Premiere ProやAviSynthでスーパーホワイト付き動画を出力してみる

Premiere ProやAviSynthでスーパーホワイト付き動画を出力できるかどうか?をチェックしてみたのでメモ。

AviSynth,スーパーホワイトなどについて。

Premiere ProやAviSynthでスーパーホワイト付き動画を出力してみる

前ページ「V-Log Lで撮影した動画をPremiere Proでスーパーホワイト付き動画に変換する」の続き。
Premiere ProやAviSynthでスーパーホワイト付き動画を出力できるかどうか?をチェックしてみた「個人的なメモ」更新です。

GH4 (内部記録: 4:2:0 8bit) で撮影したデータ
こういう感じで照明が当たる、輝度差の激しい舞台を撮影した時のお話です。

デジタル環境でもスーパーホワイトに対応する再生機器がそれなりにあるみたい・・・・というのが(今更?)分かってきたので、100 IRE以上の輝度を含んだ状態で 変換出力してみよう、と思い立ったのがキッカケです。

今回の更新内容のメイン

撮影したデータのLumetriスコープ図
▲クリックで拡大
まずはPremiere Pro上で、こんな感じで「100 IRE」を超えた輝度信号を持った動画を作成し、AVI、Mpeg2、AVCHDなど色々な形式で出力し、「100 IRE を超えた部分」がどういう感じに変換出力されるのかを確認してみました。

100 IRE以上も出力できるケース

撮影したデータのLumetriスコープ図
▲クリックで拡大
Premiere Proの場合、Mpeg2、DNxHR/DNxHD MXF OP1a、MP4(h.264)、BD(h.264)などで出力する場合は100 IRE以上も記録できる。

  • なるほど。テレビ放送やBD・DVDコンテンツなどを念頭に入れた規格で出力すれば100 IRE以上もクリップされず出力できる感じ。
  • グラフにスジ状の横線が入ってる。
    • 輝度や色差情報の量子化でどうしても荒くなる。仕方がない。
    • 色深度8bitの出力より10bit出力の方が細かく量子化できるのでスジは入りにくい。
    • 4:2:0 と 4:2:2の差は、この小さなグラフの上では確認できない。
余談&脱線&意味なしメモ
量子化とバンディングノイズの発生度合いや、上のグラフで見て取れる横スジにどれくらい関連性があるかチェックしようと思ったけど手元の再生環境では確認する術が無かった( ̄▽ ̄;)

AviSynthを通してみる

上で作成したMpeg2(8bit 4:2:0)データを AviSynth に読み込ませ、AVCHD(h.264)形式で出力してみる。
AviSynthを通してみる
▲クリックで拡大
※横軸で比較しやすいよう、スコープの縦軸をHDRに変更した。

  • AviSynthも110IREまで出力可能。
  • パッと見た感じでは量子化(横スジ)が荒くなる感じもない。
  • 時間軸ノイズ除去しても量子化(横スジ)が解消されることはない
  • 時間軸ノイズ除去で画像自体はのっぺりするが、スコープの波形は逆にシャープ化する (意外だけどそういうモノみたい)

うーむ。。。10bit出力できるモニタが欲しくなってきた(^_^;

※余談&補足注意
色空間 4:2:0 に単純な時間軸ノイズ除去を当てると (偶数フレームと奇数フレームで走査線毎の色信号が異なるので) 少しだけ色がおかしくなるので、実際の所はこの評価方法はおかしい。

 

100 IREでクリップ出力されるケース

撮影したデータのLumetriスコープ図
▲クリックで拡大
CineForm Codecs や 一般的なAvi形式の動画の場合、輝度レベル100 IREでクリップされる感じ。MXF OP1aの場合でも、JPEG2000 MXF OP1aを使うと100 IREでクリップされちゃう。

  • Lagarith lossless codecで [RGB、YUY、YV12]いずれの色空間を指定しても100IREでクリップされる。
    • あと、Lagarith の YV12を利用した際に赤系統の色合いが大きく変わってしまった。
    • YUYの時は大きな色味の変化はなし。
    • YV12の時はBT.601で色変換されちゃうのかな?
  • 今更のようにx264 vfwも利用してみたけど、こちらも100IREでクリップされた。
    • あと、Premiere Pro CCではx264 vfwは正常作動しない。
      何とか動く・・・・というレベルだった。
    • まあvfwは時代遅れな代物になったので仕方がない(^_^;
  • この状態からAviSynthを使ってみる
    • この状態の Lagarith lossless codec (RGB出力) をAviSynthの「ConvertToYV12」でYV12化してh264出力してみた。
    • (16-235 → 0-255 という伸長変換が起きるので)明るい信号も暗い信号も規格オーバーな動画になってしまった。
    • 0 IRE以下の輝度信号がこんな風に記録されるとは思わなかった。。。
    • うーん・・・5~6年前に一度こんなデータを作った記憶があるぞ(^_^;
      これからは気を付けよう。

 

まとめ

  • Premiere Proからの出力
    • Mpeg2、DNxHR/DNxHD MXF OP1a、MP4(h.264)、BD(h.264)などテレビ放送やBD・DVDコンテンツなどを念頭に入れた規格で出力すれば大丈夫。
    • Lagarith lossless codec や CineForm Codecs はYV12、YUYを選択しても100IRE以上はクリップされる。
  • AviSynth
    • YV12やYUY2で出力すれば100IRE以上も出力できる。
    • RGBは試していない。たぶん無理。
    • RGBからYUY、YV12への色空間の変換は気を付けよう。明るい部分、暗い部分両方で飽和が起きる。

その他

そろそろ10bit色深度のお勉強を開始してみようと思ったけど f3kdb や dither はサクっと理解できるモノじゃなかった。そしてPremiere Proの10bit出力を使ってみても、私の使っているモニタ(1600万色)じゃ出力結果の違いも良くわからなかった(^_^;

液晶ディスプレイ編 | Windows 7自作超大全|第1部:Windows 7時代のPC自作術 | DOS/V POWER REPORT
対応したモニタにDisplayPort接続すれば大丈夫なのだろうか?
ここ1~2週間ほどの間、本当に久々に画質を求めた動画エンコを繰り返しました。2010~2012年頃以来かな?10億色表示できるモニタが欲しくなってきました( ̄▽ ̄;)



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更新日 2016/05/03(2016年05月公開)このページはリンクフリーです

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