々と拝見し研究しています。どうやら良い写真を沢山撮っていらっしゃる方々は圧倒的に銀塩カメラを利用されているカンジです。

もちろんカメラの腕や経験も素晴らしいのですが、デジカメでは表現出来ない世界がある事を理解して利用している感じですねえ。

私は銀塩カメラ持っていないので、他サイトさんの検証および撮影データを紹介&自分で確認。

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デジカメとフィルムカメラの撮影データを比較が読めるサイト

引用元:デジカメ vs 銀塩カメラ、、、画質の違いについての考察

 

どうやったら僕が最近、日頃撮っているような写真を撮れるのか、という話になるのですが、そうすると必ず陥るのが、デジカメの画質の話。

 ~中略~

毎度聞かれるのが、フィルムじゃないとああいう写真にならないのでしょうか、という質問。僕の答えは決まっていて、もしここで見ている質感であるとか、色の深み、目で見る感じを超えた色や表現、ということであれば、恐らくそうかな、と。

 

 

引用元: 今更ながら、銀塩 と デジタル の比較: 週刊:LEDライト

これらの画面を観察すると ・・・

・ EOS 5D はノイズが少なく滑らかさ・シャープ感では中判を凌いでいる。
・ 銀塩は粒子感が有り、拡大した時にデジタルのノイズのように見える
・ 中判レンズの 2.8/80 はクレパスの文字部分で色収差が有るように見える
・ 中判は、シリアルナンバーの彫刻文字の凹みが分かる
・ レンズ大写しの Carl Zeiss 文字で、銀塩では白文字にハレーションが見られる。なお、これはスキャナー時に発生している可能性もある(25倍ルーペでは確認できない)

これらのことから ・・・

・ フルサイズデジタルは銀塩を凌ぐ、中判に匹敵と言って良さそう
・ デジタルは滑らか過ぎて(粒子ノイズが無い)塗り絵のようだと言われるのは理解できる
・アサヒカメラ09年5月号には「少しノイズが有る方が立体感が出る」とあり(モノクロでの話のようですが)銀塩の方がプリントした時立体感が出ると言われることは理解できる
・ 中判は中判なりの細密描写が出来る可能性がある

感じた事
  • 「色や明るさの深み」という表現では、フィルムに全然かなわない。
    フィルムで撮影されたデータから伝わる「温かみ」のようなモノは何なんだろう・・・。
  • 室内撮影や、光量の少ない場所での高感度撮影は、デジカメの方が(階調表現では負けるけど)ノイズが少なくキレイに撮影できる
  • ライティングをしっかり行った室内撮影などでは、フィルムとデジタルの違いは殆ど解らない。

あとがき

今のデジカメってスゲー進化してるスゲエって思っていたけれど、やっぱRGB各8bitの情報では表現できない世界ってあるんだねえ。最終的にはPCモニタに表示するんだから関係ないじゃんとか思っていたけれど、そうでも無さそう。

動画撮影機材にGH3ではなくBMCC/BMPCCを選ぶ人がいるってのがチョコっと理解できた今日この頃です。

私の場合、長時間撮影がメインなのでビットレート35Mbps以下が理想、かつ腕が未熟すぎてフルマニュアルな機材にはまだ全然興味が沸かないのですが、SDカードの速度と容量が今の2~3倍になり、私のカメラの腕もメキメキと上達したら、こういうカメラもアリだなあ・・・と思うようになりました。

ま、最低でもあと3~4年先になりそうです(^_^;
その頃のカメラや動画の規格がどうなっているか・・・に期待です。